「サメ映画永遠の金字塔」ジョーズ しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
サメ映画永遠の金字塔
"木曜洋画劇場" で鑑賞。
スティーブン・スピルバーグ監督は弱冠27歳で本作を撮り上げたとのこと。いやはや恐れ入る。才能溢れる手腕によって、一躍一流監督の仲間入りを果たしたのは有名なエピソードである。
サメの姿を見せず、焦らして焦らして恐怖を煽る斬新な演出法。ドキドキを極限まで増長させるジョン・ウィリアムズの劇伴。勇気を振り絞り、敢然と脅威に立ち向かう男たちの熱いドラマ。⋯
どの要素が欠けても成立しない、色褪せぬ魅力を放つパニック・エンタメの金字塔にして、サメ映画の王様である。本作を越える作品はこれからも出て来ないのではないかと思うほどに完璧だ。
[追記(2019/05/05)]
「午前十時の映画祭10」で初めて映画館で観た。スクリーンで観ると格別だ。12年ぶりの鑑賞だったから初見に近い。終始、ドキドキしていた。
リチャード・ドレイファス演じるサメの専門家が穴の空いた船底を覗いた瞬間にぬっと出て来た死体に驚いて体が跳ねた。周りの方々ごめんなさい⋯
男たちとサメの死闘に手に汗握るクライマックスの興奮は筆舌に尽くしがたい。獰猛なサメへ渾身の一撃を放つブロディ。その際のセリフ(Smile, you son of a BITCH!)に心の底からシビれた。
[鑑賞記録]
2007/07/05:木曜洋画劇場
2019/05/05:TOHOシネマズ西宮OS(字幕)
2025/09/03:Netflix(字幕)
*修正(2025/10/26)
トミーさん
返信が遅くなってしまって申し訳ありません。コメントありがとうございます。
2作目は未見なので一度観てみたいなと思っていました。確かに後片付け、気になりますよね。
喉元過ぎれば熱さを忘れるでサメが来る前の状態に戻っていそうです…



