最後の猿の惑星のレビュー・感想・評価
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原題“Battle for the planet of the apes”という通り、戦いがメインでシリーズ中 最もバイオレンス色の強い作品
クラシックシリーズの5作めであり、最終作
同じ種族でまとまり、他の種族を無意味に敵視し、武器や権力を掌握してトップに君臨しようとする支配欲というものは、類人猿の時代から現代でも続く生き物の醜い性、本作はそんな腹立たしい展開と描写が徹底的に描かれます
シーザーは類人猿の中で暴走するゴリラ種に手を焼き、しまいには息子(名前がコーネリアスだけど、親の名前を付けたのか?)も殺されてしまい、更にそこへ放射能汚染で変異した人類“ミュータント”の襲撃を受け、三つ巴の死闘が展開されるクライマックスは正に“最後の”という邦題がピッタリのハイセンスを感じます
そして、タイムパラドックスに陥りますが、時系列として本作に続くのは第一作め“猿の惑星”に繋がります
40代後半以上の日本人の多くはバッドエンドを求めない傾向
初鑑賞
『猿の惑星』シリーズ5作品目
73年公開
監督は『ナバロンの要塞』『猿の惑星 征服』のJ・リー・トンプソン
脚本は『地球最後の男 オメガマン』のジョン・ウィリアム・コリントン&ジョイス・フーパー・コリントン夫妻
シーザーの反乱は核戦争に発展
猿たちは村を作り人間を奴隷化し共存していた
シーザーは補佐役の人間のマクドナルドから禁じられた都市の地下に両親の資料を納めたテープが保管されていることを知る
禁じられた都市は放射能で汚染されている
それでも両親のことを知りたいシーザーはマクドナルドと物知りのオランウータンのバージルと一緒に保管庫に出かけた
地下には放射能に汚染されながらも生きているもう一つの人類がいた
彼等は猿たちに滅ぼされることを恐れ逆に猿たちを滅ぼそうと侵略を始める
一方で好戦的なゴリラのアルドー将軍はシーザーの方針に反旗を翻しクーデターを狙っていた
その秘密会議の様子を木の上で盗み聞きしていたシーザーの息子コーネリアスはアルドー将軍によって転落してしまいそれが元でやがて亡くなってしまう
「天国があるならみんな争って自殺する」というバージルのアメリカンジョーク?好き
獰猛なアルドー将軍は己の罪を咎められ狼狽え怯える表情が印象的
最後はまさかのハッピーエンド
ジーラとコーネリアスが未来からやってきて運命は変わり地球消滅は回避されたのか
賛否が分かれるところだがこれはこれであり
でも結局は猫と犬は絶滅したまま
犬好き猫好きにとってはやはり許せない
ウイルスや伝染病で地球から犬や猫が絶滅するわけがない
『猿の惑星』シリーズが観れる動画サイトはディズニープラスのみ
レンタルビデオ屋もまだまだ必要
もう一作作るべき
この映画は当初猿の惑星征服まで脚本を担当してたポールデーンが脚本を書いていたが病気の為もあり降板したんで他の脚本になったそうだ
当初は核戦争から始まり地球は完全に荒廃
その後シーザーが人間に復讐する残虐な帝王に君臨し
生き残った人間達を奴隷にしさらに話せなくする手術を施したそうだ
これならば一作目にきれいにつながる
この最後の猿の惑星では1作目に全然つながらないんで
もう一作リメイクを作るべきだ
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