劇場公開日 1979年12月1日

「【”蛇拳VS鷹爪拳”いつもカンフーの練習台だった青年が蛇拳の達人白長天と出会い、修練を積みつつ独自の技”猫爪”を生み出し蛇拳とミックスさせ、敵を倒す初期ジャッキーチェン作品の逸品。】」スネーキーモンキー 蛇拳 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”蛇拳VS鷹爪拳”いつもカンフーの練習台だった青年が蛇拳の達人白長天と出会い、修練を積みつつ独自の技”猫爪”を生み出し蛇拳とミックスさせ、敵を倒す初期ジャッキーチェン作品の逸品。】

2024年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波、VOD

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ー ご存じの通り、今作でジャッキーチェン扮するガンフーに蛇拳を教える白長天を演じたユエン・シャオティエンは、当時のカンフー映画に多数出演しつつ、カンフー指導も行っていた名優である。
  そして、このコンビはジャッキーチェンの初期代表作である「ドランクモンキー 酔拳」を生み出している。-

◆感想

・初期ジャッキーチェン作品の魅力は、弱い若者が師匠と出会い、ユニークな練習を重ねるシーンであろう。
 今作で言えば、ガンフーに出会った白長天が”茶碗を取ってみな。”と言いながら全身を使って翻弄するシーンや、その動きを地面に書いてガンフーに一人稽古をさせるシーンである。
 更に言えば、草原でガンフーに本格的に蛇拳を教えこんでいくシーンである。竹の上に置いた卵をガンフーが蛇の如く取って行くシーンは、TVで観た記憶が未だに残っている。
 そして、後年、ジャッキーチェンは「ベスト・キッド」にてジェイデン・スミスに同様の訓練を行うのである。

・又、初期作品の魅力はカンフーシーンの長さにもある。時に残酷なシーンも盛り込まれるが、ジャッキーチェン作品では、それよりもカンフーシーンをユニークさも盛り込んで見せる所が特徴である。

<今作は、上記初期ジャッキーチェン作品の逸品の一作であり、彼のスタイルを確立した作品でもある。
 その後の、ジャッキーチェンの今に至る世界的な活躍は万民が知る所である。>

NOBU
トミーさんのコメント
2024年7月20日

共感ありがとうございます。
旧いカンフー映画には、段取りすっ飛ばした勢いが感じられます。猫爪くずしを繰り出す際のニャオー! とか最後の毒殺百面相とか。それでバッサリ終劇! がまた生きますね。

トミー