世界の涯てに

劇場公開日:

解説

不治の病に冒された娘と、彼女が恋する英国と香港の二人の青年の三角関係を描くラヴ・ロマンス。監督・製作・脚本は「月夜の願い」のリー・チーガイ。撮影はビル・ウォン。音楽は香港音楽界の旗手マーク・ライ。主題歌は本作のヒロインで人気歌手のケリー・チャンの『風雪花』。使用曲は他にレナード・コーエンの『Dance Me to the End of Love』など。出演は「天使の涙」の金城武、「デッドヒート」のマイケル・ウォン、「欲望の街 古惑仔」シリーズのチャン・シウチョンほか。

1996年製作/111分/香港
原題または英題:天涯海角/Lost and Found
配給:エース ピクチャーズ配給(アミューズ=エース ピクチャーズ提供)
劇場公開日:1997年7月5日

ストーリー

香港。不治の病に冒されたケリー(ケリー・チャン)は、裕福な家庭の娘。ある日、彼女は街で探し物を何でも引き受ける便利屋のチュン(金城武)に出会う。ケリーはチュンに、死ぬ前にもう一度会いたい男性を探すことを依頼した。手掛かりはわずかだったが、常に親身な態度で仕事を続けてくれるチュンと、病気も忘れて過ごす楽しい日々。探していた男性はテッド(マイケル・ウォン)。ケリーはチュンに、「彼はスコットランドの沖に死者の魂が帰っていく“世界の涯て”という場所から、自分の心の支えとなるために来た人なの」と語る。だが、テッドはケリーに、父親から英国にあるホテルを継いだと言って、住所を渡すとすぐに去ってしまった。自分の病気が悪化しているのを知ったケリーは、はじめはためらったが、テッドと共に最後を迎える決心をしてスコットランドへ渡る。そんなケリーを追うチュン。スコットランド。テッドに会ったケリーだったが、彼女が最後に選んだ人は、彼女を“世界の涯て”まで追ってきたチュンだった。香港に戻った二人は結ばれた。ケリーはまもなく、病のために亡くなった。ケリーの葬儀。二人の男、チュンとテッドをそっと見守るケリーの霊の姿があった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0金城武がまさかモンゴル語も?

2023年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy

3.0静かに。

2018年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

幸せ

感動もの!という訳ではないし、静かな感じですが、「1番選ぶなら?」と聞かれたらコレしか有り得ない。 多分私はすごく少数派なのでしょうけど、相性がいいのでしょう(^_^;) 金城武の格好良さ、気取らなさ、ケリー・チャンの美しさ知的さ。 このふたりがまず魅力的すぎる、、、、 探し物はいつか必ず見つかる。信じ続けていれば必ず。 ふっと、驚かせるように。突然に。

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ひぃちゃん

4.0死者の魂が帰っていく“世界の涯て”

2014年10月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

幸せ

萌える

若い頃観て、久しぶりの再観賞です。ゴールデンコンビと呼ばれた金城武とケリー・チャンが初めて共演した作品でもあります。 返還前の賑しい香港の雑踏と、最果ての地、スコットランドの雄大な自然との対比が面白く、何か独特の世界観がこの作品にはあると感じました。 ラブストーリーなのですが、それだけにあらず。 死を直前にした主人公やその他の登場人物を通して、生への神秘性・生きることの意義みたいなものも考えさせてくれます。 今回改めて観て「世界の涯​て​」と呼ばれる地が実際に存在するならば、自分も行ってみたい、そこで何を感じ、誰を想い、どうしたいのか、見つめてみたいものだと。。。

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sonje

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