ジョーズのレビュー・感想・評価
全133件中、21~40件目を表示
名作は何年経っても名作
パニック映画の不朽の名作「ジョーズ」を初めて劇場で観ました。初めてテレビで観たのは子供の頃で、当時ジョーズの造形や、有名な音楽の迫力に圧倒され、とてつもなく怖かった記憶がありました。今回大人になって観てみると、ストーリー的にも良く出来ているし、カメラワークも最高。勿論俳優陣の演技も各人役になり切っていて、何処をとっても素晴らしい作品でした。
また今回思ったのは、ハーマン・メルヴィルの「白鯨」が土台になってるんだなということでした。特にロバート・ショウ演じたクイント船長は、「白鯨」のエイハブ船長の狂気が乗り移ったようで、感慨深いものがありました。
そんな訳で、本作の評価は★4.8とします。
くたばれ、化け物!
中学一年生の時に初めて前売り券を買って観に行った作品。(今は無き世界の映画がすべて観られる伊勢世界館。映画好きの父が一緒についてきてくれた)
それ以来、テレビ放送時に何度か観ているけれど、今回50年ぶりにIMAX上映で鑑賞。
ニューヨークからやってきた実は海が苦手な警察所長ブロディのロイ・シャイダー、その妻エレンのロレイン・ゲイリー、若き海洋学者フーパーのリチャード・ドライファス、荒くれ者の漁師クイントのロバート・ショー、街の財政利益のためになんとしても海水浴場の閉鎖を回避したい市長のマーレィ・ハミルトン、皆んな一世一代の当たり役・はまり役。
主要登場人物がしっかりと描かれる前半。
三人がいざサメ退治に出航してからは息つく暇もない。
(まるで七人の侍)
サメに襲われるシーンばかり記憶に残っていたけれど、サメを追いかける時の高揚感がジョン・ウィリアムズの音楽と相俟って半端ない。
大画面で観る恐怖、興奮、カタルシス!
CGなんかいらない、演出で見せる、魅せる。
ラストの台詞の字幕が「死ね、化け物」になっていた。
記憶では「くたばれ、化け物」。変わったのか、覚え違いか。
「1941」と「温泉シャーク」をもう一度観てみようかな。
IMAXはもちろんいいけど、IMAXでなくてもいいから少し大きめのスクリーンで全国拡大公開してほしい。
映画館で見るべきだったんだ!!
スピルバーグの最高傑作どころか映画史に残る名作。
何度見ても面白くて、今更と思うところもあったがまるで違った!
「ジョーズ」は映画館で見ることで真価を発揮する映画だったんだ!
IMAXで見れる機会があることに感謝。
●大画面で見ると海が怖い。視界に暗い海が広がり、さらに血が広がり。その恐怖でマジ、びびった。
●大音量でさらに恐怖倍増。ロビン・ウィリアムスの曲がこんなに機能的に配置してあったことにあらためて気づく。
●大画面に現れるからこそサメの情報量をいい意味で追いきれず迫力がある。やはりTV画面だとサメの登場を客観視してしまうからだ。大画面でその情報量を追いきれないからこそ、サメの恐怖が増幅する。
●今見てもストーリーが秀逸。人間のパニックは昨今のコロナパニックに通ずる。人間は恐怖を抱くとどこまでも自分に都合の良いように解釈して、真のトラブル解決はできない。この映画はちゃんとそこを描いている。だから感情移入できるんだ。
●大画面で見ると脇役の芝居が見れて楽しかった。あの夫婦は意外といろんな場面に出てたんだな。
IMAXで見れて本当の楽しみ方を知った。
初公開当時の人々もさぞ怖かっただろうなと想像してしまう。
ジャンル・音楽・スピルバーグ
元祖サメ映画
没入感が半端ない!
とある観光客で賑わうリゾートビーチを襲う人喰いザメと退治しようと大海原に乗り出した男たちの戦いを描いた海洋パニック。スティーブンスピルバーグIMAX映画祭にて鑑賞。
今回まともに観たのは、初めてのいまさら鑑賞だったが、エンタメ作品としてこんなに面白かったんだ、と鑑賞を後送りしていた事を反省。私のような観客の方は意外に多いのではないでしょうか。
スピルバーグはちゃんと自身のフォームを完成させていた。人の耳に永遠に残る音楽、効果的なカット、欲にかられた関係者の不協和音、科学と経験で大自然を屈服させようとするハンター達、そこに家族の絆もちゃんと描く、基本を愚直なまでに描くことで、観客をその世界に引き込んでいる。何も奇をてらわない。だから、映画に自然と没入できる。娯楽映画のポイントをきっちり押さえていれば、予算はほとんど関係ないことを証明している。
劇場には往年のファンのみならず、若い方々も大勢来られてましたね。こういったIMAX上映を機に、往年の名作を新しい映画を見る感覚で、劇場へ鑑賞にくるのにはバッチリな名作だと思います。
サメ退治を通じて徐々に理解し深まる男たちの友情譚も実に自然で良い描かれ方をしていますね
スティーヴン・スピルバーグ監督からの嬉しいお年玉。
『JAWS/ジョーズ』(1975)の公開50周年を記念して1月10日(金)からスティーヴン・スピルバーグIMAX映画祭と題した日本初のIMAX上映がスタート。
早速、TOHOシネマズ新宿さんへ。
『JAWS/ジョーズ』(1975)
劇場公開当時はまだ赤ん坊。
確か最初は日本テレビ「水曜ロードショー」で観た記憶、赤青メガネで何となく立体にみえた『ジョーズ3』(1983)が映画館での初鑑賞でしょうか。
第1作の『ジョーズ』を映画館で鑑賞するのは初。
しかもIMAXの巨大スクリーンで迫力の大音響で鑑賞できるなんて想像もしなかったです。
久々の鑑賞ですが、まずはオープニングから作曲家ジョン・ウィリアムズ節全開。
世界でも最も有名なEとFの2つの音符のシンプルな旋律ですが迫りくる恐怖を実に見事に表現していますが、見直してみるとテーマ曲以外でも海洋冒険譚らしい勇壮で軽快な劇伴も素晴らしく、捨て曲無しのどれも聞き逃せない名曲ばかりですね。
撮影用機械ジョーズの頻繁な故障が怪我の功名のようですが、なかなか本体を現さず、水面上に露出する背びれや黄色い樽だけで存在を仄めかすところが単なる動物パニックでなく、上質なサスペンスホラーに昇華、初代「ゴジラ」(1954)にも通じ、観客の渇望をあおりますね。
音楽、主役のサメ(ジョーズ)も良いのですが、退治に出かけるブロディ警察署長(演:ロイ・シャイダー)、フーパー(演:リチャード・ドレイファス)、クイント(演:ロバート・ショウ)の競演、サメ退治を通じて徐々に理解し深まる男たちの友情譚も実に自然で良い描かれ方をしています。実直なシャイダー、陽気なドレイファスに目が行きがちですが、特に変り者の変人だったクイントが徐々に共感できるキャラクターに変わっていくさまを『007 ロシアより愛をこめて』のスペクターの殺し屋、『スティング』のギャングのボスを演じた名優ロバート・ショウが見事に演じていますね。
やはりストーリー、音楽、配役、演出とあらゆる面で優れた大傑作ですね。
1月24日(金)から公開の『E.T.』、31日(金)からの『ジュラシック・パーク3D』も楽しみですね。
生涯ベストワン作品
スピルバーグの傑作
ジョーズ公開50周年記念。
スティーヴン・スピルバーグ IMAX映画祭にて。
「ジョーズ」で監督として一躍有名になり世界中で大ヒット。
アメリカ70年代の映画として、サメ映画としても堂々と金字塔に挙げられる作品である。
荒削りだけど今観ても娯楽映画として面白い。
サメハンターのロバート・ショウ、
勝気なリチャード・ドレイファス、
平和主義的な警察官だが火事場の馬鹿力的な活躍のロイ・シャイダー。
(ああ皆さん若くて、懐かしい懐かしいしか言葉がでない。)
僕が小学生の頃、映画館で映画を観ることは胸躍るイベント。
映画館の前に貼られたスチール写真を眺めるだけでも楽しかった。
映画館が沢山あった贅沢な時代。
オカルト映画やアメリカで大ヒットした(エクソシストやタワーリング・インフェルノ等)
映画を観たくて観たくてお小遣いをやりくりした。
「ジョーズ」は今は無き横浜ピカデリーでクラスメイトと観た。
緊張の連続。
映画の醍醐味に満足した。
あれから50年経ち、小学生の時に観たトラウマのようなシーンも鮮やかに覚えていて、そんな記憶に自分でも驚いた。
映画は人生にも活きる。
「ジョーズ」も、しかり。
50年経っても色あせない
そういえば、
引き込まれていく映像マジック
映画史上最高のスリラー映画だ。
今見ると、よくある展開や演出と思う人もいるだろうが、その「よくある展開や演出」を創造し、後世に幅広く広めたのが本作と考えれば、非常に画期的で、映画史上に残る傑作だ。
サメの造形など昔の技術も、時代を感じて味わい深い。やたらと過剰な残酷描写に頼らず、忍び寄る恐怖を徐々に描き、脅威が現れた時からは、怒涛の如く迫る恐怖という、緩急のつけ方も非常に巧い。
また、登場人物のキャラクターに深みを与え、人間ドラマとしても見事に成立している。だからこそ、サメを退治しようとする主要キャスト(みんな素晴らしい演技だ!)の目線で感情移入できる。
不穏でおどろおどろしい空気が、緊迫感をもたらし、何度でも見れる驚異的なスリラーを誕生させた。ジョン・ウィリアムズの音楽、自然で力強い演技、見事なストーリーテリング、そのすべてが素晴らしい、映画史上最高のスリラー映画だ。
さすがに古いけど…
ジョン・ウィリアムズが作曲したテーマ曲と、タイトルのセンスは満点
全133件中、21~40件目を表示