劇場公開日 1953年12月26日

聖衣のレビュー・感想・評価

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3.0興味はなぜ宗教作品だったか?

2022年7月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

記念すべきシネスコープの1作目が、当時であれば西部劇でなく、信仰的な作品であったのか気になる。時代的背景では、1950年代前半の世界は米ソ冷戦に突入、アメリカでは公民権運動で人種差別に抗議が始まる。そんな風潮の中、好戦的な作品は避けたのか? あるいは変調の入り口を認識し、普遍的なものを求めたのか?
作品はせっかくの大画面、セットの書き割りが逆に気になったりして。ただ、当時のハリウッドスタジオの活気は十分感じられる。ジーン・シモンズの美貌が引き立っていた。

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Bluetom2020

4.0制作当時のキリスト教信仰を理解するにはいい映画

2021年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 キリスト教プロテスタント教会の牧師の視点で解説させていただきます。
あらすじは、最初は否定していたが、不思議な体験を通して、回心し
最後には殉教の道を選ぶという、信仰を題材とした映画であればオーソドックスなもの。
最後には、天国に続く道を歩むかのような描写に、キリスト教信仰の色が濃かった
当時であれば、「あー、どんなに苦難が待ち受けていようと信仰を貫き通すことが
大事なんだ」と思えたことでしょう。これはこれで大切な感想です。私も婚約者のダイアナが
主人公と同じ国に参りますと、皇帝に言い放ち、主人公と歩む姿に胸が熱くなりました。
 ただ、キリストが身に着けていた物に、不思議な力が宿ることはありません。聖遺物などと
いわれますが、それはあくまで信仰者が神やキリストを身近に感じる契機にすぎません。
ですから、「聖衣」という題名が果たしていいのか?という気がします。まあ、この衣が一人の
人生を変えたという意味では、ただの布切れではなくなっているのですが。
(この映画はフィクションです。念のため。)
 また、この良き時代のアメリカでも、黒人差別は横行しており、「あなたの隣人を愛せよ」という
キリスト教最大の教えを、白人信仰者はどのように理解していたのだろうかという疑問がわきます。
良い映画というのは、やはり見た人の人生に何かしらの足跡を残すものでしょう。

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大井啓太郎

4.0偉大なるキリスト讃歌

2020年12月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

チベリウスの治世18年目の史上最強のローマ。リチャードバートン扮するマーセラスガリオ将校の前に幼い頃結婚しようと言ったジーンシモンズ扮するダイアナが現れた。マーセラスは、ヴィクターマチュア扮するギリシャ人奴隷ディミトリアスを買って従者にしたためカリグラ皇帝の怒りを買いエルサレムへ左遷された。マーセラスの仕事としてイエスを罰する事だったが、ディミトリアスはエルサレムでイエスに危険が迫っていると知らせ様としたが遅かった。ディミトリアスは、イエスを磔にしたローマ帝国なんて呪われてしまえとマーセラスの元を去った。マーセラスは、ダイアナにイエスの衣をまとってから心の病に犯されていると言った。マーセラスは、皇帝の前でもおかしな事を口走った。皇帝は、マーセラスに衣を探し出して葬れと命じた。果たしてマーセラスは呪いを解けるのか? 非常に多くのキャストと金がかかった大作だったね。ダイアナの美しい愛を含めてまさに偉大なるキリスト讃歌だ。

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重

3.0古さを感じたが

2019年7月6日
Androidアプリから投稿

色々な面で古さを感じるけれど、当時としてはよく頑張って作ったんだろうな…

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あま・おと

3.0シネマスコープ第一作

2017年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

大画面向きの史劇を第一作に選んだのは納得。
主人公(リチャード・バートン)はローマ帝国の護民官だが、キリストを知り皇帝カリギュラに追われる。
恋人(ジーン・シモンズ)はカリギュラからの圧力をはねのける。
たまたま買った奴隷(ビクター・マチュア)からいろいろと教わるが、扱いが中途半端。
ラストはこれしかない感じ。

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いやよセブン