「容疑者のアーロンの演技に」真実の行方 cenrivさんの映画レビュー(感想・評価)
容疑者のアーロンの演技に
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圧巻される。
結末から言ってしまうと殺人容疑をかけられてたアーロンは、凶暴な性格のロイという別人格があり、人格障害で精神鑑定となり無罪で1か月で釈放されることになった。
弁護していた敏腕弁護士マーティンはアーロンを助けることが目的だったので裁判には勝った。
が、アーロンは二重人格を演じていて、そもそもアーロンなんていなかった、と、マーティンとわたしたち観客を騙したのだ。
気の弱いアーロンに殺人なんてできるわけがない、とマーティンも同情して助けていたのに。
ただ二重人格を演じていたというオチではなく、2時間ずっと見てきた、アーロンそのものが嘘だったというところがおもしろい。
アーロンの演技とロイの演技、そして最後のぜんぶ嘘でしたを告白する演技。演じ分けがすごい。これが真の役者なんだと思う。
大どんでん返し系でおすすめされた映画だが、たしかにアーロンそのものが嘘という意味ではどんでん返しだったと思う。
裁判は詳しくないが、これを真似して罪を逃れるひとはでてこないのだろうか。
まあこの演技はできないだろうけど。。。
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