コピーキャットのレビュー・感想・評価
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教室いっぱいの受講者
犯罪心理学者の講演がだいぶ人気のようだ。
赤い髪にトラウマがあるようだ。
護衛の警官がお粗末でトラウマになる事件に遭遇。
しかし、この映画の制服警官も刑事もポンコツが多すぎる。
異常者の罠にはまるわ、警察署内で拳銃を盗られるわ。
はじめの事件が最後の事件につながるパターンでした。
要素詰め込み過ぎの感あり
主犯が犯行を始めたタイミングや、過去のシリアルキラーの手口を仔細に再現する理由がいまいちはっきりせず…犯行予告はPC使ったり独自に工夫しているだけに尚更。カラムが複数人のファンを抱えるほどの犯行をしたのかも、冒頭に博士と警官を襲ったシーンからは伝わらず。主人公側のキャラクター二人が相次いで命を落とすシーンもかなり唐突感あり。刑事達の恋愛関係を匂わすプロットの必要性も疑問。ハリーコニックJrの目つきが良かった。
安っぽいありがちなスリラー
古くて安い。
そして人物がバカばかり。
敵もバカでなんでこんなのを捕まえられないのか分からんレベル。
この映画に必要なのは捻った設定じゃなくて堅実なストーリーと演出とちゃんとしたトリックだよ。
レクター博士を殺人鬼と学者に分離・・・
一応、猟奇殺人鬼のサイコスリラーだが早々に犯人や黒幕が明かされてしまうのでミステリー感は薄い。
ただ殺人を見せて怖がらせるだけでは芸が無いと思ったのか、過去の殺人事件をなぞる謎の模倣犯を仕立て不可解な不安をあおるプロット。
登場人物のキャラクターは名作「羊たちの沈黙」をオマージュしたのか事件解決のヒントを出すのはレクター博士(アンソニー・ホプキンス)でなく犯罪学者ハドソン博士(シガニー・ウィーヴァー)、それではまとも過ぎるので死刑執行を待っている殺人鬼ダリル(ハリー・コニック・ジュニア)を絡ませ気味悪さの分を担わせています。ただハドソン博士のパンティを欲しがる変態ですから重みはゼロ。
捜査官はこれまた女性だがジョディ・フォスターよりはとうの立ったお姉さん(ホリー・ハンター)、ただ警察があまり優秀だとすぐに終わってしまうので適度にドジを踏んでくれます。
いよいよ追い詰められたシガニー・ウィーヴァーさん、「かかっておいで!」のエイリアン2の名セリフでしたから、いよいよ本領発揮かと期待しましたが、おいしいところはホリー・ハンターが汚名返上とばかりに持っていきましたね。
ムショの殺人鬼は自伝を出版したらしく、こともあろうか師と仰ぐ変質者がファンレターを送ってくるから妙な新興宗教のような不気味さ、キリスト気取りで使徒が12人居ると豪語していたしラストシーンは明らかに続編狙いでしたね。劣化版「羊たちの沈黙」といった感想でした。
サイコパス・サスペンス
これまでのサイコパス殺人事件をコピーして、殺人を繰り返す事件が発生。その犯人のターゲットとなる心理学者との息詰まるサスペンス。
心理学者を演じるのが、エイリアンで一躍トップスターに躍り出て以来、一線で君臨し続けているシガニー・ウィバー。彼女ほど、危機一髪の状況が、リアルに似合う女優はいないかも…(笑)本作でも、鼻血を流しながらサイコパスと対峙し、正に危機の連続。
サイコパスというのは、常識には疎いが、なかなか頭の回転も良く、尻尾を掴ませないで、警察の捜査を撹乱する事が多い。トイレで彼女を襲い、女刑事が辿り着いたシーンは、よくあるパターンだが、騙された(笑)
また、シガニーの赤い服が、白いトイレの中で際立ち、血液とのイメージも加わり、色彩的な恐怖を演出していた。
しかし、その上を行く、シガニーがとった最後の行動は、予想外だった。サイコパス・サスペンスとしては、よく練られた作品だと思うが、もう少し、犯人像を最後まで隠しておきたかったかな。
犯人像に矛盾
シリアルキラーに殺されかけたことのある犯罪心理学者と市警警察官が、過去の殺人を模倣するシリアルキラーと対決する物語。
シリアルキラーが登場するサイコサスペンスです。「過去の連続殺人犯人達の手法を真似るコピーキャット」という設定は斬新で興味深く感じます。
ただ、その折角の設定(犯人像)がブレているように感じられたのは、とても残念。
複数のシリアルキラーを模倣する犯人なら、犯罪心理学者に執着することは矛盾です。
犯罪心理学者への執着を優先するなら、彼女に危害を及ぼしたシリアルキラーのみへの執着・模倣にした方が説得力が大きく増したように思います。
コピーキャットの方を活かすのであれば、最終的に犯罪心理学者を標的にするにせよ、別ルートを辿るべきでした。
簡単に殺人がなされ過ぎていることもマイナス。シリアルキラーと言われてはそれまでですが、同じようなシーンを幾つも見せられたらゲンナリしてしまいます。
不快に感じたり、見ること自体を苦痛に感じるレベルではありませんが、映画としての完成度は低いと感じた1作でした。
題材は良いけど
キャストがね。シガニー・ウィーバー、嫌いではないがどうしても「エイリアン」のインパクトが強すぎて。特に戦う気の強い役柄だと重なってしまう。こういうの、役者として得なのか損なのか?
映画は、犯人が掘り下げ不足なのでつまらない。怖さも不気味さも感じられない。女性刑事のバディの死も映画の流れとしてつまらない。もっと流れの中で活かせる展開があったろうに不可解。
緩い作品を見る目で見よう
異常殺人犯が出てくるサイコサスペンス映画・・・
なんだけど、羊たちの沈黙っぽいなー。犯人に狙われる女性教授がエイリアンのリプリーとおんなじ女優だ。警察官たち失敗しすぎじゃない?
と突っ込み気味で見てしまった・・・
過去の異常殺人犯になぞらえ犯行を行う殺人鬼ってところは現実味があって恐ろしいなと思ったんだけれどね
『羊たちの沈黙』の劣化版
総合:65点 ( ストーリー:60点|キャスト:65点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:60点 )
『羊たちの沈黙』以来出来た異常者を心理学で分析するという構図を取り入れた作品。ところどころでその影響がみられるが、全体に質感が低い。
異常犯罪者を心理分析するという面白そうな主題だが、どうもそれほど惹きつけられない。犯人は異常者だけど他の異常犯罪者を真似ることに執着するという理由に明確性がない。しかもその犯人は、冒頭で出てきた異常者で逮捕され刑務所にいるダリルと文通したから操られているというのがまたよくわからない。異常者は執着するものに対して異常者なりの整合性がありそうなものだし、自分が大物だと思い込みたいならば自分なりのやり方をすれば良い。ダリルにどう洗脳されどうして彼に共鳴し自己を捨てて彼の言うことを細分漏らさず忠実に実行しようとするのか、その過程をわからせてくれないと自分としては納得できなかった。これだと実行犯よりも手紙だけで人を操れるダリルのほうが全然凄いはずなのだが、劇中の彼にはハンニバル・レクターのような凄みがなくただ個人の異常者。
また実行犯は研究職にありながら、時間的に能力的にどうやって他の女を殺す犯罪を成功させていったのか、その実行力的な部分が省かれていたのも気になった。
赤い洋服を着た女の首を吊るなど映像は部分的には派手で見映えする。だが『ケープ・フィアー』『羊たちの沈黙』に比べて演出が不足なのか、心に冷たさが迫る怖さが欠ける場面も多い。モナハン刑事の犯人に対する態度はどこか他人事でどうも軽くて緊張感が低い。
テレビ放送で観たのだが、かなり短縮されていてこれで余計に物語がわかりにくくなったり迫力不足になったのかもしれない。しかしそれでも正規の本篇をもう一度観ようという気にはならなかった。あちこちで一歩足りない作品なんだろう。
BSテレ東吹替版鑑賞。カットしまくってるなぁ、頭いい人なら分かるの...
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