セブン・イヤーズ・イン・チベットのレビュー・感想・評価
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若き日のダライラマ14世が・・。
まず言いたいのは、今現在、チベットでダライ・ラマ15世を発見する動きがある事。そのことに中国が関与しようとしていること。これらを考えると、この映画を放送したのは、タイムリーだと感じた。
オーストリア人の登山家のブラピが主役だが、陰の主役は若き日のダライ・ラマ14世だと思った。
オーストリア人の登山家のブラピが、ドイツの登山隊に参加し1939年にエベレスト登頂を目指すが、同年、ドイツがイギリスなどに宣戦布告したため、インド国内でイギリス軍・インド軍の捕虜になる。
脱出に成功し、チベットに入る。そこで、若きダライ・ラマ14世の家庭教師のような役をする。世界の色々な物事を教えるのだ。
1945年に終戦するが、今度は中国がチベットを支配するべくやってくる。これが、今に通じる中国のチベット支配の始まり。
で、冒頭に言ったダライ・ラマ15世を中国がコントロールしてチベットを軍事だけではなく、政治的にも支配しようとしているのだろう。
これからのニュース・報道から目が離せない。
映画はブラピが出てたわりには、ロマンスもほとんど無く史実を淡々と放映した感じ。
皮肉なのは、ポーランドなど欧州各国を占領したドイツの登山隊が、エベレスト付近で捕らえられ、チベットが中国に占領される様子を見ていること。この映画を観たら、やはりある程度の武力が無いと大国に占領されると感じた。トランプが防衛費を引き上げろ、と言うこととは別に。
まぁ、2025年の夏の参院選で自公政権が惨敗しているのを見ると、とてもじゃないが外交を任せるのは無理だな、と思った。裏金とかバカなことをやってる自公政権や野党の政治屋は、さっさと退場して欲しい。
チベットの情勢について深く考えさせられる
最初はブラピ主演というミーハーな理由での鑑賞だったけれど、チベットや中国の情勢、ダライ・ラマの境遇等々、非常に考えさせられた。また物語が進むにつれ、傲慢だったハラーの性格が柔らかくなり、周囲の人間に愛情深くなっていく変化も見ていて面白かった。
幼いダライ・ラマ、親友であるハラーが旅立つだけでも辛いのに、その彼に自身の宝物でもあったオルゴールを持たせるなんて、残された自身は何で心を安めればいいのか。あの笑顔に涙が出た。(ダライ・ラマ役の子、すごすぎる!)
ラスト、息子とはどこの山を登ったことになってるんだろう。子連れとは思えないくらい高い山に思えたけど。
雄大で険しい自然、日本にはない壮大な景色も素晴らしかった。
今のチベットは?
チベットの人たちの温かさや優しさを感じる映画やった。あの政務大臣もチベットを守るためではあったんやよね。兵力に差がありすぎるし、あそこで降伏せな完全にチベット崩壊してたもんね…責められるのはわかるんやけど切ない。
やはり中国は最悪
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第二次大戦中にドイツ人?のブラピが登山家としてヒマラヤへ。
天候不順で諦めて下山したら、戦争開始しててイギリス軍に拘束される。
捕虜生活の後、脱走して現地の人らに紛れてチベットの聖地・ラサへ。
本来外国人は入れないが、そこで受け入れられ長らく滞在する。
しかもダライラマに家庭教師のような形で迎え入れられる。
やがて戦争は終結したが、今度は中国がチベットを占領する。
ブラピはダライラマを逃がそうとするが、断られる。
逆に、まだ会ったことのない息子に会うため国へ戻るよう指示される。
国に戻ったブラピは子供と会って受け入れられ、登山を教える。
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今なお続く、中国とチベットの確執のもととなった実話ベースの話。
ダライラマ役の少年の神々しいばかりの雰囲気に圧倒された。
吹き替えで見たけど、どれだけ演技力があったのか気になる。
しかし中国って最悪やな。っていうか戦争が最悪なんやけど。
そして当時は日本だって似たようなことをやったわけやけど。
ダライ・ラマ
一見難しそうな内容ですが最後まで飽きることなく、解りやすく、そして美しい映像に引き込まれる映画でした。
見終わったあとにチベット、そしてダライ・ラマに興味が沸きました。
チベットへの深い敬意
ブラピが超ワガママ男で、妻の出産から逃れるために山に行くというひどい人でなしぶりが他人事ではなかった。オレも娘とは別々に暮らしているのだが、一目会いさえすれば転地がひっくり返るほど考えが変わるのにとひどく残念な気分を共有した。そんな彼がチベットの人々との触れ合いで心変わりする様子がたいへん自然に描かれていて素晴らしかった。ラストシーンのさりげない子供との触れ合いもとてもよかった。
その分、中国による狼藉行為には本当に腹が立った。こういった映画はどんどん作るべきだ。
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