「若きヴィトーが裏社会で成功していく高揚感と対比してどんどん孤独になっていくマイケルの姿が善悪を越えて哀切。映画としても前作と比較して完成度は高まったが詩情は薄れた。」ゴッドファーザーPARTII もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
若きヴィトーが裏社会で成功していく高揚感と対比してどんどん孤独になっていくマイケルの姿が善悪を越えて哀切。映画としても前作と比較して完成度は高まったが詩情は薄れた。
①恥ずかしながら今年の「10時からの映画祭」で初めて鑑賞。若い頃はこういうギャング物(日本で言えばヤクザ映画)というか暴力描写の多い映画は避けていたが、この歳になると、そういうジャンルに関係なく『(あー、“映画”だと言える)映画』を観れるのが本当に嬉しい。“映画”って良いよな、とホントに思う。②『ゴッドファーザー』に比べフランシス・フォード・コッポラの演出力は上がっていると思う。これだけの長尺なのに少しもだれないのは凄いと思う。映画としても滑らかになっている。③物語は、全米有数のマフィア組織にのしあがり更に拡大すようとする(ドン・マイケル・)コルレオーネ・ファミリーとそれを潰そうとするユダヤ系マフィアとの攻防戦をメインに展開していく。もう、パパ・ドン・ヴィトー・コルレオーネのやり方(や時代)とは異なり、
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