「ネタバレあり」ストーカー(1979) saikimujinさんの映画レビュー(感想・評価)
ネタバレあり
クリックして本文を読む
原作は「路傍のピクニック」
オズの魔法使い的な話
映画化するにあたって「願望機」というタイトルが当初付けられていた。
願望を叶えてくれる機械の話。
その機械とは、宇宙人が地球にピクニックにきて置いていったものである。
ゾーンには銃や酒は持って入れない。
神聖な場所だからである。
タルコフスキーは敬虔なカトリック。
これは宗教の話である。
ストーカーという案内人と、
作家という芸術家と、科学者。
3人はタルコフスキー監督のそれぞれの側面を表す。故に3人の外見は似てる。
主人公はバカっぽく描かれてるが、バカを演じているだけ。ラストに彼の部屋が映るが多くの本がある。彼はインテリだから、それを表に出さぬようにしてる。
ゾーンに入ると色彩が豊かになる。
それは主人公にとって豊かな場所だから。
最後はハッピーエンド。
ベートーベンの第9が流れる。
それは歓喜の音楽。
2人は願いを言わなかったが、主人公は無自覚に願いを言ってしまう。
妻子が幸せになれば、と。
黒い犬が付いてくる。
娘は黄色いスカーフを頭に巻いている。
黄色は幸福を表す色。
そして超能力を得る。
参照:町山智浩氏の解説より抜粋
コメントする