「知るは宝✨✨✨」自転車泥棒 らまんばさんの映画レビュー(感想・評価)
知るは宝✨✨✨
アカデミー賞作品賞受賞作品制覇を目指していろんなアカデミー賞受賞作品を検索している中で知った『自転車泥棒』。それを江東区図書館が16mmフィルムで上映するという素敵な企画をしてると知って参加してみた@江東シネマパラダイス。
映画の前後に映画音楽番組を持つ志田一穂さんが解説してくれたおかげで『ネオレアリズモ』について先に学んだうえで映画鑑賞に臨むことができたー✨✨
戦後間もないイタリアで起きた自転車盗難事件。ただの『チャリパク』ならクスっと笑えるのかもだけど、なんだか次から次へと悲惨な状況に。ハッピーとはいえないストーリーは敗戦国イタリアの戦後の貧しい暮らしがベースにある。こんな時には宗教の祈りの力や、なんならインチキ臭い占い師にだって頼りたくなるのが人のサガ。物語はどんどん目も当てられないような状況に。後ろの席で観賞していたご婦人がいろんな場面で『ひっ!』とか『あっ!』とか『あ〜ぁ、、、』とか声が漏れてたほど入り込んでた。わかる、わかるよ、あたしも心の中で言ってたもん。
そういう解説を聞いていなかったら多分きっとチャリがパクられた状況を少しコミカルに描いただけの悲劇、くらいにしか思わなかった。映画ってやっぱり奥深い〜✨✨
今日学んだもう一つの知らなかったこと。
せっかくの機会だから上映されたフィルムを見せてもらって教えてもらった。映画の音声ってフィルムに光学処理で刻まれてるってこと。フィルムにはコマ送りされる映像しかないと思ってから驚き。そしてその音源が2本の道筋(=track)みたいに見えた。‼️だからサウンドトラックなのか‼️
なんか素敵なアハ体験まで頂いちゃいました😊✨
コメントする