ゴッドファーザーPARTIIのレビュー・感想・評価
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1と同じか、それ以上に好きかも知れない
デニーロがあまりに素敵で卒倒しそうでした。奥さんはチャーミング、子どもを二人で大事に育てている。そしてイタリア移民同士助け合って気持ちを分かってあげようとする。仲間を困らせる人間には相応しい応酬をする。両親と兄の敵討ちも盛り上がりました。この2を見て1が本当によくわかるので両方見なくては!ですね。1は念願叶って映画館で見ることができました。2も映画館お願いします!
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「午前十時」ありがとう!2も映画館で見ることができました!家で見るのと全然違う。室内の暗さ(マイケルが居るボートハウス内の美しさは極上)、湖や雨の音、曇りがちの空、雪を踏む音、ドアや扉や窓やカーテンの役割が視覚と聴覚に直接訴えてきました。アルに全てを目で伝え指示するマイケルの演技に痺れ、「ファミリー」の二義性がフレッドを通して伝わりました。居場所を求める心優しいフレッドのもがきはマイケルの苦しみと表裏一体で胸が痛くなりました。ヴィトーが家族と共にシチリアに一時帰国した時の様子は、1でマイケルがシチリアに身を潜めていた時期を思い起こさせました。「オレンジ🍊」の役割、赤ワインをコップで飲むなど細かいことを挙げたらきりがない。本当に良かった。(2022.04.08.)
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デニーロ、細くて背が高くて美しかった。顔にほくろがある人が好きなので右頬のほくろが良い!後年のドンの癖もすでに身につけていて(声まで)デニーロの役者根性見せつけられました。パチーノはますます怖さが増して美しい。1の時と顔つきが変わり、眼も美しさは同じなのに変わった。父親とどんどん異なる方向に行かざるを得ない時代の流れの中でマイケルは苦悩しながら冷酷にならざるを得ない。1と合わせて何十回見ても全く飽きないのは原作が素晴らしいから。映画では描かれていない場面や説明されてない事柄もわかるので原作読書も充実です。
三部作で一番良い
総合90点 ( ストーリー:90点|キャスト:95点|演出:90点|ビジュアル:75点|音楽:80点 )
前作の「ゴッド・ファーザー」は、下手なわざとらしさを排した質感の高い演出で暴力組織を描いた言わずと知れた名作である。しかし私には満足できない部分もあって、それはヴィトー・コルレオーネは作品中で最初からマフィアの首領であったことだった。これほどの男がどのように誕生しどのように成長したのか・どのように組織を作り上げたのかが全く描かれていなかった。彼の存在を知ると彼の背景にどうしても興味がいく。
今回はそのヴィトー・コルレオーネの若き日々が描かれる。しかも彼を演じるのは若きロバート・デ・ニーロ。衝撃の逃亡生活と、米国での生活がわかった。行動力と胆力と知力で堅気から犯罪者・実業家へとだんだんと街の顔役にのしあがっていく姿が見て取れる。喋れないイタリア語をわざわざ役のためにイタリアに赴いて習得して喋り、前作で同役を演じたマーロン・ブロンドのしゃがれた喋り方に徐々になって貫禄がついていく姿がデ・ニーロの流石の凄さで、数あるデ・ニーロ出演作の中でも特に出来が良くて気に入っているものの1つ。親切な友人に絨毯を貰いに行くのは三部作で唯一滑稽な場面で、これも気に入っている。
そして現代のマイケルの話は複雑で、誰もが嘘をつき自分がのし上がろうとしていく。何せ登場人物も多いうえに彼らがそれぞれ本音を隠して適当なことを言うから本当の状況を把握するのも苦労するが、それをいったん理解しながら観ると良くできている脚本の優秀さに気が付く。
その嘘を見破りながら一家を率いるマイケルの冷静で冷酷な能力と判断力、そしてそれが故に一家が生き残りながら家族を失う孤独と哀愁の漂う姿にしんみりとする。彼は彼の立場から一家と家族を守りたかったのだ。これは暴力組織の話だけでなく、家族の話だったと思わせた。
大概の場合、連作は第一作目が一番面白くて二作目以降は落ちるものだ。しかしこの作品は名作であった一作目をさらに上回った稀有な作品。三部作の中でも一番良かった。
父に近づかんとしようとするが一向に離れていく。 マイケルの髪を触る...
And Then There Were Few
Part Iと補い合うような作品でした。どちらを先に観ても良さそうですが、本作の方が、完成度が高いと思いました。
MamaやClemenza, Tessioの若き頃の役者に、Part Iの役者の面影があるような人達をちゃんと選んでますね(^。^)。DeNiroがBrandoのしゃがれ声を上手く真似ていました。
Vitoの悲しい生い立ちや、揉め事を上手く収める能力に長けていた彼がNYで頭角を表す過程が描かれています。家族と友人の生活を守ることを優先して組織を固めてきたVitoに対し、ビジネスとしての組織を守るために家族や長年の仲間をも犠牲にするMichaelとの対比が素晴らしいです。大家族に誕生日を祝ってもらう晩年のVitoと、木枯らしが吹く中、一人物思いにふける晩年のMichael。Familyとは何なのか、血縁と情とビジネスが絡みあう世界で悩んだ末、Michaelらしい最後のシーンだと思いました。
Vitoの誕生日パーティ前のテーブルを囲む回顧シーン。兄弟達の特徴が非常に分かりやすいです。導火線の短い長男Sonny、気弱で優しい次男Fredo、養子故に一歩引いて常に客観的かつ冷静なTom、兄達に押され気味で発言権のない末妹Connie、そして昔から何でも自分で決めたい三男Michael。このシーンを最初に観ておけば、Part Iの理解が深まるかなと思いました。
Al PacinoのイケメンぶりはPart Iで観ていたけれど、若きRobert DeNiroがシャープでびっくり、すごくイケメンだった…。いや、今もお二人とも渋くて格好良いです。あ、Robert Duvallもね(^^)。
父と子。残酷な運命の対比。
存在感!
パートⅠと基本構図が同じ
オープニングのシークエンスが結婚式。その式が行われている屋敷の奥では、ゴッドファーザーへの忠誠が誓われている。
これはパートⅠと全く同じ構図である。違いはと言えば、パーティー会場に流れる音楽が、パートⅠではイタリアの土俗的なものだったのに対して、時が流れたパートⅡではダンスのための音楽がアメリカナイズされていることである。
これは、この作品では、彼らファミリーのアメリカ社会への浸透ではなく、アメリカというもののファミリーへの浸透、つまり、彼ら自身のアメリカナイズが描かれることの宣言であるかのようだ。
変奏曲。パートⅡのパートⅠに対する位置づけを一言で表わすならばこうであろう。
パートⅠと同様、追い詰められ危機に陥ったマイケルがとった戦略は、連携した敵たちを同時に殲滅するというものだった。
主人公のマイケル・コルレオーネは、父の辿ってきた道に思いを巡らす。これは、ロバート・デニーロが父ビトーを演じるセピア色の部分に限らず、現在進行形のマイケルの物語においても彼の心中にあるのものは常に父親への想いである。
ファミリーとしての信頼、結束が崩れていくのは、果たして父とは時代が異なるからなのか、それとも自分と父の力量の違いによるものなのか。マイケルはその逡巡から離れることは出来ない。
糟糠の妻、実の兄、子供のころから信頼してきた者たちによる裏切り。これに対して冷徹に対処すれば自分の周りには誰もいなくなってしまう。
皮肉なことに最後に傍に残ったのは、二度目の出戻りをしてきた不肖の妹ひとりである。
4.8
ゴッドファーザー partII がマフィア映画史上最も優れた作品だろう。
ぼくの中でもゴッドファーザー partIIは1位2位を争う映画。
1作目のときにNo. 1と言ったがそれを上回ると思う。
1作目がヒットした映画の2作目は大体、駄作と言われるか、もしくは成功するかの2パターンに分かれると思う。
トイストーリー2やターミネーター2は大成功した例だが、ゴッドファーザーpartIIは間違いなくダントツ。(そのかわり3作目が。。。)
若い頃のビトーとドンを継いだマイケルの話が好対照に描かれている。
一代で大物になり家族を守ったビトーに対し、マフィアのドンとしてすべきことをし家族を失ったマイケルの2人の物語が上手い具合に交錯して、物語が展開する。
決してハイテンポの映画ではないのだが、常に緊張感があって時に興奮させられる。
2つの話が同時進行するし、前回よりも登場人物が複雑なのでよりわかりにくいことが多い。でも2回も見ればちゃんと理解できるし、ネットで解説を見ればよくわかる。
ゴッドファーザーはマフィアの映画であることは間違いないのだが、主なテーマのしては愛とかものすごい壮大なものだと思う。
だからこそ普遍的に存在して、ある人にとっては哲学でもある。
確か『ユーガットメール』では「大切なことはゴッドファーザーにある」とトム・ハンクスが言っていた。
若い頃のビトーがファヌッチを殺した後、人混みの中を歩く、横に流れるシーンがなぜか印象的。いつもあのシーンを思い出す。
アンパチーノやダイアン・キートンもすごく良かったが、ぼくはデニーロがすごく好き。
なんだかクールでかっこいい。
やはり人望というものは畏怖と尊敬のミックスなんだと思う。結構いい人だけど、ちょっとやばい、という具合がちょうどいい。
親しみやすけど頼もしい。恐れ嫌われずにナメられない。
つまり人望とは畏敬のこと。
ロバート・デニーロかっこいい、、!
前作に引き続き見ましたが相変わらず重圧感のあるマフィア映画。
陰影の使い方もよく工夫され、マフィアの恐ろしさがよく表現されてた。
ロバート・デニーロが若き日のドン・コルレオーネを演じててとてもよかった。
最後の方どんどん悪い方向に進んでいくマイケル、、、奥さん殴って子供だけ引き取ったり、お兄ちゃん殺しちゃうし、、、
続きが気になる!!どうなるマイケル!
*実際の歴史を知る事の面白さが魅力*
こんな最高の作品があるだろうか。
最早文学。
この度はクライムファミリーコルレオーネの歴史と現代へようこそと言う感じ。
Part2は続きと思って観るよりも、実在したモブスターの知識を得てから鑑賞する事で一気に面白味を増す。
マイケルの洗練された姿は、まさに苦悩の塊そのもの。品位と重たい存在感が備わっており、むしろここまで圧倒するキャラクターは映画らしいといえばそうだ。
さらにマイケルの父親の若かりし頃をデニーロが演じているが、何と言う格好良さだろうか!
Part2の面白味は、「マイケルがいかに強いか」と言う点にあるのではと思う。
まず、明らか過ぎるマイヤー・ランスキーをモデルにしたハイマン・ロス。ランスキーが言ったとされる台詞までロスに言わせる始末だ。実際に国を転々とするも受け入れてもらえぬランスキーだが、そんなところまで忠実にロスは演じている。実際のランスキーは、殺されてはいない。そのはずである。マイケルは?容赦なく殺すのだから、最早その世界では無敵のような強さだ。ランスキーは、その世界でもナンバーワンとも言われたルチアーノの右腕のような人物だった。映画などでは時々、英語の会話の方(字幕でなく台詞)で、名前を耳にする事もある。「マイアミの大物」といえばこの人だった。
そしてロスは、マイケルに対し、昔自分の友人を消されたと言う話をする。ランスキーの仲間だったベンジャミン・シーゲルについて言っている。
なんて「明らか」な人物だろうか?
笑ってしまう。
この辺りは映画ランスキーやモブスターズなどなどで観られるだろう。
実在の人物を知った途端、別の面白さを引き出すのがPart2だ。
マイケルは、当時のクライムファミリーの歴史の流れとも一致した行動をとる。
バグジーがきっかけとも言えるラスベガスには続々とファミリーが進出したし、コルレオーネファミリーも行く。
ここでは出てこないが、キューバ革命の前に、CIAがモブスターらにカストロ暗殺を依頼したと言う話も有名だ。
さらに、なんとか委員会を思い出させるシーン。マイケルも呼び出されて尋問される。ああいうのが実在した時代、内部の揉め事から、コーザノストラの実情をベラベラと発言した構成員もいた。
Part2は、そう言う歴史を追って実際の出来事を思い出させる内容にもなっている。
なるほど、コルレオーネファミリーは、いかに強いか。それが嫌というほど感じる。同時にマイケルの冷酷さも完璧過ぎていて、理解不能な人物だ。だけどそれが良い。マイケルは、徹底して排除する点で冷たいが、物凄いストレスも感じているのだから。こういうキャラクターは本当にいい。マイケルは決してブレる事がない。
実在のシチリアのコルレオーネファミリーはその他同業者もだが、メディアや本に触れる限り本気で洒落にならんも
のだ。(もちろんマイケルの話とは無関係)クライムムービーは、本当に映画だからこそ魅力だ。
ラストの想い出の一場面が良い。
再びそこでPart1に返ってしまう。
前作を見てこの作品の良さが、この作品を見てこそ前作の真髄を知れる。...
最強の続編
言わずと知れた不朽の名作『The Godfather』の続編。枯れる所か正に水を得た魚の如く溢れ出る idea を漲らせ、再び最強の布陣により産み落とされた今作は“最強の続編”となった。
Corleone family の黎明期(Vito の成長~Godfather 誕生)と新たに Godfather となった三男 Michael による family の成熟期を交互に描く事で、発展に伴う energy の力強さと、肥大化して行く family 運営の難しさが浮き彫りとなる。洗練されて行く時代の流れへの対応を迫られながらも更なる野望に駆られる Michael の苦悩は想像を絶する重さである。と同時に Michael の決断に深い傷を負う家族/同胞(=family)の悲哀も悉く重い。Michael の冷徹さばかりが際立ち、それとは逆に Vito の器の大きさや温かさが family の心の支えに なっているのが何とも歯痒く切ない。
劇場で観るのが2回目、自宅で観た回数は数知れないが、観る度に傑作の名に恥じない(恥じる訳がない)奥深さを味わい、理解を深める悦びに悶える。
やはり劇場で観るのは良い。映画の醍醐味を痛感させてくれる その輝きは、永遠に翳る事はない。
part1を必ず見るべき
他の映画の場合別に前作を見なくても楽しめるかもしれないが
ゴッドファーザーはpart1を見ないと、この面白さが分からない
それどころか意味不明であろう。
アメリカの社会を牛耳るマフィアの姿を描いた傑作
前作同様に素晴らしい脚本、演出、役者の演技であるが
part2は、よりバイオレンスであり、悲しみが強く表現される
またヴィトーの若かりし頃の描写は英雄的であり痛快
二つの異なる時代が交差しながら展開されるのも効果的だ
まさしく監督の意図したとおりの効果が現れている
part1同様に象徴的に扱われる「扉を使うシーン」も注目である
非常に長い映画であるが、まったく飽きずに見ることが出来る
本当に素晴らしい映画
part3も面白いが、part2を見てからしばらく経ってから見たほうが
面白いかも知れない
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