「 文句なしに楽しめる、ザ・ハリウッド娯楽映画!」ザ・ロック garuさんの映画レビュー(感想・評価)
文句なしに楽しめる、ザ・ハリウッド娯楽映画!
単純に楽しめる娯楽系アクション映画としては、相当にクオリティの高い作品。 マイケル・ベイ監督はアルマゲドンで有名だが、 完成度は互角。 彼の代表作と言ってもいいのではないだろうか。
面白いのは、かつて難攻不落の収容所として知られたアルカトラズ島を舞台にしているところ。 政府の対応に不満を持つ海兵隊員たちがテロリストと化し、 人質をとって立てこもる。 彼らが交渉の鍵として使うのは、人質に加え、一撃でサンフランシスコを死の街と化してしまう猛毒ミサイル。 さぁ、この危機をどうやって食い止めるのか…。 テンポのよいストーリー展開で、観る者を最後の最後まで引き付けて放さない。
主役は、ニコラス・ケイジ。 猛毒兵器の解除が唯一できる化学者役だが、 少々濃いめの演技が非現実的な状況にピッタリとはまり、物語の緊迫感を高めている。 そして、彼をアルカトラズへと導き案内する元囚人役が、御大ショーン・コネリー。 途中で英国諜報部員であることを明かすというキャラ設定で、 観客を喜ばす大サービス付き。 二人の活躍を軸に、個性の強い渋い面々がガッチリと脇を支え、作品を一層見応えのあるものにしている。
とにかく物語の進め方、盛り上げ方がうまい! 観終わった後、思わず安堵のため息をついてしまうほどで、 これぞハリウッド娯楽作品といった感じ。 何度もテレビで放映されているが、今日また最後まで観てしまった。 よくできた作品は、何度観ても面白い。
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