劇場公開日:1950年9月8日
解説
ビットリオ・デ・シーカ監督によるネオレアリズモの代表的名作。盗まれた自転車を取り戻すべく奔走する父子の姿を通し、戦後の貧困にあえぐイタリア社会をリアルかつ悲哀に満ちたタッチで描き出す。第2次世界大戦後のローマ。不況により長らく失業していたアントニオは、職業安定所の紹介でポスター貼りの仕事を得る。仕事に必要な自転車を質屋から請け出すため、彼は妻の嫁入り道具であるシーツを質に入れる。街に出てポスター貼りに精を出すアントニオだったが、少し目を離した隙に大切な自転車を盗まれてしまう。警察に訴えても相手にされず、6歳の息子ブルーノを連れて自転車を探し歩くが……。キャストには演技経験のない市井の人々を起用。1950年・第22回アカデミー賞で特別賞を受賞した。
1948年製作/88分/イタリア
原題または英題:Ladri di biciclette
配給:イタリフィルム、松竹
劇場公開日:1950年9月8日
スタッフ・キャスト
- 監督
- ビットリオ・デ・シーカ
- 製作
- ジュゼッペ・アマート
- 原作
- ルイジ・バルトリーニ
- 脚本
- チェザーレ・ザバッティーニ
- スーゾ・チェッキ・ダミーコ
- ビットリオ・デ・シーカ
- アドルフォ・フランチ
- 撮影
- カルロ・モントゥオーリ
- 音楽
- アレッサンドロ・チコニーニ
受賞歴
第22回 アカデミー賞(1950年)
ノミネート
脚色賞 | チェザーレ・ザバッティーニ |
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第7回 ゴールデングローブ賞(1950年)
受賞
最優秀外国語映画賞 |
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