白い風船のレビュー・感想・評価
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金魚すくいの達人になりたい
1匹100トマーン、映画を2本観られる金額の金魚。イスラム暦での大晦日は日本の大晦日ほど慌しくなく、ごく日常の生活をしている家族。家にはお金はないのだが、お年玉用の500トマーンはある。いざ金魚を買いに行くラジエだったが、まず詐欺師まがいの蛇使いに500トマーンを騙し取られそうになり、店に到着するとお金を落としたことに気付く・・・
微笑ましい光景と、子どもと大人の視点の違い・・・知らない人への疑心暗鬼と親切な人。人物の描き方もコントラストが効いている。カメラの目線の切り替えが絶妙なのだ。そして、ラジエの表情がすごくいい。困った顔、泣きそうな顔、そして微笑みと、どうしてこんなにいい表情が出せるのかとうなってしまいます。
そしてこのタイトル「白い風船」の意味は・・・風船売りの少年が可哀想(笑)
【2004年ケーブルテレビにて】
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