「母と娘、愛と葛藤」ステラ ♪エルトン シンさんの映画レビュー(感想・評価)
母と娘、愛と葛藤
なんとなくベッド・ミドラーは太っている感があったが踊ってるシーンで下半身だけ映っているシーンがあるのだが、なんと細い足、それこそゴボウのような足だ。
それはともかく母親が必死で娘を育て娘がこれからと言うときに手放す。嫌がる娘をケンカ別れしてまでやってのけそれ以降は行方知らずに。最後のシーンは雨の中を大切にしていた娘の結婚式をずぶ濡れになりながら微笑んで確認したら股静かに去って行く。
たしかに「この母親、だいじょうぶか?」と思うエピソードも多いが一生懸命化粧品を売り歩く姿は娘のためにと言うのが伝わってくる。
娘は娘で変な男に捕まるし母親に刃向かうし。この親子大丈夫かなと思わせるが最後は二人の絆の強さが光る
この親子が父親の住む世界を知って変わってしまう。
母親は娘をその世界で幸せになって欲しいと願うし娘はそういう世界もあるけれどケンカに明け暮れてもやっぱり母親が好き。
ベット・ミドラーが父親の新しい妻に娘のことを頼みに行ったシーンは泣けるし、娘を追い出すシーンはもっと泣ける。
そして、結婚式を雨の中で見とどけ静かに去って行くシーンは切なすぎる。派手な格好が好きなのに地味な服装で雨にびしょ濡れになって余計に胸が」締め付けられる。
雨の中の母親を「娘よ、気づけ!」と願ったけれど気づかずじまいでTHE END。
娘を渡したけれど一切連絡を取らないのはいかがなものか?
母親の娘を思う愛の強さなのか、いくつかの場面でもっと良い方法があったのではないかと思ったけれど、ステラの生き様を尊敬せずにはいられない映画だった。
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