「もう少し、登場人物の気持ちにも気を配って欲しい・・・」蛇鶴八拳 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
もう少し、登場人物の気持ちにも気を配って欲しい・・・
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秘伝書を巡る武闘組織間の騒動を描く物語。
ジャッキーチェン初期に撮られた映画ですね。
整形前のジャッキーの顔、そして吹き替えられた声(当時の香港映画は、声優の声があてられた)に、違和感を感じざるを得ませんでした。
ただ、アクションは流石です。全編を通して多くの格闘シーンを楽しめますし、クライマックスは流石の一言。
香港クンフー映画らしい、軽快で迫力のある闘いを観ることが出来ます。
ただ、ストーリーはあって無きがごとく。いや、ストーリーはあるのですが、雑というか・・・いい加減というか・・・
例えば、折角「痣のある男」を探しているのに、ラスボスに捻りがなさすぎます。「拳精」や「少林寺木人拳」ならラスボスに意外性がありましたが、この映画ではそのまんま。
例えば、娘を殺された武闘家。秘伝書を使って混乱を巻き起こした主人公達に対して怒りをぶつけるでもなく、殺した相手への仇討ちも主人公に譲り、しかも仇を生かしてておくことを許容する。
主人公が一人で闘うクライマックスの展開も、強引過ぎて苦笑いが出てきてしまいます。
リアルにしろとは思いませんが、少しばかり雑過ぎるように思えます。
評価はやや厳しめです。
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