将軍の息子3

劇場公開日:

解説

1930年代から40年代の日帝時代を背景に、実在した韓国の独立運動の中心人物、金将軍の息子である金斗漢の波瀾万丈の青春像を描く一編。久々に娯楽アクションものを手がけた林權澤の職人的な演出と、当時の町並みを再現した大規模なセットが見どころ。『将軍の息子』(V)『英雄武闘伝説_将軍の息子』(V)に続くシリーズ第3作。洪性裕の小説を金裕準が脚色、「キルソドム」の林權澤の監督で映画化。製作は「波羅羯諦 ハラギャティ」の林泰元、撮影は「アダダ」の鄭一成、音楽は「シバジ」の申河と、林權澤作品の常連スタッフが結集。主演は前2作に続いて、オーディションで選ばれた朴尚民。共演は李日裁、申鉱溶ら。

1992年製作/韓国
原題または英題:将軍
配給:JVD
劇場公開日:1994年5月14日

ストーリー

一介のちんぴらから京城の中心街を仕切る鐘城組の親分にまで登り詰めた金斗漢(朴尚民)は、日本人ヤクザの林組との抗争に日本軍憲兵隊を巻き込んでしまい、ひとり鐘城の街を後にする。林組と憲兵隊の執拗な追跡から逃れ、彼は元山の街に知人の白井を訪ね、厚いもてなしを受ける。しかし借金のかたに監禁している美人歌手ウンシル(呉受)を逃がし、白井と争いになった彼は、街に後にして満洲・奉天に向かう。兄貴分のモロハ(金勝友)の元に身を寄せた金斗漢は、そこでチンピラ時代に世話になった金東会(李日裁)と再会した。だが、東会の持ち込んだアヘンを密売した彼らは馬賊団の怒りを買い、モロハに助けられて逃亡する。鐘路に戻った彼はそこで歌手のウンシルと再会。彼の帰還を知った丸岡警部は、自首を勧める。やがて釈放された金斗漢に、鐘路の人々が街を復興してくれと哀願する。金斗漢はウンシルに求婚するが、彼女は日本人の憲兵を選んだ。金は宿敵・林組と対決し、彼らを倒した。

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