JFKのレビュー・感想・評価
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今も残る疑問
検事のケビン•コスナーが、
大統領と国の為に真っ直ぐな気持ちで
真実を追求する姿が力強く描かれていた。
時には、家族を犠牲にして仕事に打ち込むのは他人なら喜ばしいが、
家族はたまったものではないだろう。
ラストの陪審員に向けての弁論も見事である。
片やトミー•リー•ジョーンズの存在、
画面に映る時は悪事の姿は無く、
無罪を主張している姿だけだが、
観る者には、コイツだな、と思わせている。
少なくとも私には。
やはり、オープンカーは、危険であると思える。あの時、オバマなど歴代大統領が来日する時、大統領特別機で運んで来る防弾装備完備の大統領専用車両なら難を防げていた筈だ。
返す返すも惜しい、と今尚思う人がアメリカにいるのではないか。
反対に、良かった、と思う人や集団や国も。
検事が、陪審員に謎解きのように説明するくだり、大統領に弾が当たっているがそう重傷でなくまた前席の知事に当たった弾は大統領には当たらず別であり最後致命傷の銃弾の射入角度方向。最初の発表とは違う弾数など、同時に撃てばわからない。専門家の警察が間違っていることがおかしい。理路整然と説明するも証人をことごとく潰されてしまう。
国相手は怖いのだ。
オズワルト
ケヴィン・ベーコンやゲイリー・オールドマンがかっこいいです。名優といわれる俳優が随所に出てくるもんだから目が離せません。その中でも際立ってケヴィン・コスナーが大根役者の雰囲気を出していた(しゃべり方が下手なだけかも・・・)。
オズワルドが中心になるわけでなく、彼をハメた奴らを探し出すことがメインとなる。そしてXと名乗るドナルド・サザーランドの告発がリアリティ溢れる謀略のシナリオ。今となっては正しいような気もするが、アメリカの戦争好きの性格を如実に表している。
ラストの裁判では、暗殺事件=クーデターだと結論づけるが、ベトナム戦争や軍事産業と政府の結びつきを批判しているところは評価できます。それにしても、ベトナムではベトナム人が200万人死んで米兵は5万強か・・・
真相は闇の中
アメリカ近代史の中で、これほどショッキングで、闇に隠されている事件があるだろうか? 本作品ではジョンソンクーデター説。 CIAとかFBIの陰謀はあったけど、副大統領とはね。結構ショッキングだけど、その後ベトナム戦争の泥沼にのめり込む、政府・軍や産業界の構図に説得力がありすぎ。
ケビン・コスナー良いねえ。裁判所の長い論説は出色。
映画的には疑われる人や、仲間たちの説明がサラッとしすぎて混乱してしまう。予習しなくても追いつけるぐらいにしてくれたら良いけど、1時間画ぐらい間延びするかな? ドナルド・サザーランドとの会話シーンがなければ救われなかった。
年がばれるけど、70年安保の前時代の御茶ノ水の喧騒はベトナム反対もスローガンにあったなあ。歴史を変えた情報公開が待ち遠しい。それまで元気でいられるか?
やっぱ長い
以前に見たことあるけど再鑑賞。
やっぱり長い。長過ぎると途中緊張感が途切れちゃう。
色々と推理はしてみても結局はクレイ・ショーですら有罪に持ち込むことはできなかった。
もちろん実話をもとにしているのであるからなのだけど。
しかし物語として見ている私としてはやはり不完全燃焼。
FBI、CIA、軍、カストロ、軍事産業、マフィアと陰謀の規模が大きすぎて
全部が絡んでいるとは流石に思えないかな。陰謀にからむ人間が多いとボロが出るからね。
個人的には軍事産業の利権って気がするなー。暗殺と分かって加担する人間は
一部に決まってるし。
久しぶりにケビン・コスナーを見た気がする。最近あまり出てないよね。
声があんまりかっこよくなかったな。イケメンだよね。
重々しい雰囲気が画面から漂って来て話自体は面白かった。
ただ、風呂敷を広げ過ぎ感はあるのでもう少し一番信憑性のある
仮説でまとめたらスッキリするしよかったのかな。
メモ取りながら見たけど謎が多すぎて混乱するわー。
リー・ハーヴェイ・オズワルドは、たしかにあやしい男ではあるが、ケネ...
リー・ハーヴェイ・オズワルドは、たしかにあやしい男ではあるが、ケネディ大統領暗殺の単独犯ではない。それにパレード中にライフルで射撃して正確に大統領に命中させる腕もない。
では、誰が、ケネディを殺したか。
真犯人は誰か。
そこまでは、映画では描かれていない。オズワルドがはめられていった経緯を描き出そうとしている。真犯人の代わりにある男を裁判に引きずり出す。
オズワルドが、元海兵隊員で、除隊してロシアへ行ったのは本当らしい。しかし事件当時24歳の若さだ。妻子もおり、狙撃犯になることはないだろう。このあたりはNHKのドキュメンタリー番組でもやっていた。
まだアメリカは、事件の全容を解明できていない。
映画については、いくつか演出もあるようである。
ハリウッドの良心
いやはやオリバー・ストーン監督は凄い映画を撮ったものだ、法的にはジム・ギャリソン検事の訴えは否定されたが関係者がことごとく不審死を遂げているのでは致し方ないだろう。真実は政府資料開示の時を待つしかないのだろうが、所詮分かることは意図的な証拠隠滅、捏造が行われていたかどうかということ位で真犯人が書かれているわけではないのだから期待は薄い。
政治の巨悪を暴くのはジャーナリストというのが相場だがこの事件では地方検事に委ねられており、むしろマスコミは権力に加担しているように映る。あのクロンカイトでさえこの映画を酷評したというから摩訶不思議だ。そんな風潮の中、国民に慕われたJFKの死を曖昧にできないというハリウッドの良心が創った渾身の力作だった。気が付けば3時間半もの長編だったが見入ってしまった。
One man have to be sacrifice. 真実は?
JFKの暗殺事件となると50年以上も前の話なので歴史の教科書の中の事件といった印象を受けます。それでも本作は面白かったですね。1960年代の事件を約30年後の1991年に映画化してるで当時はまだ覚えてる人も沢山いたでしょうし、かなり衝撃的な作品だったのではないでしょうか?
若い頃のケビン・コスナーがカッコいいです。その他、トミー・リー・ジョーンズ、ゲイリー・オールドマン、ケビン・ベーコン、ドナルド・サザーランド等と有名な俳優が勢揃いでかなり豪華な出演陣!アメリカを批判するような内容なので、出演するリスクもそれなりにあったのでは?っと思うのですが皆さんその後もキャリアを伸ばしてるので、アメリカではそういうのないんですかね?
しかし、時間が長い!3時間20分ってインド映画ばりに長い!ドナルド・サザーランド出てきて一気に真相が解る時点でもまだ半分。それでも面白かったと思えるので良くできた作品なんですね。
結局真相は闇の中なのですが、あれだけの説明があってオズワルドの単独犯ってのは受け入れ難いと思います。ググった所アメリカ人の70%の人も単独犯と信じてないんだとか。確かに国家が絡んでたら真相は表に出てこないでしょうけど、もう50年以上経ってるんで利害のある人も少なくなってるでしょうし、そろそろ真実が出てこないかなっと期待します。
実在する人物の提示と同時に
正義を信じて闘った人々が
リアリティ溢れる映像そしてシナリオとともに描かれる。
「真実を知りたい」
その思いが増していく。
テンポも早く、字幕で観ているため、所々わからない部分もありつつ展開されていくが
それを経て、ようやくたどり着いた裁判。
悲しい現実に、涙を流さずにはいられなかった。
JFK暗殺と超大国アメリカの闇
ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件。
世界史の授業でしか知らない世代の自分にとっては都市伝説のようなものだった。
生け贄のように逮捕され殺されたオズワルド。次々と消される関係者。
矛盾だらけの報告書。暗躍する国防省・CIA。
主人公・ギャリソン検事の捜査過程で見えてくるアメリカの巨大な陰謀。
良質なドキュメンタリーの要素も大きい。
そして、作品からアメリカにとっての「大統領」という存在、激動の60年代の空気が伝わってくる。
作品中で真実は明らかにされていない。
隠ぺい体質への抗議もこの映画のテーマなのかもしれない。
アメリカ政府が真相を公表する日は本当に来るのだろうか❓
そして、その時アメリカはどうなっているのだろう❓
最後の…
エンドロール手前の2029年には驚きました。
これを見て、ケネディ暗殺に興味を持つ人も多いでしょう。
だけど数人で国家権力に立ち向かうのは…タイミングとして正しかったか問われますね。
ケビンの若さとイケメンぶりにキュンと来るけど、ストーリーは見ていて何となく、わざとややこしくしてる?感を感じざるをえない気も…
趣旨は素晴らしいのですが…ね。
奥さんの言う通り、静かに暮らしたいですね。
JFKというタブーに挑戦した勇気
入社したての頃友人に落合信彦の「2039年の真実」を勧められ、貪るように何度も読んだ。アメリカの暗部をこれだけえぐり出した本はない。こんな本を書いたら米国人なら殺されると。しかし何とオリバーストーンはアメリカ最大のタブーの一つ、JFK暗殺を映画にしてしまった。しかも政府に反旗を翻す、そして誰もが真実だと知っている複数犯説を見事に証明した。
この映画の端々に出てくる哲学的なメッセージ、特に「わかっているのに行動しない人は、卑怯者である」という言葉は、歳を経るごとにじわじわと胸に刺さってくる。それを命を賭けてやったジムギャリソン、彼のような命をかけた仕事を、一生に一度やってみたい。そんな勇気をくれる映画です。
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