JFKのレビュー・感想・評価
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長い!
ケネディ大統領、死の真相に迫る映画。
不謹慎ながら、2時間サスペンスのように、”ある説”に導かれてカタルシスが得られるのかと思ったら…。
映画のラストは、法廷での事件真相(あくまで推論)の説明が大迫力なんだけれど…。
”裁判”は万能ではない。陪審員制度。論理的な説明が何よりも優先されるわけではない。陪審員の信条・心情に左右されてしまう。
そして、”真相”としては納得しても、それが被告がやったことがと言われると、映画の中で提示される事実だけでも、”推定”無罪・有罪?判断ができない。
自分が、この裁判の陪審員だったらと思ってみると、難しい。今の裁判のように、争点を整理して!って言いたくなる。
そんな論理の展開だけでなく、
日本とUSAの制度の違いも???
検事だけれど”選挙で選ばれた”?etc。
USAでは当たり前のことだから説明なく進むが、解説書を片手に鑑賞する必要があるところがある。
しかも長い!
というか、私が期待した謎解きの結論のようなものは、映画の中盤で明かされてしまう。
それから、映画はどう続くのか?
捜査への妨害。
関係者の死。
仲間割れ。
そして法廷場面。
映画としては見せ場なのだが、
各役者は良い演技を見せてくれるのだが、
近年の他の映画に比べると、もたつく。もったいない。
それでも、
『ダンスウィズウルブズ』以降、USAの良心と呼ばれたコスナー氏が、良心を体現する。スーツの着こなし・眼鏡が最高に格好良く、立ち歩く姿を見るだけでもうっとりする。
オールドマン氏は、繊細なキレている人物を静かに表現して、後の『レオン』を彷彿とさせる。
サザーランド氏、ベーコン氏も印象深い。
ジョーンズ氏は、演出があえてそうだったのか、悪人にも善人にも見えない微妙さが凄い。
他にも、ギャリンソン氏の配下の面々も、良い芝居をしてくれるし、仲間の女性が現れると、皆で立って迎えるとか、当時の知的階級の作法も見て取れて面白い。
そして、長さを感じさせる点では映画としてどうかとも思うが、
実際のフィルムを挿入して”真相”に迫っていく手法は見事。
監督賞(ゴールデングローブ)・編集賞と撮影賞(アカデミー)もかくや。
しかし、実話を基にした『バリーシール』という映画もあり、
この映画での”真相”もありえると思ってしまう。
となると、USAって単に軍事産業に群がる人々で動かされているし、
どこかに敵を作っていないと成り立たないのかなあなんて思ってしまう。
One man have to be sacrifice. 真実は?
JFKの暗殺事件となると50年以上も前の話なので歴史の教科書の中の事件といった印象を受けます。それでも本作は面白かったですね。1960年代の事件を約30年後の1991年に映画化してるで当時はまだ覚えてる人も沢山いたでしょうし、かなり衝撃的な作品だったのではないでしょうか?
若い頃のケビン・コスナーがカッコいいです。その他、トミー・リー・ジョーンズ、ゲイリー・オールドマン、ケビン・ベーコン、ドナルド・サザーランド等と有名な俳優が勢揃いでかなり豪華な出演陣!アメリカを批判するような内容なので、出演するリスクもそれなりにあったのでは?っと思うのですが皆さんその後もキャリアを伸ばしてるので、アメリカではそういうのないんですかね?
しかし、時間が長い!3時間20分ってインド映画ばりに長い!ドナルド・サザーランド出てきて一気に真相が解る時点でもまだ半分。それでも面白かったと思えるので良くできた作品なんですね。
結局真相は闇の中なのですが、あれだけの説明があってオズワルドの単独犯ってのは受け入れ難いと思います。ググった所アメリカ人の70%の人も単独犯と信じてないんだとか。確かに国家が絡んでたら真相は表に出てこないでしょうけど、もう50年以上経ってるんで利害のある人も少なくなってるでしょうし、そろそろ真実が出てこないかなっと期待します。
ケビン・コスナー!
それにしても長い
非常に興味深く、 面白いないようでした。 JFK 暗殺は単独犯でなくアメリカ国家ぐるみのクーデターだった、 という真実についてのはなしです。 多分、 アメリカ国民は知っていることなのでしょうが、 日本人の私にとっては斬新なないようでした。 決して事件や証拠を淡々と述べるのではなく、 事件を追い求める人を主人公に注目して、 その人間的な要素を強く押し出したないようでした。 だからこそ楽しめました。
しかし、 それにしても長いです。 全部で 200分の超大作です。 あまりにも長すぎるので、 普段必ず上映時間を記述する 映画.com でさえ記述を拒否しました。 もう少し短くまとめるか、 複数の作品に分割するべきでしょう。
実在する人物の提示と同時に
正義を信じて闘った人々が
リアリティ溢れる映像そしてシナリオとともに描かれる。
「真実を知りたい」
その思いが増していく。
テンポも早く、字幕で観ているため、所々わからない部分もありつつ展開されていくが
それを経て、ようやくたどり着いた裁判。
悲しい現実に、涙を流さずにはいられなかった。
謎は謎のままに
O・ストーンにとってはかなりの意欲作で当時イケイケのK・コスナーを主演に「アンタッチャブル」と役柄が変わらない気も!?
ジム・ギャリソンの奮闘ってかあまり苦悩して大変な想いとか主人公に焦点は当てられていない演出で黒幕の疑いがある連中を中心に描かれギャング映画とか犯罪映画の雰囲気もありT・L・ジョーンズにJ・ペシとG・オールドマン、K・ベーコンの豪華俳優揃い踏みのシーンは圧巻。
疑いのある連中だらけで三時間と長丁場だが何かが解決される訳でも無いしスッキリはしないオチだけどアメリカの怖い部分が見え隠れ。
小学生の時に公開されて映画館に観に行ったが字幕を追うので精一杯だった当時。
戦争は金儲けの重要事項ってな理由も怖い。
家族描写はベタな演出で「キャリー」な奥さんもギャーギャー喚いてうるさくて邪魔だし子供の演技もイヤ。
D・サザーランドの語りとラストの裁判所のK・コスナーの語りも長いかな。
仙台青葉劇場にて鑑賞。
JFK暗殺と超大国アメリカの闇
ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件。
世界史の授業でしか知らない世代の自分にとっては都市伝説のようなものだった。
生け贄のように逮捕され殺されたオズワルド。次々と消される関係者。
矛盾だらけの報告書。暗躍する国防省・CIA。
主人公・ギャリソン検事の捜査過程で見えてくるアメリカの巨大な陰謀。
良質なドキュメンタリーの要素も大きい。
そして、作品からアメリカにとっての「大統領」という存在、激動の60年代の空気が伝わってくる。
作品中で真実は明らかにされていない。
隠ぺい体質への抗議もこの映画のテーマなのかもしれない。
アメリカ政府が真相を公表する日は本当に来るのだろうか❓
そして、その時アメリカはどうなっているのだろう❓
最後の…
エンドロール手前の2029年には驚きました。
これを見て、ケネディ暗殺に興味を持つ人も多いでしょう。
だけど数人で国家権力に立ち向かうのは…タイミングとして正しかったか問われますね。
ケビンの若さとイケメンぶりにキュンと来るけど、ストーリーは見ていて何となく、わざとややこしくしてる?感を感じざるをえない気も…
趣旨は素晴らしいのですが…ね。
奥さんの言う通り、静かに暮らしたいですね。
JFKを観て・・
震えた
JFKというタブーに挑戦した勇気
入社したての頃友人に落合信彦の「2039年の真実」を勧められ、貪るように何度も読んだ。アメリカの暗部をこれだけえぐり出した本はない。こんな本を書いたら米国人なら殺されると。しかし何とオリバーストーンはアメリカ最大のタブーの一つ、JFK暗殺を映画にしてしまった。しかも政府に反旗を翻す、そして誰もが真実だと知っている複数犯説を見事に証明した。
この映画の端々に出てくる哲学的なメッセージ、特に「わかっているのに行動しない人は、卑怯者である」という言葉は、歳を経るごとにじわじわと胸に刺さってくる。それを命を賭けてやったジムギャリソン、彼のような命をかけた仕事を、一生に一度やってみたい。そんな勇気をくれる映画です。
世界的に有名な疑惑に真面目に挑むドキュメンタリー調の謎解き物語
総合:80点
ストーリー: 85
キャスト: 85
演出: 80
ビジュアル: 75
音楽: 65
真面目に資料を集め推理を働かせて事件を解明していく、ドキュメンタリー調の社会派ドラマ。このころのケビン・コスナーは悪くなかった。ドナルド・サザーランド、ゲイリー・オールドマンといった実力派が脇を固める。
アメリカだけでなく世界でよく知られているJFK暗殺事件は、同時にその事件の調査の結論があまりに不自然なことでもまたよく知られている。事件の調査報告の直後からもう調査結果に疑問が投げかけられていた。そして全世界が疑惑をもっているにも拘らず、未だに正式な再調査もなくその疑惑の調査報告が修正されることがないことから、よほど大きな力が裏で働いていると考えるのは当然の推理である。
この作品はオズワルド単独犯を状況証拠から否定しているだけでなく、その背後に何が起きているのかを推理している。もちろん本当は何が真実なのかは未だに謎のままである。この映画での結論がどこまで真実に迫っているのか知る由も無いが、有り得るなとは思える内容である。
しかしこれだけ人々が疑問を持ちながらそのまま放置されているほどのこの事件。一応2039年には情報公開できるようになることになっているが、果たしてそのときに本当に真実が出てくるのか常々疑問である。
ダラス、6th Floor Museumに行った後に。
たまたまダラスに行く用事があったので、6th Floor Museumに行ってきました。
ここに行かなかったら、この映画も観てなかったかも。
それくらい、この博物館は興味深かったし、考えれば考える程しっくりこないことばっかりでした。
実際、オズワルドが撃ったとされる窓辺りから、JFKが撃たれたX印のある場所を覗いた時に、私も
なんで、Houston Streetを走ってる時に、狙わなかったんだろう?
あえてElm Streetである必要性は何だったんだろう?
後ろから撃たれたのに、何故彼の破片は後ろに飛んだんだろう?と疑問に思いました。
同じ質問が映画の中でもあって、それに対する科学的な推理もあって、色々納得。
でも全部が推理の範囲。
この事件が、現代で起きていれば、分かることもいっぱいあったのに。
何よりも、JFKの家族は憎むべき、許すべき相手もいないまま、もうすぐ47年。
この47年間、どんな気持ちで生きてきたんだろう。
しかし、難しい、この映画っ!
日本語字幕ありで観たかったな。
英語だけで、普段使わないような単語だらけの上に、長編映画となると、集中力が切れます。。
眠りに落ちては、次の日に見直してまた寝落ち、起きてまた観てまた寝て・・・を繰り返し。(反省)
でも最後まで観ました!
最後の裁判のケビン・コスナーの台詞、格好いいです。目が冴えました、やっとw。
JFK暗殺の真相とは?
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