ザ・デプスのレビュー・感想・評価
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全体的に雑
深海で遭遇した怪物に襲われるという ありきたりのパニック映画。
違和感だらけの展開だが、特にラスト
水面まで主人公を追ってきた怪物を、燃料を撒いて潜水艇ごと吹き飛ばすが、
怪物は爆発で やられるのに、主人公は無事ってどうも都合がいいような。
そもそも潜水艇なら動力はエンジンではなく電池とモータ。
燃料を積んでるのは おかしい。
何かの装置(訳では酸素供給?)の停止で基地が圧壊するというのも、脱出ポット浮上中に 乗り込んだ悪党が破裂する描写も 理屈が合わない。
他にも水中での爆発の衝撃波の影響も小さすぎる。等 突っ込みどころが多い。
ストーリーでは 登場人物の行動に違和感を感じる点が多いし、模型を使った特撮は出来が悪い。
かなり前のTV放映で観たが、良いところが無かった。
なかなかのB級深海パニック映画
深海モンスターパニック。モンスター、カニ?(笑)このモンスターより...
スナイダーパニック
「リバイアサン」鑑賞ついでにこの度再鑑賞。ほとんど内容など忘れていたのだが、序盤で本作の特徴をすぐに思い出した。本作に登場する深海生物はもちろん凶暴だ。乗組員に牙を向き、多数の犠牲者が出てしまう。だがそれだけではなくもう一人多大な犠牲者を出す厄介者がいる。それが、乗組員の一人、スナイダーだ。この手の海洋モンスター・パニック作品に関しては、描いている物や展開、更にはオチまでほとんど同じ様な物が多い。深海生物のくせして水圧を無視して海上まで浮上して来たかと思えば呆気なくドカンと木っ端微塵にされるのは定番中の定番だ。
ところが、問題のスナイダーという人物は根っからの性悪野郎という訳ではないが、自身が原因で犠牲者が出てしまってから心のバランスを崩してしまった様で、そのせいで新たな犠牲を生む事になる。キャパオーバー状態になった彼は何を思ったのか自分だけ助かろうというこの手の作品でよく出てくる死亡フラグ立ちまくりのキャラへと変貌してしまうのだ。気の毒といえば気の毒だが、個人的にだがこれが本作の最大の特徴と言える。
本作もB級映画の部類に入るのだろうが、怪物のデザインや動きは中々良いと思う。スプラッタ的表現や気持ち悪さに頼らない、しっかりとした怪物であった。人間模様も複雑な事は無く、分かりやすく王道のストーリー展開であり、逆に何も心配なく楽しめる作品では無いだろうか。
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