「何度見ても」ショーシャンクの空に 映画豚さんの映画レビュー(感想・評価)
何度見ても
初めて鑑賞した日から約7年。
当時の熱は干からびず、無我夢中でかじりついて今回も見ることができた。この映画の魅力は何か。この映画を鑑賞し、号泣することは無い。
ただ、魅入る。それこそがこの映画の魅力の1つである。モーガンフリーマンの語りは心にスッと入りそして重く沈み込む。
映画の見始めは刑務所に窮屈感を覚える
しかし、次第になぜかその窮屈感は忘れ、中盤のシャバの方が窮屈にすら覚える。
感情移入をしたのであろう。
この映画は多くの人に感動を与えるが、その一方で感情移入できないと答える方もいる。
それはそのはずである。
「終身刑は人を廃人にする刑」だから。
恐らく、感情移入できないと答えた方は逆にできているからこそそう感じるのである。
それほどまでに、見る側に気づかせず
刑務所の空気を伝えたこの作品は圧巻である。
見終わったあと、何日経っても良い。
この映画に即効性の感動は求めない。
しかし 、心の中にこの映画は生き続いていく。
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