世界の涯てにのレビュー・感想・評価
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金城武がまさかモンゴル語も?
「見つからない探し物はない」というのが信条。そんな男に「希望」を無くしたのと無理難題をふっかけるラムだったが、目的の人物はスコットランド人のテッドという男だった。
白血病の彼女は父親譲りの頑固者。父の会社は港湾関係で、そこに働く船乗りのテッドが優しい言葉に心やすまるのだ。彼の祖先はバイキングであり、かつては「世界の涯て」という美しい場所を求めるようになったとか・・・
ナーハウチョンというモンゴル名を使う金城武だったが、人口が少ないとか、遊牧民とか、そんな意味が隠されていたのだろうか・・・それとも姓と名が一緒だということに意味が??
細かなエピソードの末、ラムは倒れる。彼女はずっと白血病であることを隠していたのだ。そして彼女は旅立つ・・・近しい者の骨を埋めるための「世界の涯て」へ。スコットランドの自然が壮大かつ幻想的。
ラストがイマイチ。結局は子孫を残すという希望はわかるけど、金城武と結婚して、子供を産んで、そして亡くなった・・・幽霊になって出てこなくてもいいのに・・・
静かに。
感動もの!という訳ではないし、静かな感じですが、「1番選ぶなら?」と聞かれたらコレしか有り得ない。
多分私はすごく少数派なのでしょうけど、相性がいいのでしょう(^_^;)
金城武の格好良さ、気取らなさ、ケリー・チャンの美しさ知的さ。
このふたりがまず魅力的すぎる、、、、
探し物はいつか必ず見つかる。信じ続けていれば必ず。
ふっと、驚かせるように。突然に。
死者の魂が帰っていく“世界の涯て”
若い頃観て、久しぶりの再観賞です。ゴールデンコンビと呼ばれた金城武とケリー・チャンが初めて共演した作品でもあります。
返還前の賑しい香港の雑踏と、最果ての地、スコットランドの雄大な自然との対比が面白く、何か独特の世界観がこの作品にはあると感じました。
ラブストーリーなのですが、それだけにあらず。
死を直前にした主人公やその他の登場人物を通して、生への神秘性・生きることの意義みたいなものも考えさせてくれます。
今回改めて観て「世界の涯て」と呼ばれる地が実際に存在するならば、自分も行ってみたい、そこで何を感じ、誰を想い、どうしたいのか、見つめてみたいものだと。。。
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