劇場公開日 1989年9月30日

「期待が出かかっただけに、がっかりもでかい」007/消されたライセンス うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5 期待が出かかっただけに、がっかりもでかい

2025年12月17日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

ティモシー・ダルトンの前作『リビング・デイライツ』がとても良かっただけに、かなりの期待をして見に行きました。

今までのジェームス・ボンド像をいい意味で覆す、上品で、セクシーな眼光と、エレガントなセリフ。そしてド迫力のアクションと、文句なしの出来栄えだった前作を見て、期待値が極限まで上がっていたのです。

何といっても、悪役の存在が強そうに見えなかったことと、ライセンスを取り消されたことがそれほど大きなダメージになっていないことなど、ストーリー的にずいぶんパワーダウンした印象でした。

主演のダルトンも、ちょっとの間にかなり老け込んだ気がします。今なら役作りの一環で、フィジカルも鍛えてから撮影に入るのでしょうが、この時代はそんな契約もなかったのでしょうか。忙しく、他の映画に悪役で登場したりしてたので、ボンド役を特別なものとして考えていなかったのでしょう。

うそつきかもめ
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