「表と裏、聖と俗、残虐と洗練、高揚と悲哀、家族想いと血の掟」ゴッドファーザー ださいはずのさんの映画レビュー(感想・評価)
表と裏、聖と俗、残虐と洗練、高揚と悲哀、家族想いと血の掟
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私の映画ベスト1
これまで3回観ている。観るたびに気づきがある。情景に隠れていた内容も見えてくる。
冒頭の結婚式のシーンも長い時間掛けてあるが、女性たちの下卑た会話が後の伏線になったり、その時のドンに依頼ごとをして忠誠を誓った者が後からファミリーに恩に報いたり、様々な要素が詰まっている。豪華で盛大なパーティーの裏で同時に様々な物語が並行して進んでいる。
パーティーに潜む物悲しさも感じられる。
ファミリー間の対立構造なども、何度かこの作品を観返すことで理解できるようになった。
最後の洗礼式の裏で進む復讐の殺戮は、表と裏、聖と俗、残虐と洗練、高揚と悲哀の極致のシーンである。
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