ジキル博士はミス・ハイド
劇場公開日:1996年3月23日
解説
さえない科学者が美しき悪女に変身して大騒動を繰り広げるコメディ。監督はデイヴィッド・プライス。二重人格を描いたスティーヴンソンの名作『ジキル博士とハイド氏』(邦訳・新朝文庫など)を下敷きにしたプライスの原案を基に、脚本をティム・ジョン、オリヴァー・ブッチャー、ウィリアム・デイヴィス、ウィリアム・オズボーンが執筆。製作はロバート・シャピロ、ジェリー・レイダー、エグゼクティヴ・プロデューサーはジョン・モリッシー、撮影はトム・プリーストリー・ジュニア、音楽はマーク・マッケンジー、美術はグレゴリー・メルトン、編集はトム・ロンバルド、衣裳はモリー・マクギネス、特殊メイクはケヴィン・イェーガーがそれぞれ担当。主演は「追いつめられて」「エース・ベンチュラ」のショーン・ヤング。共演はティム・デイリー、「ワンダフル・ファミリー ベイビー・トーク3」のリセット・アンソニー、「ウェドロック」のスティーブン・トボロウスキー、「クライ・ベイビー」のポリー・バーゲンほか。
1995年製作/90分/アメリカ
原題または英題:Dr.Jekyll and Ms.Hyde
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:1996年3月23日
ストーリー
リチャード・ジャックス(ティム・デイリー)は、香水開発に関わる科学者。ある日、彼は富豪だった大叔父から、曾祖父が残した古い研究ノートを相続する。ひとりだけ財産がもらえず腐っていた彼だったが、遺伝子にまつわる内容と、署名を見て驚く。何と曾祖父はあの名作『ジキル博士とハイド氏』のジキル博士だったのだ!彼はジキル博士の研究結果を基に薬品をつくり、自分が実験台になって、それを飲んでしまう。しばらくは何もなかったが、新しい職場の面接の席上、突然彼の体が“変化”をはじめる……あわてて研究室に駆け戻ったしばらく後、彼は美女に変身していた。居合わせた同僚の好色家、ピート(ジェレミー・ピーヴン)に、彼いや彼女は、リチャードの助手、ヘレン・ハイド(ショーン・ヤング)と名乗る。ヘレンは登場したその日から美貌を武器に、社長のミンツ(スティーブン・トボロウスキー)をはじめ、周囲の人間を手玉にとり、何とリチャードの上司になってしまう。慌てたのはリチャード。周期的にヘレンはリチャードに戻るのだが、彼にはヘレン・ハイドだった時の記憶はないのだ。さらにヘレンは今の地位を手に入れるため、リチャードの人格の乗っ取りにかかった。絶体絶命のリチャードは、恋人のセーラ(リセット・アンソニー)にすべてを話し、協力を得て、ヘレン・ハイドの抹殺にかかる。かくして、大騒動の末、リチャードは男性である自分自身を取り戻すのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- デイヴィッド・プライス
- 脚本
- ティム・ジョン
- オリバー・ブッチャー
- ウィリアム・デイビス
- ウィリアム・オズボーン
- 原案
- デイヴィッド・プライス
- 製作総指揮
- ジョン・モリッシー
- 製作
- ジェリー・レイダー
- ロバート・シャピロ
- 共同製作
- Frank H. Issac
- 撮影
- トム・プリーストリー・ジュニア
- 美術
- グレゴリー・メルトン
- 音楽
- マーク・マッケンジー
- 編集
- トム・ロンバルド
- 衣装デザイン
- モリー・マクギネス
- 特殊メイク
- ケビン・イエーガー
- 字幕
- 古田由紀子