さらばキューバ

劇場公開日:

解説

バチスタ独裁政権が崩壊に向かい、カストロを中心とした反乱軍が抬頭してゆく'58年の動乱のキューバを舞台に、雇われ軍人として英国からやってきた男の愛と憎悪を描く。製作総指揮はデニス・オデール、製作はアーリン・セラーズとアレックス・ウィンツキー、監督はリチャード・レスター、脚本はチャールズ・ウッド、撮影はデイヴィッド・ワトキン、音楽はパトリック・ウィリアムズ、編集はジョン・ビクター・スミス、製作デザインはギル・パロンド、美術はデニス・ゴードン、衣裳はシャーリー・ラッセルが各々担当。出演はショーン・コネリー、ブルック・アダムス、ジャック・ウェストン、ヘクター・エリゾンド、デンホルム・エリオット、マーティン・バルサム、クリス・サランドン、ダニー・デ・ラ・パッツなど。

1979年製作/アメリカ
原題または英題:Cuba
配給:ユナイト映画
劇場公開日:1980年6月28日

ストーリー

1958年のキューバでは、腐敗バチスタ政権打倒をめざし、革命児カストロを中心に反乱軍が勢力を増しつつあった。反乱軍に苦戦するバチスタ政権が軍事顧問として迎えたゲリラ戦のプロ、ロバート・デイプス(ショーン・コネリー)は、この地に着くとすぐ、民衆の心がすでにバチスタから離れており、もう勝利の望みはないことを察知した。デイプブスを招いた政権の実力者、ベイヨ将軍(マーティン・バルサム)、その部下ラミレス大尉(ヘクター・エリゾンド)の出迎えを向けたデイプスは、偶然、そこでアレックス(ブルック・アダムス)を見かけた。彼女こそ、15年前、デイプスを初恋の男として愛した愛しい女性だったのだ。彼がこの激動の地に来てしまったのも、アレックスに会いたいと思う気持ちがあったからなのかもしれない。革命前夜の不隠な状況の街ハバナで働くスラム出身の若者フリオ(ダニー・デ・ラ・パッツ)は反乱軍のテロ要員として活動していたが、彼の姉は、ハバナ経済を牛耳るプリド・コンツェルンの女工として働いており、その放蕩息子ファン(クリス・サランドン)の愛人だった。そして、このファンの妻がアレックスだった。間もなくテニス・クラブでアレックスと再会したデイプスは、再び愛し合うようになるが、15年の歳月は2人の間に深い淵をつくっていた。間もなくベイヨ将軍主宰の盛大なパーティがゲリラの無差別テロで血に染まり、ラミレスが犠牲になった。同時に反乱軍が首都に向けて戦端を開き、プリド工場の従業員がゲリラの正体を現わし、激しい戦闘が開始された。デイプスもゲリラの人質となり、そこでアレックスと顔をあわせることになる。しかし、デイプスには、昔抱いた愛しい少女アレックスへの愛情を再び呼びもどすことはできなかった。やがて戦場と化した砂糖きび畑が炎に包まれ、バチスタ政権の完全な終りがくるのであった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

映画レビュー

4.0なぜかインディ・ジョーンズ

2022年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
kossy