新婚道中記のレビュー・感想・評価
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スクリューボール・コメディの王道といった感じ。歌の発表会の場面と、...
ロードムービーではない
この時代ならではの健全な予定調和
総合:50点 ( ストーリー:50点|キャスト:60点|演出:60点|ビジュアル:60点|音楽:60点 )
ちょっとしたことから互いに意地の張り合いになりながら、結局目指すところは最初から1つだけという健全な予定調和な話。
特に悪い人も登場せず、破綻を招くような決定的な行動と出来事も無く、幼い意地の張り合いはあっても結末がどうなるのかは冒頭でだいたい想像がつく。
このわかりやすい予定調和でアカデミー賞監督賞を受賞し、脚本賞・作品賞等も候補にあがっている。21世紀となっては何それ?という水準だが、こんな作品が評価されるのはアメリカはこの1937年当時はとても健全な時代だったと思わせる。
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迷惑カップル
実に昭和12年の作品だそうだが、現在のアメリカはもちろん、日本も離婚だらけになってしまい、何が失敗しているのか、教育の失敗なのだろうが、この時代で既に離婚裁判の場面になってしまった。親権争いがメインで、それが犬の取り合いだという。なんなのだろうこの映画は。そしてすぐに新たな男が登場してきて。しかしなんだか元のさやに戻るんだろうと予想してしまうが、『フィラデルフィア物語』を薄っすらと思い出したら、男は同じケーリー・グラントだった。男はさらに一人増えて、誤解もあるのだが、そして一人は減り、もう一人は誤解だから。ところが、じつは女のほうが主人と元に戻りたかったのだが、男のほうが新しい恋人が出来たようで。ではどうなっていくのか。
人騒がせな狂言カップルみたいで脇役たちのほうがかわいそうな気もしたような、時間つぶして損したような気にもなるような、この映画の時代からやたら面白いものは増えたからか。
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