007/ゴールドフィンガーのレビュー・感想・評価
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先日、4Kレストア版の特集の時
一緒に来たのではなく、たまたま同じ上映を見たらしいふたりのおじさんがいた。おじさんたちは、服装が007にちなんだ感じなのに且おしゃれで、かつ、上映後にとんでもなくマニアックな話をしてたので「プロのファン」(!?)だとわかった。007シリーズほどの作品になると「プロのファン」がいるんだ!!と、妙に感動した。 でも、この作品は今度の特集では上映されなかった。
最も007らしい映画
最高傑作であるかどうかは別として、「私を愛したスパイ」と並んで最も007らしい作品だと思います。秘密兵器満載のボンドカー、セクシーなボンドガール、キャラ際立つ個性的な悪役といった007シリーズの特色を、マンガチックに荒唐無稽に魅力的に描いた傑作‼️
七代目リブートの際は、ぜひ焼き直してほしい
子供の頃、テレビ放映されていたものを見ていた。 と、見始めてすぐ思い出せたインパクト大な本作。 奇想天外で、壮大なスケール感ある設定はまさにエンタメ。 六十年前だからこうなったが、これを今に置き換えるとどうなるんだろう、 とつい想像しながら観てしまった。 (金の資産価値を上げるは株価操作かビットコインあたりで、毒ガスは絶対細菌兵器あたりになるのか。そもそも金ではなくて天然資源かバイオ産業、宇宙産業あたりかもしれない) DB5に発信機も出そろっていて、今に続く007の世界観が出来上がった作品だと感じる。 (「スカイフォール」や「ノータイムトゥダイ」で、そのデザインが完コピされていることに驚いた) 子供の頃、敵に捕まっても始終、堂々とふるまうボンドが大人のカッコよさが 記憶に強烈に残っている。 今見ても、無駄に正義感ふるって、さらに無駄暴れしないスマートさは、 あんがい現実的でクレバーにも感じられる。 かつ、終盤のたたみかけるようなアクションとどんでん返しに 映画ならではのロマンを味わってみたり。 7代目でぜひ、リブートしてほしい作品だと感じた。
007は安定して面白い
ゴールドフィンガーは大金持ちのくせに人間が小さい。 おまけによくぼけしていて同情の余地がない。 さらに自分のことしか考えてなく仕えていた部下を平気で殺してしまう。 最後はどこへ飛んで言ったか知らんけれど寂しい人生だった。 見所は飛行機から撒いた毒ガスが睡眠薬に変えられていたこと。 誰が変えたかは見てからのお楽しみ。 そして途中で何回殺されていもおかしくないボンド。 今回はちょっと弱すぎたか?
帽子飛ばし
メキシコの革命を阻止するためラミレスの武器庫を爆破。その後の残務整理・・・って、女を盾にすんなよ(死ななかったみたいけど)。 その後マイアミビーチでバカンスを楽しむボンドの前にCIAのフィリックス・ライターに会う。イカサマカードゲームをしているゴールドフィンガー氏の秘書ジル・マスターソンとお楽しみのところ、ボンドは何者かに気絶させられた。そしてジルは全身に金粉を塗られ殺され・・・ アストンマーチンDB5とそのハイテク技術がいい。だけど前半でオシャカにしちゃいます(Qがちゃんと返せと言っていたのに・・・)。 姉の復讐のため乗り込んだ女性はすぐ殺されちゃうし、ボンドは捕まってばかりだし、どうなることかとヒヤヒヤして観てました。女性パイロットたちの無表情さも怖いし、オッドジョブ役のハロルド坂田が強すぎますよ。彼の帽子投げは冒頭に出てくるマネーペニーの帽子掛けにもリンクして興味深いです。「帽子飛ばしなら俺だってーー」てな感じのボンドももちろん良いですね。 60年代はまだ金本位制。それを利用して金の密輸を企てる悪党ゴールドフィンガー。アメリカの金がすべて集まってるというフォートノックスをターゲットにしていたが、殺人ガスデルタ9を撒き、その上核物質を撒き、放射能汚染させ金価格を高騰させようという計画。おぞましい! そしてスカっとするのが終盤のどんでん返しやデジタル表示が007で止まるところ。
な、なにもしてない
美しい映像でゆったり目な展開。ショーン・コネリーの大人の余裕のかっこよさを堪能できて好きなんですが、 冷静に観てみると…ボンド、なにもしてない。 事件解決にほとんど貢献せず、ずっと捕まってるだけ。 でも、そんなことを煙にまいてしまうようなチャーミングさがあるコネリーボンド好きです。
【3作目】ゴールドフィンガー
本作は接触、潜入、阻止が気持ち良い、スペクター無しの純粋なスパイ映画。 悪役ゴールドフィンガーも悪らしい悪で、黒幕が明確で物語の設定がわかりやすい。今回もボンドは捕まって危機に見舞われるが、ブラフとジョークで切り抜けるのは流石。 ボンドガールは予想外に更に輪を掛けた予想外だったが、良い意味で裏切られて良い。最後の展開に、ボンドの魅力の凄さに感嘆。 お約束のQからのアイテム説明にワクワク。今回はアストン・マーティンという名車、ボンドカーの装備、使い所の想像で興奮。公開当時では画期的な登場する様々な武器、アイテムは今では驚きは無いが面白い。 時代を考慮しても十分楽しめる内容。突っ込み所はあるが今だからこそ言える事。すでにシリーズとしての安定感は抜群。
アストン・マーティンはここから始まる
歴代ボンドカーは多々あれど、それでもやはりボンドカーと言えばアストン・マーティン。アストン・マーティンと言えばボンドカーであろう。 そうか、秘密兵器(ここは敢えて「秘密兵器」と呼びたいw)満載の、アストン・マーティンDB5の初登場はゴールドフィンガーだったっけ。 かのチャールズ皇太子も幼少のみぎりはコーギー社のキコキコカーにお乗り遊ばしていたというのだから、正に英国王室に愛された007である。 「Q」に説明を受ける時点ですでにワクワクものだが、機関銃・各国ナンバー可変プレート・スピンナー・防弾装甲・携帯発信器&受信機(有効距離240km)・煙幕・オイル散布装置・イジェクトナビシートなどなど。 もう、いつ使われるかと思うと実に楽しい。 2作目で乗っていたル・マン4連覇のベントレーも良いが(第2〜8回の短期間に優勝5回!当時は最速最強のラリー覇者がベントレーである。)ロールスロイス傘下に入ってからは大人しくなってしまったので、純血のスポーツカーとしての系譜を受け継ぐ英国車はアストン・マーティンで決まり!であろう。(ロータス?エスプリ登場する時代まで待ってねw) 美女も惜しみなく使う。ジルかティリーがボンドガールか?と思うが呆気なく退場となる。 沢田研二の歌に「背中まで45分」というのがあるが、コネリーボンドは「背中まで5分」すらかからない(笑) それにしても、70年代から80年代初頭を彩る数多の漫画作品が次から次へと脳裏にオーバーラップしてくる。みんなゴールドフィンガーの影響を多分に受けていたのだなぁ、程度に鑑賞中は思っていたが、ハタ!と気付いた。 そうか!本作自体が非常に荒唐無稽なエンタメに振り切っているから、漫画文化と馴染みが良いのだ! ボンドカーの秘密兵器は、多機能詰め込んだ筆箱にワクワクする小1男子の心情と根底は変わらない。 オッドジョブ(ハロルド坂田)の山高帽もウッカリ違和感なく観ていたが、特撮ヒーローものの怪人か幹部そのものじゃないか(笑) 気障極まりない台詞も「背中まで5分」も、漫画の主人公ならば充分可能だ。(現実で真似しようとしてはいけないw) 潜水服の下の純白スーツに皺一つ無くても、頭に志村けんの白鳥か!っつー水鳥が付いていても、レトロな忍者みたいなものだと思えば許せる。(いや、許せるかなぁ?) 全裸金粉美女も、寺沢武一辺りに任せれば美麗なポップアートに仕上げてくれるだろう。 (そう言えば、ジャニーズ「忍者」のデビューシングルコスチュームデザインは寺沢武一だった。双方のイメージがまるで結びつかないが、SMAPが聖闘士星矢演ったのも時期が近いから、ジャニーズも迷走していたんだろう) 美酒に対するスノッブ気味のこだわりも、ボンドなら嫌味がなくて格好良いんだなぁw 斯くして007シリーズは60〜70年代を代表する娯楽大作となり、そのインパクトを受けて育った若きクリエイター達の中に血脈は受け継がれていく・・・。 作品内容そのものよりも、後世に与えた多大過ぎる影響に拍手を贈りたい。 コネリーボンドは正しく時代の寵児であったのだ。
今回のボンドガールかと思った美女が次々と消える衝撃の展開。しかも金...
今回のボンドガールかと思った美女が次々と消える衝撃の展開。しかも金まみれに帽子カッターと来たもんだ、もはやギャグ。そして残ったメインガールは…おばさんじゃねーか!しかもプッシーって、ええんか(笑)エンディング、ステキ。 ボンドカーも登場、いやー楽しい。 ボンドがよくやられるのも笑える。ちっとも腕利きじゃない。 殺せるのに殺さない悪党もまた笑える。作戦も雑。 007ハチャメチャ路線の元祖と言える作品。さあ笑え! BS-TBS吹替版鑑賞
地方初のロードショー
超大作でもなければ、洋画も二本立てが当たり前だった時代、これが初めての一本立て、高校生だった私は損をしたような気になり、二回連続で観た記憶がある。 007がメジャーになった作品で、アクション、お色気ともに文句なし。 ショーン・コネリーもピーク、悪役のオッドジョブや金色の死体に加え、ジョン・バリーの音楽も歯切れがよく、とても面白い娯楽作品。
全身に金箔塗っても死にません(007③)
シリーズ3作目。 主題歌のイントロが、毎週観てる『しゃべくり007』で使用されている曲なので、この作品からきてるのね~。と、新たな発見。 内容としては、相変わらずツッコミどころ満載で、イマイチ(^_^;) どーでもいいけど、個人的には、ボンドガールのプッシー・ガロアより、ジル&ティリー姉妹のが好きです(*´ω`*)
黄金大作戦!
シリーズ3作目。1964年の作品。 今回の任務は… 世界的大富豪ゴールドフィンガーの監視。金塊不当入手の疑いがあり、ナチスの伝説の金塊を囮に近付くと、アメリカのギャングと組んで“グランド・スラム計画”という陰謀を企んでいる事を突き止める…! 本作は展開云々より、本作を語る上で欠かせないキャラやインパクトシーンこそ面白味あり。 まず、タイトルにもなっている悪役、ゴールドフィンガー。 強敵かと思いきや、冒頭いかさまポーカーしたり、終盤米軍将校に扮して窮地を逃げたりと小賢しい。 賭けと黄金好きで、演じたゲルト・フレーベの恰幅のいい体型と共に、シリーズ印象的な名悪役! もしかしたら、ボスのゴールドフィンガーよりインパクト抜群なのは、部下のオッドジョブかもしれない。 「あ~」としか発さない無口だが、ボスに忠実。用心棒に運転手にゴルフのキャディーまで。 驚くべきはその力で、金塊を投げぶつけられたってびくともしない。必殺技は言わずと知れた、ハットカッター! 演じたハロルド坂田、ハワイ出身の日系人で元悪役レスラーだったが、何だか顔が優しいんだよね。 ボンドガールもこれまたシリーズでも印象的。特に名前が。その名も… プッシー・ガロア! 言うまでもなく女性器を示す言葉で、今だったら完全アウトだろう。 女性をセクシーの対象にしていた初期シリーズや時代を感じる…。 とは言え、演じたオナー・ブラックマン(←こちらもなかなか…!)の妖艶な魅力。 元々敵側で、ボンドの魅力に負け、こちら側に付く…というのも後の定番で、その元祖。 ボンドガールは3人。 最初の一人が、全身に金粉を塗られ死んでいる姿は、本作の代名詞的シーン。 ボンドがゴールドレーザーで危機一髪のシーンはハラハラ、中盤のカーチェイスは迫力あり。 クライマックスの大金庫内での攻防など、見せ場も要所要所。 そして、主題歌。 ♪ゴールドフィンガー! 一度聞いたら忘れられないメロディー、歌詞。 これも某バラエティー番組で使用され、若者の間では完全にそれでお馴染みになっているかもしれないが、シリーズで最も有名な主題歌である事は間違いない! 前作は完成度の高いスパイ・サスペンスであったが、本作はちとツッコミ所多々。 何だかお間抜けなゴールドフィンガーの部下たち。 プッシー率いる美女軍団。 ゴールドフィンガーの手中に捕らえられたボンドだが、危機というより旧友と再会してのんびりのほほ~んな雰囲気。オイオイ…。 まあでも、全体的に肩の力を抜いて楽しめる娯楽作。エンタメ度の高さはシリーズでも上々。 ショーン・ボンドでも唯一、スペクターが絡まず(権利上の訳ありで)、シリーズ初見でもすんなり見れる。 ガンバレル・シークエンス~プレ・シークエンス~主題歌と共に女性のセクシーボディを愛でるタイトル・バック。 個性的な悪役とその部下。複数登場のボンドガール。 Qの新秘密兵器解説と、任務でのその実戦。 そして、世界を股にかけ活躍するボンド。 本作で、ボンド映画のスタイルが完全に確立したと言えよう。
素晴らしい娯楽作品の見本
見事な娯楽映画 007シリーズの一二を争う人気作 2時間弱、あなたに確実な現実逃避を約束してくれます (これ褒め言葉です) 監督がテレンスヤングからガイハミルトンに交代 交代理由は定かではないのですが、路線は不変どころか更にスパイ物のシリアスさよりも、より娯楽アクションものに寄せてきてます やはりなんといってもシャーリーバッシーの主題歌 この曲は公開年のビルボードで5位まで上がる大ヒット 今でも007と言えばこの曲となってます もうこれ聴くだけで観た気になれます 彼女の歌唱、ジョンバリーの華麗な旋律、編曲 見事に007の世界観にマッチしています もう取り壊されてありませんが、ホテルオークラ本館のメインロビーのような空気感です よろずや役の日系人ハロルド坂田が素晴らしい ロシアより愛を込めての殺し屋よりも数段キャラが立っています 空手チョップ、身なりはいいが何か変、慇懃無礼 日本人の悪い方のイメージを体現してみせます ゴールドフィンガーの手下も日本人風 大金が絡む話には多少ヤバい話でも日本人が噛んでいるイメージを先取りしてます 工業用レーザーなど科学技術にも強い連中というイメージも更に付け加えてます 日本人としては少々へこむが、まあしょうがない そしてボンドガールの今作のメインは その名も「プッシー」・ガロア もちろんそれは日本語では女性器を指す4文字言葉に相当します 何故にそんなインパクトのある名前を設定したのか謎というか驚愕です 名前を聞いたボンドの微妙な顔で吹き出しそうになります 彼女役のオナー・ブラックマンは撮影時37歳 今なら当然ありですが、当時のことですから年齢からしたら驚異の美貌だったと思われます 挑戦的に前に突き出した胸、横に張り出した腰 経験を積んできた理性的な顔立ち ボンドにふさわしい大人の女性です 彼女の美貌をこころから美しいと感じられる様になって、やっと自分も大人になったんだなあと思います これで大団円と米国政府専用のプライベートジェットの操縦室からプッシー・ガロアが現れてキスシーンかと思いきやもうひと波乱! サービス満点、存分に楽しませてくれます
007とはダンディズムそのもの
フィンランド航空の機内にて鑑賞。 007は詳しくはないが、ジェームズ・ボンドのキャラクターが最もよく表れている作品。1965年という時代背景も感じられる。かっこいい。粋。
三作目だがずいぶん軽い作り
・全身金粉の死体 ・ボンドの車のホイールからドリル&強制射出助手席 ・刃のついたハットが武器のゴールドフィンガー最後は窓に吸い込まれ飛行機から落下 ・金の台をも溶かすレーザーでボンドを追い詰める ・自動的に床やら壁やらが動く部屋 ・悪役のゴールドフィンガーが何だかお茶目だったりギミックが増えてずいぶん子供向けになった印象
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