ジョーズのレビュー・感想・評価
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サメを写さず恐怖を煽る
「ジョーズ(JAWS)」は後に「インディ・ジョーンズ」や「ジュラシック・パーク」などヒット作を連発することとなるスティーヴン・スピルバーグ監督による出世作であり、1975年の米映画である。
言わずと知れた海水浴トラウマ映画です。
ホオジロザメ怖すぎですね。
しかし、この映画なかなかサメが出てこない・・・。
サメファンとしてはもう少しサメのかっこいい迫力あるシーンが見たいと思うのですが、焦らして焦らして焦らしまくります。
お馴染みのBGMやヒレの演出でサメを撮らずしてそこにサメがいることを表現するスピルバーグのテクニックなんですが、もっとサメが見たいとなるのは僕だけじゃ無いはずです(笑)
サメの動きやフォルムがちょっと作り物っぽいのは50年前だから仕方無いか。おっさん同士の会話も自分には退屈でした。
パニック映画の金字塔
勝手にイメージしていた映画とはまったく違いました。
ラストの鮫を仕留める闘いは、『老人と海』のオマージュのようでした。
男のロマンですね。
1975年(アメリカ)。監督:スティーブン・スピルバーグ。
原作:1974年作のピーター・ベンチリーの同名小説。
ある避暑地の島。
ビーチで若い女性の変死体が見つかる。
無惨な残骸で、警察署長のロイ・シャイダーは人喰い鮫の仕業だと確信。
恐怖に震える。
ビーチを封鎖して遊泳禁止にすると、市長が「この稼ぎ期にとんでもない」と大反対。
すると、混雑する海に人喰い鮫が現れて、男の子を飲み込んでしまいます。
ここから、テレビ中継車も現れ、ビーチはパニックになる。
大事に気付いた市長も、鮫を退治することに賛成して、
プロの鮫ハンターのクイントと署長そして海洋学者のリチャード・ドレイファスは、
クイントのボロ船に乗り込む。
イザ、鮫退治だ。
ここからが面白い。威張り散らすクイント(ロバート・ショウ)は、誰が見ても敵役。
海を知らないロイ・シャイダーは、最初、足手まとい。
海洋学者のドレイファスは、色んな道具・・・自分が檻に入り檻ごと海中に潜り鮫に一撃を喰わせる
つもり・・・とか、なかなか勇敢です)
海洋活劇・・・と書きましたが正に鮫と人間の死力を尽くした死闘。
(鮫は機械仕立てで、しょっちゅう故障したそうです)
ウワッと海から飛び上がり、頭とデカい歯を剥き出して威嚇する。
そして酔っ払いのクイントが暴走する。
抑制の効かないこの男は、ブレーキを踏むことを知らない。
(それが良いアクセント)
生きるか死ぬかの鮫と人間の知恵を絞った闘い。
ボロ船は木の葉のように揺れて、あわや・・・???
ラストはスリルも爽快感もあり中々の面白さでした。
人喰い鮫が人を食いちぎって大暴れ!!
ビーチは血に染まり、阿鼻叫喚のパニック映画・・と勝手に想像していた私。
沈着冷静で出来る男、警察署長のロイ・シャイダーがカッコよかったです。
間違いなく音楽が主役♪
じゃ~ん♪…じゃん♪……じゃ~ん♪…じゃん♪……じゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃ♪
とぅる~♪るるるるる~♪
これだよ!
凄まじいまでのストーリー展開と絵面よりも、こっちをメインで覚えてるんだよ!
映画って音楽がほんっと大事♪
だから書くことはこれだけ!
投げ出しやがった!
ならレビュー書くなよ!
いやさ…せっかく観た映画のフライヤーコレクションしてるんだから、それ追って過去作のレビューを一日一本書くことにしたの。
だからこれくらいでご勘弁を!
映画鑑賞について色々考える
ジョーズを初めて鑑賞したのは小学生の時。
近所に出来た、いわゆる町の電器屋さんみたいなお店のデカいテレビで観たんだが、字幕だったか吹き替えだったかをまったく覚えてない。
ただ、要所要所でのシーンを明確に覚えているのは、その後テレビ放送で何度も観たためにインパクトのあるシーンが脳内に刻み込まれているんだと思う。
映画監督、脚本家、スクリプトドクターの三宅隆太氏が一人で喋っているSpotifyのポッドキャスト番組
「スクリプトドクターのサクゲキRADIO」にて
『滝田版JAWS』オーディオコメンタリー(風)特集
という回がある。
これが面白い回で、三宅隆太氏はジョーズを物凄い回数鑑賞しているのだが、基本的にはいわゆる地上波という形式で、主演のロイ・シャイダーを滝田祐介が吹き替えているバージョンに強い影響を受けているということを軸に、Blu-rayの吹き替え版を観ながらオーディオコメンタリーを展開するという回。
映画制作に携わる人の視点で語られるカット割りやセリフまわしなどの構造的な話から、吹き替えのテレビ放送された洋画が映画そのものを語るうえでいかに大切であるかという話まで、非常に充実した内容になっている。
「吹き替えのテレビ放送された洋画」
とは、劇場版、ソフト版とはまた別の、もはや一つの確立されたカテゴリーである。
足バタバタします
人への行いへの応報めいた展開と思いきや、後半はかなりエンタメに舵を切って、クライマックスまで突き進むイサギのよさ。3人の決して溶け合わないバディ感は珍しくもある。まぁしかし怖いのは嫌だわ。
このサメは美食か悪食か?
有名な作品だけど、怖いのはやだと思って避けてた。観たらおもしろいやんか! 古典として語り継ぐべき作品だ。
フーバーとクイントの傷自慢大会は笑えた。でも、クイントの過去の話は、一番怖かった。
フジテレビ地上波放送にて。
コマーシャル無しでも、この映画は1時間くらいの映画だと思う。
なんで、今、ジョーズなの?
昔、昔、TVで見た。
テレビはテレビで良いのだが、コマーシャルがあって、トイレ行く時間がありすぎる。日本のcmって皆似たような内容で、同じ様な俳優が出ている。大御所と言われる俳優が恥も外聞もなく、ブザマにコマーシャルに出演している。原油高で物価が高騰するのだから、コマーシャル費を削れば良いのだ。コマーシャルを見せる為にジョーズを見せている様なものだ。緊迫感が盛り上がる瞬間に『ドライブマイカー』のコマーシャルはとう考えても興ざめだ。
ロバート・ショーが出ている!
やっと、終わった。物の値段に俳優のギャラが入っていると考えると、腹立たしく感じる。
そんな思いばかりで、僕はなんの映画見たのだろうか?
でも、コマーシャル無しでも、この映画は1時間くらいの映画だと思う。3人で船に乗るところから見れば良いと思った。
サメがナチスで、船長がソ連で、学者がイギリスで、署長がアメリカ人!
考え過ぎ!!
サメ映画だけどサメが主役にあらず
サメ映画といえば、B級を中心に数多くの作品が作られていますが、その元祖、本家本元と言うべき作品。さすがの面白さでした。
最近のサメ映画は、とにかく「サメ」のインパクトを強くしようとして、知能が高かったり、恐ろしく巨大だったり、空を飛んだりしますが、本作の面白さはサメそのものではなく、主人公達、人間側にあるように思います。正義感が強くて海嫌いな主人公、サメマニアの海洋学者、そして荒くれ者の凄腕サメハンター。この凸凹3人衆がサメ退治を通じてお互いを認め合い、友情を深めていく様子が描かれており、サメが登場しないシーンでも彼らの掛け合いが面白く、ダレることなく観られるので、この映画の主役はサメではなく人間であると感じました。サメに頼り切らず、人間ドラマの部分もしっかりしているところが名作たる所以なのでしょう。
CGでは出せない圧倒的恐怖
人食い系の作品は好きで多々見ましたが、
やはり模型で撮ったものは怖さが全然ちがう!
40年以上前の作品ですが、色褪せないわけですね。
スピルバーグ監督が、クイントの無線の相手役で出演してたそう‥
そりゃ気づくわけもなく。(笑)
ちなみにブロディ署長のペットで出てくるわんちゃんは、
スピルバーグの実の愛犬だとか(笑)
もういちど見てみたいと思います。
【”本家本元” 夏はヤッパリ、サメ映画だね! 誰もが聴いたことがある、ジョン・ウィリアムズのジョーズのテーマが、この作品の名を上げたのは、万民が知る所である。人間集団心理を描いた作品でもある。】
ー ”アミティア島へようこそ!”という看板が立っている、アミティア島。夏場の海水浴客の落とす金が、島の収入源の一つである。ー
◆感想
1.集団心理の描き方とナカナカ姿を現さない”ジョーズ効果”
・若い娘が、サメに食べられたのに、それを否定し、”スクリューの巻き込まれた”と言う、観光関係の人々。
・サメが釣りあげられ、ヤレヤレ・・、と思う人々。
・ブロディ署長は、海洋研究会のフーパーの意見”口の大きさが違う”を聞き入れ、市長に警告するが・・。遠泳をしている子供が犠牲になる。
・それでも、海開きを強行する市長達。全米から押し寄せる海水浴客。けれど、誰も海に入らない・・。
・市長が、海に入る事を促すと、恐る恐る海に入る人々。徐々に怖さが薄れ・・。TV局のレポーターもやって来て・・。
ー 皆で、サメのいる海に入れば、怖くない・・。ー
・息子をサメに食べられた夫人のブロディ署長への、強烈な平手打ち。
”貴方はサメが居る事を知っていた。貴方が息子を殺した事を、忘れないで!”
2.漸く姿を現したジョーズの狡猾さと、人間との知恵比べ。そして、傲慢さが招いた破滅。
ー 因みに、今作では”ジョーズ”と言う固有名詞は出て来ない・・。ー
・湾で新たな犠牲者が出て、漁師もヤラレ、漸く、ブロディ署長と海洋研究会のフーパーと傲慢なサメ猟師クイントは、クイントの襤褸船で巨大人食いホオジロザメ鮫を仕留めに行くが・・。
<ご存じの通り、今作では再後半にならないと、ジョーズは出て来ない。背びれはチラッと映るが・・。
誰もが聴いたことがある、ジョン・ウィリアムズのジョーズのテーマが、この作品の名を上げたのは、万民が知る所である。>
鮫側に感情移入させる高等テク。
再々…見。
鮫の主観に切り替わる瞬間、これぞ映画だ。
足元の鮫を観客にだけ明かして、襲う鮫側に感情移入させる高等テク。
落ち着いて考えると子供騙しで珍妙な題材だが、これを一級の名作に仕上げた若きスピルパーグの才気。
全員親父という偏りも味わいに。
そしてあの音楽。
ホオジロザメがかわいい
久々にジョーズが見たくなってみた。
昔の映像で作りモノ感の強いサメだったけど、
だからこそ懐かしい感じがよかった。
人が食べられるシーンはしっかり迫力があって
いつの間にか引き込まれてた。
ユニバに行きたくなった。
ウミコワイ
アメリカ東海岸沿いの田舎町アミティを舞台に巨大サメに立ち向かう人々を描いた全サメ映画の祖ともいえるパニックムービー。
10数作にものぼる映画通ぶりながら観ていなかった名作シリーズ、なんと2019年夏、初鑑賞でございました笑。
70~90年代の名作の2本に1本はまたあんたの作品かよ!となる神様スティーブンスピルバーグ監督作の今作はもう言うまでもなく昨今乱立する全サメ映画の頂点として君臨し、これもあんたが作ったのかよ!となるジョンウィリアムズによるおなじみのテーマソング、でかすぎて笑けてくるサメ、お手本のような死亡フラグを立てまくる登場人物などもはやサメ映画の教科書とも言える内容の作品だった。
サメが怖かったのはもちろんだけど、一番ビビったのが深夜に沖に停泊していた不審な小舟の調査に向かったブロディとフーパーの2人が船底の調査をした際にごろりと出てきた船の持ち主の首だけのシーン笑。
しかもリバイバルの映画館で見たので最高の音響下で襲い掛かる衝撃映像と不協和音の組み合わせで飛び上がるほどにビビってしまった当時アラサーの私笑。
ラストの海水まみれ血みどろの戦いの果てに血しぶきをあげて食われるクィントと真っ赤な水しぶきを上げてド派手に吹き飛んだジョーズの最後が無茶苦茶すぎてめっちゃ笑えたのとエドシーランみたいなモサモサヘアが可愛らしいフーパーが印象的な作品だった。
流石はサメ映画の金字塔…だけど
空を飛んだり陸に上がらない、ちゃんとしたサメ映画のお手本のような作品。当時はあまりにも強い衝撃を受けた人たちによって罪の無いサメが襲われたとか。
カメラワークと、あの超有名な襲う前の曲で緊張を煽ってくる。演出が光ってる映画だと感じた。
後半はオッサン三人ばかり出てくるけど、まあ、あの場所に女性がいても足を引っ張りかねないし仕方ないか。
全97件中、21~40件目を表示