サウンド・オブ・ミュージックのレビュー・感想・評価
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美しい映画
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修道女のマリアは修道女にしてはじゃじゃ馬娘だった。
ある時おカタい大佐の家に家庭教師として招かれる。
この家では父の厳格さで家族の暖かさが失われていた。
また家庭教師も次々にやめ、子供達もどこか荒んでいた。
マリアはおカタい注文しかされなかったが無視して、
子供達を遊ばせ、また禁止されていた歌うことをも教える。
こうして子供達はマリアに心を開くようになる。
最初は頭カタいことしか言わんかったこの大佐もマリアの魅力にホレ始める。
身分が全く違う禁断の愛が怖くなり修道院に逃げ帰るマリア。
が、子供達が寂しがって会いに来たりしたので、また戻る。
で、大佐と結婚するが、大佐がアンチ・ナチスだったので危険になる。
そして家族で亡命することになる。
その途中ドイツ兵にどこに行くのか尋ねられ、とっさに音楽会と言う。
で、ホンマに参加して優勝。その後山越えて亡命。
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池上解説によると、オーストリアから山越えた先はドイツだとかww
険しい道のりに見せるためにそうしただけで、史実では電車で亡命したそうな。
こういった史実を映画にした時に多いパターンだが、
ちょっと美化しすぎでないのというのも目に付いた。
あと嫁のツッコミでは、音楽会で優勝してもたから、
優勝発表時におらんのを不審がられて追いかけられるねんとのこと。
確かに優勝じゃなければもっと安全に逃げられてたわw
でも全体的に爽やかで純朴で暖かい話で、良い映画だった。
トラップ大佐はオーストリアンナチスとも称される人物
小学生の時、親父に連れて行って貰って、鑑賞した。しかし『マイ・フェイバリット・シングス』は『ジョン・コルトレーン』の『ジャイアント・ステップス』の収録曲(間違い 別のアルバムの表題曲でした。すみません)とずっと思っていた。
何回か見たが、何度見ても感動は薄れない。
七人の兄妹姉妹と言う事で、音階を表し、奏でられる曲も合唱が多い。そして、歴史があるので、スタンダード曲になっている。
但し、トラップ大佐はオーストリアナチスとも称される人物で、自由を求めて亡命した訳ではない事は知っておくべきであろう。
ネットで知った事だが、ザルツブルク以外のドイツ語圏で公開されたのは、21世紀に入ってからだそうだ。つまり、トラップ大佐に問題があるのだ。
もっとも、そんな事関係ないくらい良い映画になっていると思う。
2024年8/21ザルツブルクにてマリオネットで鑑賞
英語で上演。映画と全く同じ演出。それもオリジナルの音楽で全曲を映画よりも長めで奏でてくれる。最高に良かった。オーストリアのナチスに加担した事は忖度して表現していた。そこが映画と少し違うかもしれない。僕的にはそれがよりも共感が持てる。
さて、
午前中にはマリアになった気持ちで、ガイスベルクシュピッツェと言う山へ登った。
825メートルだったが、標高差は500メートルくらいだと思う。地図ソフトが全く効かないので、感で登った。
約2時間の所要時間だった。まだまだ、登れるなぁ!
日本に帰ったら、早速サウンド・オブ・ミュージックを見て、奥多摩にでもゆるキャン△でもするか。低山ハイクしながら、テントで『2001年宇宙の旅』なんて良いね。
圧倒的な歌唱力とアルプス、オーストリアの映像の美しさ、子供達の魅力、そして母国愛と反ナチスの平和へのメッセージ
最初、名画座であまり期待せずに見た。それだけに、感動させられた。それから複数回見てきている。
何と言っても、主演のジュリー・アンドリュースの歌唱力に圧倒された。
そして、後にJR東海のCMソングとして使われるMy favorite things、スタンダード曲となるDo-re-meやEdelweiss、The sound of music。初恋の想いを唄うSixteen going on seventeen等、オスカー・ハマースタイン2世とリチャード・ロジャースによる歌詞・曲に心が躍った。こうやって音楽は作ると話すアンドリュース、音楽に対して凄い自信とも思った。
そして、雄大なアルプス、オーストリアの美しい教会や風景を映す映像の美しさ、子供達による家族劇の楽しさ、ジュリーになついてからの子供達の素直さと可愛らしさ、そして母国愛と反ナチスの平和へのメッセージ、総合的にも大変に良く出来た映画である。
ロバート・ワイズ監督・製作による1965年公開の米国映画。
原作はハワード・リンゼイ ラッセル・クローズ、脚本はアーネスト・レーマン(ウエスト・サイド物語等)。撮影はテッド・マッコード(エデンの東)、編集はウィリアム・レイノルズ。
作詞はオスカー・ハマースタイン2世、作曲はリチャード・ロジャース(南太平洋等)、編曲はアーウィン・コスタル(メリー・ポピンズ等)。
出演は、ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー(トラップ大佐)、エリノア・パーカー(大佐の婚約者エリザ)、リチャード・ヘイドン(大佐の友人)、ペギー・ウッド(修道院長)。
2度見てよかった!
小学3年で初見、その後中学、高校、大学と再見し、その都度生涯最高の感動を味わわせてくれました。すべての楽曲がスムーズに流れていき、そしてセリフのためでなく独立した曲としての存在感を持っているところも、ミュージカルとして最高だと思います。
2019年の午前10時の名画祭で久しぶりにスクリーンで見てまた感動。最終日、迷ったけどもう一度見に行って、新発見がありました!
マリアが修道院から再びトラップ家に戻ってくるときに来ている、青色のワンピース。微妙に違和感がありました。最初にトラップ家に来るときも、このシーン以降も、出てこないものです。いつ手に入れたんだろう? 答えは、その前のシーン、院長から「すべての山に登れ」を聞かされるシーン、ここの頭で、新しく入る修道女見習いの娘が着ている服なのです。
マリアとトラップ大佐が初めて会った時、大佐はマリアの服がダサい、もっと別の服はないのかといいます。それに対してマリアは、修道院に入る時に自前の服はすべて世俗に寄付した、だから代わりはない、と言っていました。そのことが、先の見習い娘にも起こっていて、マリアが院長室に入ってくるとき、入れ替わりに出ていく見習い娘に、院長は新しい修道服を与えると言っています。この時彼女が来ている青いワンピースは世俗に寄付される、それを直後にマリアが着ている。
マリアが世俗に戻ってトラップ大佐との愛を実らせる決意をしている! ということを、衣装一つで表していたのです。
これに気付いたときは、震えるくらいの感動でした。短期間で2度見たからこそ気付いたと言えます。
いやー、ほんとにもう一度見に行ってよかったです。
ナチスナチスナチスナチス
良くも悪くもフィクションだしリアルだなぁと思った
だんなさん改心するの秒すぎて笑ってしまった
歌をキーにするならトラウマとかもっと伏線を張ってほしかったなぁと、
フィクションの中にもリアルを感じさせてほしい
覚悟しないまま急にナチスが暗い影を落としてきて不快だった
でも、当時は覚悟がなくとも日常にナチスが入ってくるんだなぁとリアルを感じた
私にとってこの映画は、「ミュージカルだぁ!!傑作だぁ!!」という明るいものではない。
「ああ、ここにもナチスがくるのね…」と私を暗い気持ちにさせたナチス映画である。
And I will sing once more. 素晴らしかった!
今までちゃんと観てなかったミュージカルの名作。中学生の時に音楽の授業で何となく観た記憶があったのですが、ちゃんと観るとこれが面白い!なんだかもう「ドレミ」を歌ってるシーンだけでもジーンッと来てしまいました。
「ザ・グレイテスト・ショーマン」を観て以降ミュージカル映画をチョコチョコ観てるのですが、本作は頭1つ飛び抜けてますね。流れる楽曲が音楽の教科書そのもので名曲ばかり。やー、素晴らしかったです。
マリアが大佐惚れた理由が微妙にわかんなかったのですが、これって実話を元に作られてたんですね。現実ではマリアと大佐は24歳9ヵ月(!)離れた歳の差婚だったみたいですし、実際の大佐は立派な人だったに違いない!
ジュリー・アンドリュースは知ってましたが、大佐ってクリストファー・プラマーだったんですね!?もうおじいちゃんなイメージしかないので全く気が付きませんでした。歌上手かったんや!
何はともあれミュージカル映画に1つでもピンとくる物がある人なら一度は観ておいて損はない名作中の名作。長い上映時間も気にならないぐらいドップリ漬かれる作品でした。面白かった~。
ミュージカルというジャンルを超えた映画
この映画に感動しない人とは友達になれません。
子供の頃(確か小学校6年生)、この映画を最初に観て、劇場から出てきた時、映画の世界と現実の世界とのギャップに大きなカルチャーショックを受けたことを思い出します。何もかも羨ましかったな。トラップ家の豪華な家、兄弟姉妹達の仲の良さ、ザルツブルクの綺麗な風景。なんて映画の中の風景はあんなに綺麗なのに、この日本、この街は見すぼらしいんだと(この当時の日本と、小学生の感想なのでご容赦ください、日本にも綺麗なことろはたくさんありますよね)。
いつか、映画の舞台となったオーストリアへ行こうと思いました。ハワイでも「夢のハワイ旅行」といっていた時代でした・・・・・いまだに実現していません。
「私のお気に入り」は名曲中の名曲。
午前十時の…
午前十時の映画祭でサウンドオブミュージックを、みました。初見ではありませんがスクリーンで観たかったのです。結果、大満足!です。
音楽がどれもよいですよね。いわずもがなですが。
サウンドオブミュージック、私のお気に入り、もうすぐ17歳、エーデルワイスにドレミの歌…他のもいいです。たまりません。音楽と踊り、映像にうっとりして泣くこと3回です。まさかドレミの歌でなく日が来るとは…映画館の効果なのでしょう。
マリアが最初アホすぎるのはちっとだけイラッとしましたが、そんなのはすぐに気にならなくなり、ただどっぷりと世界に浸りました。
子供は可愛いし、トラップ大佐かっこいいし、結婚式は豪華やし!シスターたちもいい人だし。
ちょっとだけはらはらどきどきもあって。
ちゃんと亡命できてたらいいなぁ。
マリアのキャラクターにほっとさせられる
この映画は名作と呼ばれているが、それは見ると一回で納得してしまう。
ミュージカル映画なので苦手な人もいるだろうが、自分は音楽好きなのですんなり受け入れることができた。
映像は昔の映画なので多少の違和感は感じるが、ストーリーも音楽もよく、最後もいい終わり方なので皆が楽しめる娯楽作品としては優秀だと思う。
実話をもとにしているそうで、トラップ一家は本当に合唱で各地を回っていたそうだ。
日頃ドロドロした人間関係や仕事のストレスのある人はぜひ見るといいと思う。コンクリートまみれの夢も希望もない現実世界から、軽井沢のような避暑地にトリップしたような心地よい爽快感が得られます。
誰にとっても「家族」や「平和」は大事。
だから長年愛されているのではないか。
稲妻が話しかけて、雷が返事してるの
映画「サウンド・オブ・ミュージック」(ロバート・ワイズ監督)から。
先日のコンサートで、Rロジャースの「私のお気に入り」を聴いて、
「そうだ京都、行こう」を思い出しながら(笑)
映画音楽としても有名だから・・と観直すことにした。
3時間近い作品で、1時間半を超えた頃、
「INTERMISSION」(休憩)の字幕が画面に出たかと思えば、
しばらくして「ENTR'ACTE」(幕あい・開始)の字幕まで登場する。(汗)
残り2分くらいまで手に汗握る緊張感が続き、
最後は、修道女たちの「告白します。私に罪を」「私も罪を」
の台詞でホッとさせられる。
ところで今回選んだ台詞は、ジュリー・アンドリュース扮する
「修道女マリア」が、厳格なトラップ家の7人の子供たちと、
心を通わせるシーンとなった場面。
外は大雨、稲光と雷の大きな音は、彼女の部屋に集まった
子どもたちを不安にさせ、「あの音は?」と問いかける。
それに答えた台詞が「稲妻が話しかけて、雷が返事してるの」。
ほぉ~っとメモしたのは、言うまでもない。
素敵な音楽と台詞で温かい気持ちになった、やはり名作だ。
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