シンドラーのリストのレビュー・感想・評価
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スピルバーグの最高傑作
エンタメ映画ではありませんが間違いなくスピルバーグの最高傑作だと思います。 キューブリックがこの作品を観てホロコースト映画の撮影を諦めたのも頷ける。 公開当初に観た時、命の尊さや自己犠牲の精神に心を打たれ、自分もこう生きていこうと漠然と思った事を覚えている。 それから20年以上が経ってまたこの作品を観た時、シンドラーが行なった行為と決意、そして失意の重みが増した。何かと金が優先されてしまうこの頃だが、比べ物にならない命の重さを再認識させてくれた。
いやーむごかった😠
ユダヤ人狩りをしたりユダヤ人にたいしての扱いが酷いなと思った(^_^;)ドイツ兵に怒りを感じたけど でも、救世主があらわれ多くのユダヤ人を助けたから凄いと思った^ ^ でも、多く助けてもまだ助けられたと泣いていた彼をみてなんか泣きそうになった(^_^;)
目を背けてはいけない
3時間の映画だが、その長さを感じさせない良い映画。 オスカーシンドラーが相当な金持ちだったこともわかる。 モノクロの映像で戦争の酷さを上手く表現している。更にはモノクロの中に一人赤い服を着た少女が現れ、その少女が焼かれたことを表現していたのが、スゴイと思った。これは黒澤映画にあった演出で、スピルバーグが黒澤映画をリスペクトしていたことがわかった。
ユダヤ人の命を救った男・・
スピルバーグ監督。ドイツのポーランド侵攻で始まった第二次世界大戦。日本もひどい目にあったが、ヨーロッパでも酷いことが行われていた。ユダヤ人に対するナチスドイツの迫害である。市街地に於けるユダヤ人狩り。収容所でのガス室の大量殺人。それを包み隠さず映画の映像で表した。戦争で人間がどれだけ残虐になれるのか、ホロコーストとは実際どのようなものであったのか、映画でスピルバーグ監督は目をそらさず白黒映像で作品にした。主人公シンドラーはユダヤ人を多く使ったドイツ人実業家から、迫害されたユダヤ人を1200人以上救った勇気あるひとりの男へと変わっていった。これは間違いなく3本の指に入る反戦映画だ。アカデミー賞を受賞した1993年のアメリカ映画。
戦争は繰り返してはいけない
第2次世界対戦中のドイツ。裕福だった商売上手なユダヤ人達は国の政策によって酷い扱いを受けていた。無情な殺害は日常茶飯事であり、ドイツ人にとってユダヤ人はネズミやシラミ同然であった。 シンドラーは軍人では無い、街のドイツ人商売人であった。戦争時に必要な日常品を工場で製作する事で多額な利益が生まれる事を発見する。初めは金にしか興味が無い人あたりが良いシンドラーだったが、だんだんと工場で働くユダヤ人達を人としてみる様になる。終いには、工場で得た利益をユダヤ人達を救うための軍資金として使うようになる。 戦争という非常事態で、普通の男が人殺しになる中、シンドラーは人間の一番大切な部分を保ち、終戦後も尚「もう一人でも救えたかもしれない」と、工場開設当初の自分を悔やんだ。 戦争なんてしてはいけない。阻害されるべき人種や国なんてないんだ、と強く思わされる作品でした。是非中高生の若い方々に見て頂きたい。
最後のほうで「このピンであと2人は救えた」(だっけ?)とシンドラー...
最後のほうで「このピンであと2人は救えた」(だっけ?)とシンドラーが言うシーンがあったけど、そのセリフがでこんな小さなピンバッジが2人分の命と同等の時代だったことを改めてわからされた。 「力とは何か」という問いが劇中に出てくる。小手先の技術ばかりが進歩して、その技術を操る私達は果たしてその技術を操るに相応しい「力」を持っているのだろうか。技術が発達した今、私達はそれらの優れた操縦官にならなければならない。そして、優れた操縦官であればあるほど力の行使は必要ないということは言うまでもない。 平和・自由の持続は私たち市民の不断の努力の上に成り立つものだ。それを怠って、政治の監視や、見る目を磨かなければまた悲劇は繰り返されるだろう。昔の話を母から伝え聞く代わりに、今はこのような映画でより感情的に平等に伝え聞く。本当の悲劇がどんなものか視覚で見れる。 私たちはこれを生かさなければならない。(その映画の内容が事実に即していることが前提だが。) とても素晴らしい映画だったと思います。 シンドラーのリスト、でググると実際は奥さんが頑張っていたとか色んなことが言われていましたが、それでも1200人の命を救ったことは偉業です。これがカラーの映像だったら途中でムカムカしちゃっただろうな。しかし途中からモノクロだったことを忘れるくらい引きこまれました。
真実がどーだと言う人もいるけど、シンドラーがどんな人物だろうが、こ...
真実がどーだと言う人もいるけど、シンドラーがどんな人物だろうが、この実行力はすごい。そして1000人以上の命を救ったのも事実。 何回めかの鑑賞だけどおもしろかった。ベンキングスレーが素敵だ。
色と心の映し方が素晴らしい
友人に聞い薦められてfuluで拝見しました。 何と言ってもシンドラー演じるリアムニーソンの演技が素晴らしく心を奪われました。 哀しく、悔しく、心が痛い事実の中で人が人としてそこに居た事の素晴らしさと葛藤と立場と時代と……たくさん考えさせられる映画でした。 赤いコートの印象が最後まで目の裏に焼きついています。
天使は存在した。と同時に、悪魔も存在した。
白黒映像であるのは 古さを演習するためというより、残酷な現実を後世へと、忠実且つ生々しく伝えるためであった。 やはり"人間"というのは、地球上最も恐ろしく不可解な生物。 自然界のルールとして、生き物は目的があってこそ他の生き物を殺める。そこに罪悪感がなかったとしても、その行為は循環サークルの範囲内であり、何と言っても「生きるため」である。 しかし 人類はまったく自然界のルールに反した奇行を犯した。 その奇行こそが『戦争』。 国と国の視点ではなく、一体の生き物同士の視点とすれば それは紛れもなく奇行極まりない。 「殺すつもりはない。」という個は完全に消滅し、「殺さなければならない。」という集団意識が生まれる。 一度 殺人を犯すと もう歯止めは効かない、責任放棄の殺戮マシーンへと仕立て上げられていく。 それこそが殺し殺し殺され歴史に埋もれた名もなきドイツ兵なんですね。 改めて言うが、この世で最も恐ろしいものは"人間"だ。 なぜなら天使から悪魔まで、様々な種類が存在するからだ。 つまり、この映画で注目すべきはオスカーという天使でもあり アーモンという悪魔でもある。 ふたりは同じ人間であるという事実 同じナチ党であるという事実 追記:僕は「戦場のピアニスト」のほうが好きかな。
1人でも多くの命を…
金儲けしか考えていなかった実業家のオスカー・シンドラー(リーアム・ニーソン)が、殺される運命のユダヤ人を救おうと奮闘する実話に基づいた作品です。 何の罪もない彼らを理由もなく射殺していくドイツ軍。逃げても逃げても、待っているのは"死"だけ。一方が高らかに笑えば、一方は恐怖に叫び、一方がシャンペンを開ければ、一方は銃で殺される。これの繰り返し。 1人でも多くの命を救いたいシンドラーの目の前で次々に撃たれるユダヤ人たち。たまたま目に入った赤い服の少女の存在が、彼を変えました。そして労働力にするという理由で、1,100人を虐殺から救ったのです。 世間の目に左右されず、最後まで闘い続けた彼の功績は、これからも語り継がれるでしょう。
死ぬまでに一度は見ておくべき映画
普遍的な絶望として家族を失う瞬間が描かれる。 かたや、遊び半分に人の命を奪う者がいる。 命ってなんなんだ?って思う。 全てが虚しさで満ちている。 これこそ、虚無。 こんな映画を撮れるスピルバーグって、本当にスゴイ!死ぬまでに一度は見ておくべき映画。
小学生の頃に鑑賞したけど、強烈に覚えている
そのシーンは「この指輪一つでもっと多くのユダヤ人を救えたハズ…」と主人公が過去を振り返って吐露するシーン。 鑑賞から20年以上経っているのに、子供の頃に観たのに、断片的とは言えこんなに鮮明に記憶しているものかと思うだけでも、この映画の持つ力を感じずにいられない。 他にも、虐殺から逃れるために子供が肥溜に隠れるシーンも鮮明に覚えている。子供心に相当衝撃だったのだろう。 ナチスによるユダヤ人迫害の悲惨さ冷酷さにしばらく重たい気持ちを抱えた記憶があるが、今になって思うと、この映画を観せようと思った母もスゴイ。 大人になった今、改めて観てみたいと思う映画。
ババアがタイピングしだしたときの
ニーソンの態度に草生える モノクロ時代のモノクロ映画とカラー時代のモノクロ映画とでは全然雰囲気が違う 画質の影響もあるけど「あえてモノクロで作ってます!」っていう意図があるからか、かなりリアルな映像になってて、見てるうちにモノクロだってことを忘れる。 本編より淡々と話す体験者インタビューの方が訴えかけるものがある。ハッピーエンドの裏にはその何千倍もの悲惨な死がある。
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