ジョー・ブラックをよろしくのレビュー・感想・評価
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若かりし頃は理解出来なかった。
若かりし頃に映画館で見たときには、平坦で長いだけの退屈な映画という印象で、この映画の良さが理解出来なかったが、家族ができた中年の今、再度鑑賞する機会を得たが、各登場人物一人ひとりが話す言葉の重や仕草、表情から胸を打つものが多くあり、最後は涙してしまった。すべての人に対して名作といわしめるような類の映画ではないと思うが、娘を持つ父親としては共感するところが多く、同じ立場のひとからの評価は高いのではないかと思う。
愛と人生の素晴らしさ。
10代の童貞の頃、初めてちゃんと観た恋愛映画。
美しい映画だったなぁと言う記憶の中、
20年経って久しぶりに観たけど、記憶の中の美しさより
美しかった。
童貞だった僕も大人になり父親になり、
ブラピの美しさだけじゃなくアンソニーホプキンスの
父親としての偉大さを知ることとなった。
にしても、ブラピが良い。
「ファイトクラブ」「セブン」のブラピも良いけど、
見た目は大人、中身は死神で童貞で駄々っ子なブラピも
素晴らしい。
三時間と長いんだけど、どの会話も詩のように美しく
心に残る。
2020年10月、コロナで疲弊してるのもあるのか、
芸能人の自殺も目につく。
今こそ観て欲しい映画、
アンソニーホプキンスが人生と愛の素晴らしさ、
生きる意味を教えてくれる。
20年も経つと価値観も変わって、特に恋愛感なんて変わって
10代の頃好きだったモノなんて、青臭くてピンと来ないかな
と思ったけど、素晴らしいものは時が経っても素晴らしかった。子供たちにも観て欲しい。
美しい話ながら……
別れを盛り上げるための伏線
アンソニー・ホプキンスがこのファンタジーを本物に
ラブシーンのおそろしい長さ
かつて話題になったが見ていなかった。
ミッドナイトランという映画が好きでマーティンブレストにウォルターヒルのような乾きやアクションを期待したが、これは濡れっぱなしのラブストーリーだった。
映画そのものも長く、情交シーンも長く、寄ったカメラで見つめ合うラブシーンも長く、ピーナツバターを舐めるだけのシーンも長い。
とにかくなにもかも長い。
しかもそれらが、ぜんぜん引いてくれない。
ゆえにブラットピットは嫌いではないが、この映画のぬめっとしたかれは好きではない。ほとんど彼の女性ファンにアピールする撮り方をしている。おそらく監督は意識的にアクション映画の方法論──短いカット割り──を封印していて、それが映画から乾きと朗色を奪っている。
ただし、ロマンチックなラブストーリーという需要からすれば映画は悪くない。が、こんなの彼女と見に行ったら、居心地悪すぎてたいへんなことになったろうな──などと思った。登場人物のブルジョアも昔の自分が見たら敬遠の対象だったと思う。
眉がきれいな曲線のヒロインはこの映画以外では見たことのない人だった。後年ワインスタインの犠牲者のひとりだったことを明かしている。
印象はラストの花火が豪華だったことだが、じつのところ、湿っぽくて長い映画から解放された解放感があの花火に集約されていた。
また、ジョーが車にはねられるシーンがめちゃリアルだった。あのシーンだけは確かにマーティンブレストだった。
面白い題材なのに面白くない
死神が事故死した青年の肉体を借りて、大富豪パリッシュの前に現れ死の通告をする。と共に、束の間の人間社会を楽しむというお話。人間界で誰もが避けられない”死と税金”をキーワードに物語が進む。ブラッド・ピットが初めてピュアな青年役を演じて、この作品最大のセールスポイントになっているのは、3時間の長い上映時間をどうにか持たせていることで明らか。但し、死神を演じるピットの演出コンセプトがピットの魅力を生かしていない。キリスト教の敬虔な信者と思われるマーティン・ブレスト監督の死神の設定が真面目過ぎてユーモアが足りないのだ。さすがにアンソニー・ホプキンスは演技と脚本を同質にしているが、作品としては彼の演技に頼りすぎ。社長室で心臓発作を起こすアップカットのモンタージュは、しつこくて頷けない。対比としてピットの死神は、人間界を時にシニカルに時にユーモアたっぷりに描けば、ピットも演技の幅が表現できただろう。ピーナッツバターの美味しさだけでは勿体ない。クレア・フォーラニーは、感情の整理が付かない時の一寸した仕草と視線が美しい。
深刻さが勝る内容を考えると、映画の題材ではなく小説のほうが合っている。丁寧な画面作りに恋愛と親子愛の大切さをじっくり描写はしているが、小説なら死神とパリッシュの会話にもっと生きた人生の言葉(台詞)が表現され、説得力を得たと思う。
映画のストーリーテラーの点でも尺が長すぎるし、コンセプトの点でも最終的に何を言いたかった作品なのか解りにくい。ブラッド・ピットファンのための映画と称されても仕方ない。
心に残る映画
エマニュエル・ルベツキの業
ブラピが若く美しい
愛と生
愛を一番大切に生き、愛していない相手と婚約した娘に愛の大切さを説く父はなんて素敵なんだと思いました。
大切な人と出会ったアリソン、出会っていなかったスーザン。
人生悪い時もいい時もあるもんで、いい思い出をあの世に持っていけたらラッキーだと仰った。
恋の大切さを思い出させと、生きるヒントを私に与えてくださったようなそんな素晴らしい映画との出会いに感謝です。
ピーナッツバターとスプーン
序盤、ブラッド・ピットが車にはねられるシーンは凄い!あれじゃ即死だ!と思う間もなく、驚きすぎてしばらく呆然としてしまった・・・リアルすぎ。どうやって撮ったんだろ・・・
死神は若者の姿を借りてパリッシュのもとに現れた。なぜそれが死んだばかりの青年だったのかわからない。ジョー・ブラックという名前もパリッシュが紹介するときに咄嗟につけた名前。1952年に15勝した投手と同じ名前だなんて洒落た会話もある。
大企業社長であるパリッシュとジョーの関係が重役たちに疑われる。折りしも合併話が進行中だったためピリピリした雰囲気。ジョーの進言に従って一旦社長の座を退いたなどのドラマもあったが、結局は死に行く者の悲哀を描かなければおかしい。しかも娘を死神にspooningされても友情のようなものを感じているし、展開がおかしい・・・しかも、死神とセックスしても普通の人間と同じ扱いだし。
ピーナッツバターとスプーン、そして“死と税”などというキーワードの使われ方は面白かった。ただ、3時間は長すぎだろ・・・おかしいぞ。
ブラピに見惚れる
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