最高にしあわせ

劇場公開日:

解説

原作はコーデリア・ドレクセル・ビドルの自伝小説。この小説は彼女とカイル・クライトンの共著である。脚色は「白馬奪回作戦」のA・J・キャロザーズ、監督は「猛犬ご注意」のノーマン・トーカーが担当したミュージカル。撮影は「メリー・ポピンズ」のエドワード・コールマン、音楽は、やはり「メリー・ポピンズ」のリチャード・M・シャーマンとロバート・B・シャーマンのディズニー映画の秘蔵っ子コンビ、音楽監督ならびに編曲・指揮をジャック・エリオットが担当した。振り付けは「メリー・ポピンズ」「サウンド・オブ・ミュージック」のマーク・ブローとディ・ディ・ウッドのコンビ。出演はフレッド・マクマレイとグリア・ガースンのベテランが夫妻役を、舞台「心を繋ぐ6ペンス」で大ヒットをとばしたトミー・スティール、「渇いた太陽」のジェラルディン・ペイジ、これが映画デビューのレスリー・アン・ウォーレンほか。なお、ディズニー映画の製作担当副社長のビル・アンダーソンが共同製作にあたっている。

1967年製作/アメリカ
原題または英題:The Happiest Millionaire
配給:ウォルト・ディズニー映画
劇場公開日:1968年3月9日

ストーリー

アイルランドからフィラデルフィラにやってきたジョン(トミー・スティール)は、ビドル家の執事の仕事にありついた。ビドル氏(フレッド・マクマレイ)は大金持ちだが、かわった道楽の持ち主である。ワニを家で飼ったり、豪勢なジムを作りボクシングに興じ娘のコーデリア(レスリー・ウォーレン)にまで練習させたりなどなど。伯母メリーは見かねてコーデリアを寄宿学校に入れさせてしまった。ニュージャージーの寄宿学校で、彼女は親友から、ボーイハントの秘訣などを教わったが、温室育ちゆえ、ハントどころか男性とは、ろくに話も出来ない始末。そんな彼女に惹かれたのが大タバコ会社の社長の息子アンジー・デュークである。2人は愛し合うようになった。雪の降る晩、突然コーデリアは帰宅し、結婚すると言い出した。そしてアンジーを夕食に招待したのはよかったが、ビドル氏は気に入らない。2人は対立し、とうとうボクシングや柔道までやりはじめた。ついにビドル氏もアンジーのファイトにまいってしまい結婚を許した。その後、コーデリアは、ニューヨークでアンジーの母デューク夫人と会った。しかし夫人もこの結婚には反対で、ことさらコーデリアの居心地を悪くするのだった。これを知ったビドル氏はデューク夫人とアンジーを、フィラデルフィアに招待し報復手段をとる。そこへメリー伯母まできて、両家とも家の格式について壮絶な舌戦が始まった。その間、若い2人もまた、新婚旅行先のことでけんか。その頃すでに、すっかりアンジーびいきになっていたビドル氏は一計を案じ、酔ったアンジーを警察の手に渡してしまった。翌朝、ビドル夫妻はコーデリアとデューク夫人を伴って留置場へ。ビドル氏はかねて用意した説教を始めた。つい頭にきたアンジーは、もうだれの指示も受けたくないと言って、コーデリアの手をとり駆け落ちしていった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第40回 アカデミー賞(1968年)

ノミネート

衣装デザイン賞 ビル・トーマス
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