ドラゴンへの道のレビュー・感想・評価
全50件中、41~50件目を表示
武術家ブルース・リー
チャック・ノリス戦など、あまりに有名な映画だが、思えばじっくり見たことがないと思い、この機会に鑑賞した。今までブルース・リーのイメージが、物凄い形相で悪党を片っ端からなぎ倒すというものだった。だが本作を見ると、非常にチャーミングなキャラクターでとても新鮮だった。後々すごい形相にはなっていくのだが…
ストーリーは単純な勧善懲悪もの。だが見終わった後に絶妙な後味の悪さを覚えた。それは戦いに身を置く、決して争いの渦から抜け出せない武術家ブルース・リーという人間の性、宿命を描いた故にあえてスッキリさせないように作っていたのだろうと自己解釈した。武術家、格闘家という存在を、映画という皿に丁寧に理解し、尊敬し、リスペクトして盛り付けているなあと実感した。それはあの有名な決闘。チャック・ノリス戦を見ればすぐにわかる。
ローマが舞台で話が展開しているのもそうだが、武術家としても、映画スターとしても、山に登りきった後も、香港カンフー映画とブルース・リーという男に、文字通り全世界がひれ伏せたということだろう。
歴史に名を残す。さすがブルース・リー
素晴らしい映画だった。
チャーミング
まぁ、要らないといえば要らないんだけど、男女がスマートさを競うようなグダグダなくだりは意外と魅力的で、ブルース・リーの映画の一般的なイメージとは違ってなかなかよかった。
何しろ、ノラ・ミャオさんがかわいいのなんのって。
今でも十分通用するスタイル。
ブルース・リーの相手役は、お洒落具合も含め私好みである。
もちろん、ブルース・リーの動きも素晴らしく、また、演出がそれを引き立てている。
ようやくスローモーションと早回しと通常部分の見分けがつくようになってきた私には、型の美しさが目立って見える。
あと、筋肉がホンモノなのか疑惑まで感じてしまうほど、すごい身体です。
肩甲骨の羽根が見えるところなんか、今でもビビる。
柔らかさとスピードと力強さを兼ね備えているというシーンが満載で、超かっこいいです。
あと、チャック・ノリスの胸毛ネタもなかなか。
後の姿しか知らなかったので、あまりの若さにビビる。
思ったより動けるんだなぁ。
コロッセオは映画館でないと楽しめない幅広な構図で、とても気に入った。
猫もかわいい。
不意を突かれた!
何よりも…
ブルース師父の御姿を、大銀幕で初めて観られた喜び!涙
ただただ其処に尽きた一本。
作品的には、自分よりも年上だから…というのもありつつも。
悲壮度少な目で、茶目っ気タップリに演じる師父が見られるのだけでも大きな価値あり。
チャック・ノリスとのラストバウトは、武道家同士の尊敬を感じさせる作りで素晴らしかった…のだけど。
足技の妙が堪能出来た一戦という点で、ベストはその弟子との闘いかな。
あと、ダブルヌンチャクはやっぱり燃える!
そして1番の伏兵。
今は亡きビデオテープで見て以来、すっかり失念していた…
「おまいは〜タンロンか?」
不意を突かれて、思わず劇場で笑ってしまった事をここに謝罪致します。
アイツ、アイツだよ〜懐かしいな!笑
ともあれ。
ブルース師父作品の中でも上位の作品。
男子に限らず燃えたい全ての方、必見!
フォーエバーブルースリー!
おまいは〜たんろんが?
ブルース・リーが監督、主演、脚本を務めた作品。
リーの作品全般に共通するけど、脚本は重要じゃないです(笑)
彼のアートな動きを楽しむのが正しい観かた。
本作の見どころは、まず上半身裸で型を行うシーン。
プロ・ボディビルダーも絶賛する彫刻のような体!特に広背筋から大円筋の盛り上がりが凄い!!ここはパンチを繰り出す筋肉なので、実戦でほとんどの相手を、サウスポースタイルからの右のリード・パンチ1発で6秒以内に倒したと言うのも納得ですね〜。
次にダブル・ヌンチャクと、キックミット持った人を吹っ飛ばす本気のサイドキック。
サイドキックは、足の運びから移動の力を蹴り足に乗せやすいので、比較的簡単にミット持った相手を飛ばせるのだが、リーの60kg前半位の体重であそこまで飛ばせるのは凄過ぎる!
そして最後にアメリカ人武術家役チャック・ノリスとの一騎打ち。
映画用の派手な技の中に、自身の創設したジークンドーの技を入れてます。
相手の出足を踵蹴りで止めたり、足でフェイントかけながら反対の足で蹴るなど、さりげなく入れているので要チェック!
日本人武術家役ウォン・インシックとの戦いは、別の意味で要チェック。
インシックの「おまいは〜タンロンが?」「あ〜痛たた」「おぉ いた」など変な日本語に爆笑必至!!
珍しくコミカルな役柄に親近感が沸き、ラストは武術に長けた者同士の真剣勝負!
ブルース・リーの代表作と言えば「燃えよドラゴン」だが、より愛着を感じるのは本作かもしれない。
ブルース・リーの作品や役柄はシリアスが多いが、本作では珍しくコミカルで、非常に親近感が沸く。ジャッキー・チェンが演じても何ら違和感はない。
ブルース・リー夫人もお気に入りの一本らしく、素顔に一番近いと言う。
監督・脚本も兼任し、本人も楽しんで作ったのが見てて感じる。
話は至って単純明快。
地元ギャングに嫌がらせを受けるローマの中華レストランに、リー演じる青年ロンが助っ人にやって来て、悪漢を懲らしめる。
設定は西部劇、ノリは日活映画?
最初、ロンが従業員らに「何でこんなのが来た?」と思われていたが、チンピラを鮮やかにやっつけたら…、展開的に分かっているのに、スカッといい気分。
ヒロインも美人。
オネエギャングや、「おま〜えが〜ろんか〜?」の日本人空手家は爆笑…いやいや、インパクトあり(笑)
ヌンチャク・アクションはしびれる!
そして本作最大の見せ場が、言わずもがな、コロッセオでのチャック・ノリスとのラストバトル。
このシーンは娯楽映画の為に用意されたアクション・シーンではなく、武術に長けた者同士の真剣勝負。
台詞は必要ない。視線、間合い、技…全てが気迫に満ちている。
1972年、ブルース・リーが遺した快作の一本!
ブルース・リーが明るい!!
面白すぎる
格闘場面だけを楽しもう
総合:60点
ストーリー: 55
キャスト: 65
演出: 65
ビジュアル: 65
音楽: 65
この時代の功夫映画といえば日本の時代劇のように単純な勧善懲悪で、それほどたいしたものではない。悪のはびこる町に助っ人として呼ばれ、そこで敵を倒し、そして去っていくというのは特に西部劇のよう。映画のところどころに滑稽な場面も挿入しつつ最後には人もたくさん死んで深刻な話になるのはちょっと支離滅裂で、いったいどんな雰囲気の映画にしたかったのだろうかと思ってしまう。
そんな物語は多分どうでもよくて、いうまでもなく見所はブルース・リーの格闘。普通にここだけ見て彼の活躍ぶりを楽しむのが無難でしょう。ちなみに日本は本作でも敵役です。
ローマが舞台ですが、美しい街並みや風景はあまり生かされていなくて、最後の格闘を除いて殆どがレストランかアパートでの撮影。わざわざローマでの話にする必要があったのかと思うほど無意味でした。
全50件中、41~50件目を表示