サイレント・ランニングのレビュー・感想・評価
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デューイを愛でる映画
私にとっては本作は最も心に残った動物映画だ。動物なんて出てこねーだろ!と突っ込むなかれ、おっとりと植物園を動き回るデューイたちは忠実だがどこか間の抜けた、まるでゴールデンレトリバーのような愛おしさを秘めているではないか。彼らが人間たちの愚かしいイデオロギー闘争と暴力の狭間で最後まで健気に働いていてくれたからこそ、本作はSFとしての高い品質を保っているとさえいえるだろう。思えば宇宙船モノという映画ジャンルにおいては、無骨だが愛嬌のあるロボットの登場が一つの大きな醍醐味だ。『イカリエ-XB1』のポンコツロボット然り『銀河ヒッチハイク・ガイド』のマーヴィン然り、そういうコメディリリーフ的役回りのロボットがいるだけで安心する。人間性やら他者配慮やらの土壌となる精神的余裕が根こそぎ奪われた宇宙空間にあっては、かえって心を持たないロボットのほうが人間的に見えるという逆説。あとなんかちっこいバギーみたいなので追いかけっこするシーンもあったっけな。あのB級感もたまらなかったなあ。
ぎこちない名作
登場人物が非常に少ないし、ストーリーにも切れがなく、華がなく、少々我慢しながらでないと見れないレベル。しかし、映画の良さ悪さ輝きはそれだけでは決まらない。これは作者の思いが強く伝わってくる良い映画である。宮崎駿がラピュタでラストショットを頂いたのはこれを見た人なら誰でも知っている。また主人公がロボットに名前をつけて使命を与えるシーンはマンガ「風の谷のナウシカ」のナウシカと巨神兵のシーンを彷彿とさせる。
展開が短絡過ぎて楽しめず
設定や舞台は非常に興味深かったけれど、展開が単純で淡々としすぎて、面白味に欠ける。登場するキャラにも全く魅力を感じることができなかった。
宇宙空間の表現は魅力的だったので、劇場で見たらまた違った印象だったかもしれない。
なんとも不思議なSF映画。 主人公、自然と緑をこよなく愛す、その主...
なんとも不思議なSF映画。
主人公、自然と緑をこよなく愛す、その主張は間違いではない。
この作品の設定では、地球に自然や緑はないが、病気や貧困や失業もない、えらく快適なところらしい。果たしてどちらがいいでしょう?
地球は後者を選んだ。怒った主人公は仲間を殺し、自然と緑を守るという暴挙に出た。こうなるともう妄信偏執狂、やばい宗教となってしまう。ただ、この主人公の主張が大事なこと、正しいことだと見る我々が分かっているのでなんとも複雑な気分となる。
自分の過ちにうすうす気付いてきた主人公がとる最後の行動とは…
チープではありますが、なかなか面白い作品でした。あのカートで遊んでみたい。ドローン(ロボット)たち、愛くるしすぎる、もう人間でしょ。
ところでこの作品でアメリカで考えられている快適温度が24度と判明。アメリカでの夏の冷房設定もそうだと聞く。日本のオフィスは暑すぎるんだよ、なんで28度設定なんだ!エコぶるんじゃねえ、アメリカを見習え!冷房大好きの妄信偏執狂の私が暴挙に出るぞ!…と、もう夏も終わっちゃいましたね(笑)
主題歌はジョーン・バエズ
緑を失いつつあった地球のために、ドーム型の宇宙船多数に森を再現、復活するための方策を探していた。
しかし途中で計画は中止、ドームを破壊するよう指令が下る。
四人の乗組員のうち一人(ブルース・ダーン)が拒絶、他の三人を殺してしまい、一人で三体のロボットと共に漂流する。
監督は特撮のダグラス・トランブル、監督は止めた方がよかったみたい。
何度でも…
いつだろう
最初に観たのは
何度だろう
これを観るのは
何故なんだろう
観てしまうのは
今まで一度も録画すらしていないのに
何年かおきにこの作品は私の元へやって来る
とても深い、意味のある映画
最初は意味が分からなかった
歳をとるにつけ深みが増していく
人の欲なのか業なのかは分からない
孤独とも違う
大切な何かに命をかける
信じるものへのまっすぐな思い
この映画が好きだ
派手さもカッコよくもないのに
それほど有名な映画でもないと思う
しかし名作に違いない
もしも願いが叶うなら
映画館で観てみたい
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