「期待がでかかっただけに、がっかりもでかい」007/消されたライセンス うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
期待がでかかっただけに、がっかりもでかい
ティモシー・ダルトンの前作「リビング・デイライツ」がとても良かっただけに、かなりの期待をして見に行きました。
今までのジェームス・ボンド像をいい意味で覆す、上品で、セクシーな眼光と、エレガントなセリフ。そしてド迫力のアクションと、文句なしの出来栄えだった前作を見て、期待値が極限まで上がっていたのです。
何といっても、悪役の存在が強そうに見えなかったことと、ライセンスを取り消されたことがそれほど大きなダメージになっていないことなど、ストーリー的にずいぶんパワーダウンした印象でした。
主演のダルトンも、ちょっとの間にかなり老け込んだ気がします。今なら役作りの一環で、フィジカルも鍛えてから撮影に入るのでしょうが、この時代はそんな契約もなかったのでしょうか。忙しく、他の映画に悪役で登場したりしてたので、ボンド役を特別なものとして考えていなかったのでしょう。
2018.1.29
コメントする