「ウォルトのイマジネーションの始まり」白雪姫(1937) 昭和ヒヨコッコ砲さんの映画レビュー(感想・評価)
ウォルトのイマジネーションの始まり
現在観てみれば、結構良く分からないことは多い。
女王と白雪姫の距離感
父親の存在
白雪姫の感情
城の様子
などなど、背景になる部分が思ってた以上に無い。
これでもシーンを結構削ってたりするらしいのでびっくりする。
7人の小人たちもイメージ先行で愛らしく、コミカルだが、宝石を掘ってどうするのかもよく分からない。
食料は常に潤沢にあるし、石鹸もあるわけだから換金しているのだろうか?
黒い髪が引き立てる白い肌と赤い頬は目を惹き、白雪姫を愛らしいと感じさせる。
暗殺をためらうのも納得するほどに彼女は純真で無垢な印象を持つ。
女王もひと目見て冷酷であることが理解でき、喋り方、立ち居振る舞い、全てに威厳があり、彼女に太刀打ちできないという印象が強く残る。
舞台背景の不透明さも白雪姫と女王の存在でお釣りが来るほどに感じる。
コメントする