シンドラーのリストのレビュー・感想・評価
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この映画は後世に伝えないといけない!
この映画は、重要だ!
第二次世界大戦の悲劇をリアルに映像化している。
ドイツのユダヤ人大虐殺を映像化し、本当の悲劇を戦争を知らない世代に伝えるべく恐ろしい映像だった。
ドイツ兵は、ユダヤ人なんて人間とは思わず、野生動物を簡単に殺すような戦時中はキチガイ人種。
そのドイツ人の中に奇跡の人が居た。慈善実業家のシンドラー氏。
本当に偽善者ではない慈悲深い人があの狂った第二次世界大戦中に居たのは奇跡的。
自分の資産を使いアウシュビッツ収容所からユダヤ人を数千人もの人を救い出すとい神のような素晴らしい人の実話。
この映画は、みんな観るべき。
そのストーリーにハマるまで時間がかかるものの。
生命のリスト
オスカー・シンドラーの勇気ある行動に驚くと共に、彼を人を惹きつける魅力に溢れた人物として表現したリーアム・ニーソンの男気溢れた華のある演技と、エキストラ含む数多くの出演者の皆さん( 肌を晒しての出演はかなりの勇気が必要だと思います。多くの人々にこのおぞましい出来事を伝えたいという強い意志と願いを感じました。)のリアルな演技による映像に、ラスト迄引き込まれました。
シンドラーが、もっと救えた命があったと嗚咽する姿に涙が溢れました。
多くの人々が疑問を抱えながらも、その思想に流されていく、この悪夢のような出来事が二度と起きてはならないと、改めて強く感じました。
NHK - BSを録画にて鑑賞
1100人のユダヤ人を救ったナチ党員オスカーシンドラー
1939年、ドイツ軍は2週間でポーランドを制しユダヤ人は大都市へ移動させられた。リーアムニーソン扮する破産した工場を買い取りほうろう工場として営むドイツ人実業家オスカーシンドラーは、ナチスのバッジを付けクラブに赴き将校らに酒を振る舞って写真を撮っていた。オスカーは、経理、タイピスト、秘書らにユダヤ人を雇い命を救った。しかし、当局からユダヤ人に頼る体制は国への反逆だとされ、技能労働者で殺された者もいた。工場の支配人でもオスカー自身が列車を止めて連れ去られる所を救った。3時間以上の大作を観たのは2回目。惨憺たる虐殺の中、工場従業員として1100人ものユダヤ人を救ったオスカーシンドラーは本来もっと讃えられるべきだろうね。
何故モノクロ映画なのか
最初は何故この映画はわざとモノクロに撮ったのだろうかと見始めた時思いました。しかしラストシンドラー自身が追われる身になり、「バッジを売っていたらあと1人助けられたかもしれない…」と泣き崩れるシーンで全て解りました。
たまたまシンドラーの目に止まっただけの普通の赤いコートを着た少女、この少女だけ作中では色が付いています。2度目に登場した際に少女は死体となって運ばれています。たった2回の登場でした。
そして最後シンドラーが泣き崩れるシーン、まだまだユダヤ人を救えた、少なくともあの赤いコートの少女だけでも救えたのだと激しく後悔をしていたのですね。ユダヤ人を1人でも多く救いたいというシンドラーの思いを強く象徴するかの様なあの赤いコートを着た少女。あの2回の登場でシンドラーの全てを表していたのだと思います。
この為にモノクロにしたのだとしたら本当に素晴らしい演出だなと思いました。
辛い、重い
史実に忠実を礎とするホロコーストからの救助史を描いた映画
オスカー・シンドラーが当初、人格者でも英雄でもなく、女と酒好きの金儲け主義者であったことをきちんと描いていて、事実通りとは言え、映画全体に深みを与えている。また、このシンドラーがナチス軍人達を金と酒・女・宝石等で念入りに調略する描写も、彼の成し遂げたことへの説得力を感じた。ただ、このシンドラーが、何処で何故、何がきっかけで、全財産を投げ出してまで1000人以上のユダヤ人救助に至ったのかは、自分的には判然とせず、すっきりとはいかなかった。
一方、ユダヤ人を楽しんで殺している様に見えるアーモン・ゲートは、その背景にあるストレスや弱さや幼稚さが、演技力のなせる技もあってか、見事に描かれていた。
重層的画像も含め、白黒に一部カラーも使った映像は、スピルバーグらしく深みが有り、美しい。また、アウシュビッツでシンドラの工場へ行くはずのユダヤ人が、ガスと見せかけて、シャワーで水を浴びるところは、ジョーズ以来のらしい演出。
全体的に、抑え気味の演出で、最後にシンドラーとユダヤ人の交流で、静かなしかし大きな感動を引き起こすのは、流石に凄い計算。
救われた方々の具体的な名前への拘りは、歴史的事実の記録を重んずるユダヤ民族の国民性のなせる技いうことであろうか。
なぜ?
他の映画や本によると、状況はもっともっと過酷だったように感じる。
事実なのだろうけど、なぜシンドラーが私財を投げ打ってまでユダヤ人達を救ったのかがいまいちわからなかった。
そもそもナチスに良心が米粒ほどでもあったなら、600万人もの人達を殺すことはなかったのに。
シンドラーだけがなぜ?と。
お金持ちの実業家だったから?
シンドラーの立ち位置は?
ヒトラーは知っていたの?
1%にも満たない人達だが、救われた人達は本当に運が良かった、としか言えない。
シンドラーはもとより、会計士のおかげだな。
理不尽な死と偽善者
正直な話、シンドラーをユダヤ人を救った立派な人だと思わなかった。劇中終始SSのご機嫌を伺いつつ、有能と見なした人達だけを働かせ「自分の城」を築いただけに過ぎない。
ユダヤ人達の生殺与奪の権を握っているという点で、彼もシンドラーもSSとやってる事は同じ。ゲットーの殺戮を馬上で俯瞰し、命懸けで助けて欲しいと訴える女性を追い返すわ、腹立ち紛れに税理士に「何で俺がユダヤ人を助けなればいけないんだ!」と怒鳴り散らす。憂さ晴らしに女と戯れるシンドラーに罪悪感はないのか?自分の工場の労働者が拉致や殺戮されたのに?と神経を疑う。
終始シンドラーに理性的に接していた税理士の方を私は讃えたい。
個人の善意の限界を超えると義務や責任に耐えられなくなる。
私なら彼の工場で働くのは絶対に嫌だ。
傍らで人が次々殺されている場所で生きていたいとは思わない。
いつ自分が殺されるか分からない中で、未来を描けないから。
個人の善意に縋り、悪意に晒されながら生き延びるよりさっさと劇薬を飲む方を選ぶ。
この映画は圧倒的暴力の前に人の尊厳や命は何と脆いのだ!という衝撃と、虚しさを痛感した。
ゲットーが解体される前、設計ミスを指摘した女性の毅然とした姿が一番心に残った。
銃殺を覚悟で彼女が護りたかったのは、自分の生き様ではないか。
それを暴力で全否定される事が、戦争なのだと思う。
この映画を見て良かった。
シリアス路線
モノクロ
生存者たちの声
これは本当の話なのか?戦争での歴史捏造に苦しめられている日本人とし...
歴史上見てもこんな人いない
自身の正義を行うには力が必要
凄惨なユダヤの歴史の中で感動を得られる一作
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