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不細工な女はいない。
どうすれば可愛いくなるか知らない女はいる。
って、誰かが言ってたんですよ。
・ マイ・ビッグ・ファット・ウェディング
・ ミーン・ガールズ
・ デンジャラス・ビューティ
・ プリティ・プリンセス
・ マイ・フェア・レディ
・ カンナさん大成功です
等々……。
上記映画に共通してる、ある点。
映画好きのみなさんなら、光速でお気付きになるかと思います。
そう!
「主人公がダイエット(一部整形)&ファッションを変えて途中でむっちゃ可愛くなるけど、つか最初から誰よりも可愛かったじゃん!?映画」です。
えっと、あらすじ読んだだけで、95分作品の90分くらいの内容は分かると思います。そう、王道まっしぐらです!いいんです。一度も見たり聞いたりしたことない話、何一つ共通点のない登場人物には誰も共感しないし、共感がなければ感動もしないんです!ラブコメは王道に限るんです!
あ、言い切ってばかりで、すみません。
残り5分の中には、主人公が父親との確執を乗り越えたり、外見だけでなく女性の中身に注目するようになったり(ラブコメには綺麗事必須です!)、誤解から生まれるすれ違いのヤキモキ感でできています。
となれば、あとはメインキャラがどれだけ可愛いか、格好良いか、キュンとくる決め台詞があるかです。
個人的にキュンと来る決め台詞があれば、ラブコメは100点だと思っています。
本作は"ある理由"により、私の中で100点の学園ラブコメなんです!
フレディ・プリンゼ・Jrは端正な顔立ちで、成績優秀なイケメンという役がぴったりです。しかし当時22、23歳、ザックの悪友ディーン役が、今は亡きポールウォーカーで24、
25歳くらいなので、まるでルーキーズ状態(すみません。ルーキーズ未見です)。レイチェルは19、20歳。本作でブレイクしただけあり、レイチェルは本当に天使みたいに可愛いです。なので一番ダサいとかいう変身前も、もちろん変身後も可愛いんです!
他の出演者も豪華なんですよ。
B級映画には欠かせないマシュー・リラード。
11歳でアカデミー助演女優賞を受賞したアンナ・パキン。
R&B界のアイドル・アッシャー。
バッドボーイズ 2バッドのガブリエル・ユニオン。
17歳のカルテのクレア・デュヴァル。
当時、みんな結構大人なんですけど、頑張って高校生をやってます。
レイニーの弟役がマイ・フレンド・メモリーのキーラン・カルキン。
ザックとレイニーは悪友の策略ですれ違ったりして、賭けがばれたりして、険悪な雰囲気に。当然プロム・クイーンにはなれません。
けれど、最終的には結ばれます。王道ですから!で、このラストがいいんです!
場所は、プロム会場ではなくプールサイド。
ザックがレイニーに言います。
「So, can I have the last dance?(ラストダンスを踊ってくれない?)」
「No, you can have the first(いいえ、これはファーストダンスよ)」※意訳「最後になんてしたくない」かな。
そして、プールに飾ってあるイルミネーションライトが、点灯!そしてキス!
いやいや、ちょっと待ってくださいよ!
これだけで、私が100点あげてるワケじゃないですよ-!
冒頭に、本作は"ある理由"により100点だと書きました。ある理由とは、このシーンで流れる曲です。
それが「Sixpence None The Richer - Kiss Me 」です。以下、かなり意訳です。
"キスして
フサフサの麦の実の間から
夜にはいつも
青い、青い、麦穂の傍で
一緒に揺れて
くるくる回りながらダンスするの
貴方はお気に入りの靴を履いて
私もお気に入りのドレスを着るね
ねぇ、キスをして
星が輝き出しそうな夕暮れに
連れて行って
月が照らす舞台へ
貴方がタクトを振ると
蛍のオーケストラが光のキラキラダンスを始めて
銀色の月も輝き出すの
だから、キスして"
ね、100点でしょ?
本作を観終わったら、絶対に誰かとキスしたくなります!