ジュース

劇場公開日:

ジュース

解説

ハーレムに住む4人のティーンエイジャーが面白半分から悪の道へ引きずり込まれていく姿を描いた青春ヴァイオレンス。「ジャングル・フィーバー」など、スパイク・リー作品の撮影監督を多くつとめたアーネスト・ディッカーソンの監督デビュー作。製作は「リーン・オン・ミー」のデイヴィド・ヘイマンとニール・モリッツ、エグゼクティヴ・プロデューサーはピーター・フランクフルト、脚本・原案はディッカーソン、共同脚本はジェラルド・ブラウン、撮影はラリー・バンクス、音楽はハンク・ショックリー&ザ・ボム・スクワッドが担当。

1992年製作/95分/PG12/アメリカ
原題または英題:Juice
配給:松竹富士
劇場公開日:1992年8月29日

ストーリー

ハーレムに住む高校生4人組Q(オマー・エップス)、ラヒーム(カリル・ケイン)、スティール(ジャーメイン・ホプキンス)、ビショップ(トゥーパック・シャクール)は学校へも行かず、対立するラダメス(ヴィンセント・ラレスカ)率いるラテン系グループとケンカをしたり、万引きをしたりして街をうろついている。ある日4人は知り合いが店に強盗に入る現場に出くわし、ビショップが強盗に加担しようとするが他の仲間が止める。それをきっかけに彼らは拳銃を手に入れ、悪戯半分で強盗プランを立てる。将来はこんな生活を抜け出しDJになることを夢見るQは、その日がDJコンテストの日に当たるため反対するが、コンテストの後に決行することに話がまとまる。コンテストでQが勝利した直後に4人は近所の店に押入り金を奪うが、ビショップが必要もないのに店主を射殺する。廃墟へ逃げ込み、無駄な発砲を責めるラヒームをも興奮したビショップは射殺してしまう。警察の捜査には誰も口を割らなかったが、Qとスティールは次第にビショップを避けるようになる。ビショップはラダメスを射殺、脅えるスティールにも発砲し、Qの犯行のように見せかける。夜の裏街でビショップに銃をつきつけられたQは肩を負傷しながらも逃げ出し、ビルの屋上に追いつめられる。揉み合った末、ビショップは足を踏み外し落下する。野次馬に「新しいボス(ジュース)だな」と言われてもQは首をうなだれるだけだった。

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映画レビュー

3.5終始「あ〜ぁ」なのです。

2021年4月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

シネクイントさんの企画で鑑賞。
フッドムービーと言うカテゴリ自体知らなかった僕。
ヒップホップファンでもない僕。興味だけです。

なんとも、悲しすぎる。

本作で描かれている黒人社会や置かれた環境は実際と相違がない現実だったのでしょう。
1980年代後半〜1990年頭にかけてのアメリカの黒人への扱いは、社会における差別などはいかほどだったのか?僕はわかりませんが登場人物たちのセリフを聞けば、ほめられたものじゃなかったのでしょう。

本作は人種差別に対する怒りや、社会に対するやり場のない怒りや苛立ちなどの黒人問題が描かれているわけですが、これが10代の話ってのが恐ろしい。

まだまだ未熟な十代なのに、大人の干渉が少なすぎると感じました。メインキャスト4人が素行が良いわけではないのに、親や大人の関わり方(しつけ)が薄く感じます。親がいないと言うケースもありますが。
良くも悪くも自主性に任せる文化の功罪なのでしょうか?
あくまでイメージですが、一般的な日本の家庭に比べて子離れが早い気がします。

大人な監視がうすければ、楽しいことに、低きに流れますよ。で、手に入る最強の武器。未熟者がそんなモノを手に入れたらどーなるか?想像は容易いです。

終始落胆の連続です。
しかし、これが現実だったのでしょう。現在が
改善されていればよいのですが。

今がこうだから、こうなってしまうのは仕方ない、、、な描き方ですがなぜにこのような環境になってしまったのか?子供達がなぜ流れに抗えないのか?その辺りを明確にする作品があれば観てみたいですね。

ほんとに、銃が市民生活にあるから最悪の事態になるんだよ。日本は銃がなくて良かった。

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バリカタ

4.0悪の坂道

2020年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ハーレムの住む4人の不良の話で、軽い気持ちで悪事を働き、のっぴきならなくなっていく。
一人が狂っていくのに手が打てない仲間たちだったが・・・。
人種を超えた悲しい話だ。

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いやよセブン