「劇伴が最高の007!」女王陛下の007 ナイン・わんわんさんの映画レビュー(感想・評価)
劇伴が最高の007!
ジョン・バリーの劇伴が最高の、映画『007』シリーズ6作品目。イアン・フレミングの原作では10作目。ショーン・コネリーにかわり、シリーズ1作のみの登板となったジョージ・レーゼンビーが新たにボンドを演じ、過去作のオマージュ・シーンが初めの方にある。オープニング・タイトル・バックの過去シーン。ボンドがデスクの引き出しの中を整理する時に、過去作の音楽が静かに流れながらアイテム(アーシュラのダイビング・ナイフ、ロバート・ショウのワイヤー内蔵腕時計、サンダーボール作戦の小型水中ボンベ)が写るシーン等。
「映画の編集の歴史を変えた!」と言われるピーター・ハント(007の過去作の編集担当)が監督をしたので 後半のアクションシーンは最高で、スティーヴン・ソダーバーグやクリストファー・ノーランの一番好きな007映画らしい。
原作にかなり忠実で他の作品と異なり真剣な恋愛要素も取り入れ、後年 最もボンド映画らしい作品の一つとして再評価された。
(ダニエル・クレイグ版で恋愛要素が復活)
子供の頃にテレビで何回か観たのは恐らくカットされた短縮版だろうから、オリジナル版は2回目で30年振りぐらいの鑑賞だと思います。
挿入歌「愛はすべてを越えて」はルイ・アームストロングの最後の作品になったらしい。(本当かな?)
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