潮騒（1974）のレビュー・感想・評価

日本公開当時、「ブルース・リーの悪影響」と言われた空手男（マッシモ・デ・ロッシ）の異様さを別にすれば、あとはあまり出来の良くない恋愛映画だなぁ。主人公たちの心情と、美しい海岸の風景が結びつかないもどかしさに困る。

イブモンタン扮する犯罪学者ローランベルマンは、 屋敷の物件を見て探していた。
ちょっと不思議な空気感のある映画だね。トイレでいかなり殴られたり変だな。根拠がない暴力が蔓延していると言ってもね。子供のパチンコが重要かな。そして勝手に部屋に入ってきたキャサリンロス扮するコンスタンスウイーバー。イブモンタンとキャサリンロスも合わない気がするな。題名からして全くイメージが違う展開を予想したけど訳わからんかったね。

1975年公開
終活のため卒業以来のファンである
キャサリンロス主演作を鑑賞。
ですが、この映画撮影時の実年齢
イブモンタン53歳
キャサリンロス34歳
一目惚れするかー？
ないわー(笑)
そういや当時のフランス映画って
間は悪いわ
設定は無茶苦茶やわ
物語は破綻してるわ
音楽最低
見事に踏襲しています。
お二人ともこんな脚本でよう出演したね。
ＤＶＤもブルーレイも持っているのに(笑)
でもキャサリンが出ているので100点
2023年３月22日　京都みなみ会館

主人公（イブ・モンタン）は心理学者、頭のおかしい男に襲われ怪我をするが、治療してくれた女医（キャサリン・ロス）に一目惚れしてしまう。
いろんな伏線はあるらしいが、ほとんど回収されずに終わってしまう。
タレ目美女のキャサリン・ロスを眺めているだけでした。

列車の廊下ですでにブロンドのロングヘアーの女に気もそぞろの中年男（イブモンタン）は改札でがかわいい姪っ子が迎えに来ているのに、無視してその女をじーっと目で追って、挨拶も上の空。軽～いナンパおじさんでした。
まあなんて、都合のいい展開でしょう。ちっちゃいカンフー男。手首の怪我の功名で、あの女医さんと。フィリップ･ラブロ監督はやっぱり作家。劇伴はうるさくて、ちょっとセンスを疑います。この映画もヌーベルバークなんですかねえ？

70年代という事を差し引いてもメチャクチャな映画だった。