ゴッドファーザーのレビュー・感想・評価
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不朽の名作はいつ観ても重厚感
お恥ずかしながらなんだかんだ初めてしっかり観た気がするが納得の名作。配信でも価値は衰えない。3時間でも間延びせず見応えあり。
マーロン・ブランドは渋くてイケダンすぎる。
これから成長していくアル・パチーノも楽しみで続編も気になる。
いつの時代も家族の絆は普遍。血の繋がり関係なく心で結びつく男の愛情はかっこいい。
死ぬまでにみたい映画の一つ
有名すぎる作品をまだまだ観ていない。
ゴッドファーザーもその一つ。
ピース又吉も、YouTubeの渦で、なるべく早く観た方がいいと言っていた。本人も「どうせ映画好きにしかわからないこだわり映画の類だろう」と敬遠していたけど、みたらめっちゃおもろいやん、なんでもっとみんな早くみた方がええでって言ってくれなかったんやろ、と話していた。
お気に入りに入れっぱなしで、ようやく見られた。
映像がすごい。その時代の雰囲気、街並み、そうとう作り込まれているはず。印象的なシーンがたくさんあった。
華やかなパーティーのシーンと裏の世界とのギャップもいい。裏とはいえ、何か暗さを感じさせない。
マーロン・ブランドの貫禄がすごい。
男が惚れる男の雰囲気。
名付けられた子供たちが慕うのがわかる。
瀕死からの生還ののち亡くなるのも、監督が描きたかった姿なのかな。盛者必衰。
これ、一発勝負かな…撮り直しできないよな、というシーンもあったり、映画ってすごいな、と思わせてくれる。クオリティの高い作品ってなんでできるんだろ。監督やスタッフのセンスが羨ましい限り。コッポラ監督、32歳ですか…
マイケルが一目惚れして結婚してしまうとか、しれっと元カノに戻るとか、無しだなぁというのは野暮かしら。
抗争による抗争が、この後も続いていく予感を残して終わる。追われて追って、裏切り裏切られ、現実にその渦中にいたら耐えられないな。
大変な世界。
マフィア(ヤクザ)は鼻くそだ
まず先にマフィアへの見解をのべる
マフィア映画は今まで避けてきたし、今作が初めてのマフィア映画だが、やはりマフィアは鼻くそである
おそらくどの映画でもマフィアの世界はかっこよく描かれ、男尊女卑の憎い世界と人殺しによる私欲で成り立っている
そもそも、家族とは仲良くし、外とは対立するという構造が男としてださい(当本人たちはかっこいいと思っているんだろうが)
家族内での仲間割れは決して許さず、血の繋がっていない人は平気で殺す
そのくせ妻達には仕事に口をだすなと言い、傍若無人に振る舞う
外との対立について、困ったらとりあえず殺しをするので、結果的に全員死ねばいんじゃね?としか思えない
とりあえず殺すという発想もまた鼻くそ程度の脳みそしかないと思うのだが(殺しを仕事と述べるあたりに虫唾が走る)
相続についても、家族や息子だからといって仕事を立場を続かせる行為がまず古いし幼稚である(この映画自体古いのであれだが)、本当に優秀なパートナーや後継者はそうではない
しかしこの映画は、そんな鼻くそどもをかっこよく見えるように映し、マイケル同様、こんな世界でもその中のルール上でのし上がらなければならないと思わせるようになっている(登場段階ではマイケルはこっち側の人間になっているため、感情移入しやすいあたりがまた上手い)
殺す行為について、本人達に殺しの罪悪感は当然ないので、
結果的に家族が殺されても悲しみはない
ヤクザの頭の悪さはここにある。
大切にしているはずの家族は、自分の行為によって気薄な存在になっており、結果的に何が欲しくて何がしたいのかわからなくなっている
歌手を力ずくでものにする行為について、結局、ファミリーの取り巻きは暴力に怯えて(人殺しされるのを恐れて)支えているだけであり、このファーザーとやらに本当の意味でのカリスマ性はない
マフィア間のやりとり、探り合いについて、スパイかどうか、敵か味方かの判断に対する根拠が乏しいと感じた。理由もなく、こいつは敵だと考え殺しをしたり(ほとんど敵の場合が多いが)など、この映画で描かれている戦いは頭脳戦ではなく、ノリと感である
ビジネスはやはり、身内のみならず、他の組織との競争と共存にある
マフィアやヤクザを良きことと謳わず、鼻くそのように描く映画を今後観てみたい
名作には、年相応の感じ方がある
マイケルの女の趣味の一致
Amazonプライム鑑賞も、今まで映画館も含めて何十回観ただろう?
本物
面白い
不朽の名作です!
星5つを躊躇なくつけられる奇跡の作品
現代でも光る重厚なストーリー
この映画を見なかったら損
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