サリヴァンの旅

劇場公開日

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解説

ハリウッドの売れっ子監督とルビッチの映画に出ることを夢見る売れない女優がおかしな旅に出発し、様々な人間を目にしていくスクリューボール・コメディ。「レディ・イヴ」とともに、製作から50年も経ち、ようやく日本公開を果たした。監督は単独で脚本と監督をかねたハリウッド史上初めての映画作家であるプレストン・スタージェスで、美男美女がおりなす破天荒な物語をとほうもないスピードで織りあげていく手法で何本もの作品を監督した。代表作は、本作品の他「レディ・イヴ」「結婚五年目(パーム・ビーチ・ストーリー)」「殺人幻想曲」などがある。撮影はジョン・サイツ、美術はハンス・ドライヤー、音楽はジグモンド・クラムゴールドが担当。主演は、セシル・B・デミル監督の「ダイナマイト(1929)」で注目を集め、サム・ペキンパー監督「昼下がりの決斗」やスタージェス作品によって、一躍スターダムに押し上がったジョエル・マクリー。相手役には、ブロンド・ヘアーがトレード・マークで、スタージェス製作の「奥様は魔女」などに主演しているヴェロニカ・レイク。そのほか、名脇役として有名で、「ジョルスン物語」「スミス都に行く」などのウィリアム・デマレスト、ロバート・ワーウィック、フランクリン・パングボーン、ポーター・ホールなど。

あらすじ

映画監督のジョン・サリヴァン(ジョエル・マクリー)は、娯楽作品を監督してきてハリウッドで成功を収めていたが、彼自身は自分の仕事に不満を感じ始めている。サリヴァンは、映画会社の重役たちの反対を押し切って、実際の現実社会を知るために旅に出ると言い出し、浮浪者らしく見えるように練習を始める。そして彼は旅に出るが、次回作の宣伝のためと、重役たちはトレーラーに乗って彼の行動を取材させるようにするが、サリヴァンは少年の運転する自動車に乗り込んで、猛スピードで何とか逃げようとするがうまく行かない。結局ラスヴェガスで落ち合うことを決めて、やっとのことで彼らの目を逃れる。しかし、年輩の女性に誘惑されたり、ヒッチハイクした車から降りるとハリウッドに舞い戻ってしまったりと、サリヴァンの旅はなかなか計画通りに進まない。そんなある日、彼はハリウッドのカフェでブロンドの美女(ヴェロニカ・レイク)に出会う。彼女はルビッチの映画に出演する夢に破れて故郷に帰ろうとしていた。サリヴァンが映画監督と知らない彼女は、彼を貧しい浮浪者だと思い、暖かいコーヒーをご馳走する。サリヴァンは彼女と二人で旅を再開することになる。浮浪者の格好をした2人は、本物の浮浪者たちとの生活を味わい、新鮮さを感じながら、それも長期間は耐えられず再びハリウッドに戻る。二人の間には愛情が芽生え始めていたが、サリヴァンは税金対策のために結婚した妻と離婚できずにいた。自ら体験した現状を見かねたサリヴァンは街の浮浪者に紙幣を配って歩くが、いつの間にか殺人の罪に問われる事態となってしまう。サリヴァンは奴隷のように囚人を働かせる刑務所に入れられてしまうが、ある夜囚人たちとアニメのコメディ映画を見て、コメディがすべての人を幸せな気分にさせ、希望を与えるものであることに気づく。わざと問題を起こし、刑務所を出ることが出来たサリヴァンは再びコメディ作品を作ることを宣言する。

1941年製作/アメリカ
原題:Sullivan's Travels
配給:プレノンアッシュ

スタッフ・キャスト

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