劇場公開日 1988年4月23日

「殴る弁護士、小っ恥ずかしい法廷」サイクロンZ バラージさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0 殴る弁護士、小っ恥ずかしい法廷

2025年5月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

『スパルタンX』以来のサモ・ハン監督によるジャッキー、サモ、ユン・ピョウのトリオ主演映画で、今のところ最後のトリオ映画になっている。というか結局これがおそらく最後のトリオ映画になるんではあるまいか。邦題はまたも内容とは全く関係ない適当邦題。

劇場公開時に観たが、残念ながらつまらなかった記憶。ジャッキーが弁護士なのに言葉じゃなく拳で事件を解決するのもどうかと思ったし、法廷での愛の告白シーンも無理があり過ぎ。当時高校生の僕でも何だこれ?とシラケたし小っ恥ずかしかった。ヒロイン女優もあんまり可愛くないし、ベニー・ユキーデも『スパルタンX』の時のようなキレがない。悪ボス役のユン・ワーの妙にとぼけたキャラクターだけがちょっと面白かった。今になってみると、やはり僕はサモ監督作とは相性が悪い。それでも『スパルタンX』や『ファースト・ミッション』は面白かったが、本作は『福星』シリーズや後年の『ナイスガイ』よりもつまらなかった。ジャッキー単独の『ポリス・ストーリー』が傑作だったこともあって、もうトリオ映画にこだわらなくてもいいんじゃない?と思った記憶がある。

なお本作も日本公開版とオリジナル版が違い、日本公開版のほうが長く、NG集も日本公開版にしか無いらしい。DVDはオリジナル版だが、Blu-rayに特典映像として日本公開版が収録されているとのこと。

バラージ
PR U-NEXTで本編を観る