「産まれつきの善と悪」真実の行方 Xixiさんの映画レビュー(感想・評価)
産まれつきの善と悪
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記者のインタビューシーンが3回あった。「人間は産まれつきに善良であることを信じ、誰でも最高な弁護を受ける権利がある」とカッコよく語ったR・ギアに、思い知らせるかのようにこの犯人に出会った。そして最後の結末を引き立てるポイントともなった。
たしかに過去のつらい経験で非道に走る少年が多いが、本心に少しでも善の部分が残っていれば、つかまって弁護してもらう間多少なり反省があるはず。映画中のE・ノートンは明らかに違うため、彼が産まれつきの悪魔だと感じた。こんな悪魔の正体がわかっていれば、大司教は絶対変なプレイなんかさせないだろうなと思った。
一点だけ分からないのは、こんなずる賢い強い子なら、なぜ路頭に迷うほど困窮していたか…主人格のアーロンはやはり存在していたのではないかと…
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