荒野の用心棒のレビュー・感想・評価
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イーストウッド=山田康雄以外は考えられない!
黒澤明の「用心棒」を西部劇風にリメイク(無許可でのリメイクですが)でイーストウッドの初期の代表作を初めて観ました。
特に初期の頃から現在までの目つきは変わらずの鋭さだなと思いました!
そして山田さんの声は子供の頃に観たルパンの声だけかと思いましたがイーストウッドの声でもダンディさは出てました。
※山田康雄の没後の公認声優は勝手な事かと思いますが2代目ルパンの栗田貫一でも聴いてみたいです。
定番はさすがに定番
さすがにお話はお墨付きなので、あとはどう演出するかですが、カメラアングルや切り返しのタイミングまでマンマ真似してるところが多々あって誇らしいというか呆れるというか、
しかしのちの巨匠、大俳優の萌芽は十分に感じられませす。
何といってもタイトルバックのダサさにしびれます。
マカロニウエスタンの割に筋が凝ってる
音楽のエンニオ・モリコーネの伝記映画をきっかけに鑑賞。多分1回は観ているはずだがジュリアーノ・ジェンマとかフランコ・ネロとかの作品とゴッチャになって明確な記憶は呼び起こせず。マカロニウエスタンって派手なガンアクションだけでストーリーは大して無いイメージだったが、それなりによくこなれている……と思ったらこれ黒澤映画の本格パクリ映画なのね。当然そちらの方が面白いのであろう。ただ改めてモリコーネの音楽は素晴らしいと実感。こんなに多くの曲調を1人でよく紡ぎ出せるものだ。
若きイーストウッドの躍動感
赤と黒と白のオープニングが良い。これだけで楽しみになる。この時代の映画は、こういうところに工夫とお金を使っている感。
本編は若きイーストウッドに尽きる。クールで精悍、寡黙で機敏なガンファイト。監督・音楽・主演とマカロニ・ウェスタンの金字塔だね。
クロサワ「用心棒」の盗作騒ぎもあったそうだが、そもそも黒澤作品も西部劇っぽいし、この作品は明らかにリスペクトも感じられ、ガタガタ言うなよ、と。三船敏郎版を観たくなる。
この映画の音楽を聴くと
「迷宮グルメ」が出てきてしまうのですが。って、この映画の制作は1964年、もちろんこの映画の方が先だし、「迷宮~」はオマージュで使用しているのですよね。しかし「迷宮~」で食材を投入するときの銃声も、このテーマソングからきていたのだなー。
あまりにも有名な映画ですが、観た記憶がはっきりせず、正直今回が初見の感覚で見ました。クリントイーストウッドが若いですね。当時34歳。Wikipediaによると、この映画、当初ヘンリーフォンダを起用する予定だったそうですが、それではまるで違った映画になっていたでしょう。ヘンリーフォンダが演じていたなら彼が今まで演じてきた役柄から観客は最初からこの流れ者がいい人であることを確信した上で映画をみることになりますが、クリントイーストウッドが演じることで一筋縄でない流れ者である印象を受けます。
正直、働き手の男性がほとんど殺されてしまった町でどうやってみんな生活しているのか不思議です。棺桶屋には誰が支払ってくれるのか?なぞです。しかしこの映画はあまり深く考えないで見るのが一番。痛めつけられた主人公が復活して敵の前に現れるときの演出、まるで劇画だよなーと思いながら、でも、良い。最初に主人公が着ていたポンチョ、また突然ラスト主人公が着て現れます。それにはちゃんと理由があるのですが、それまでちゃんと取っていたのですね。
この映画は「用心棒」のパクリだそうですが、オリジナルは見てません。でも世界的にヒットしたということはこの映画を制作した人たちが単なるパクリに仕上げなかったからでしょう。やはり才能がある監督と才能がある作曲家と才能のある役者の出会いのケミストリーからこの映画は生まれたとおもいました。
全てはここから始まった(サンプリングが)
さすがにベストマカロニ!とはいかないがもうここから始まったのだし、これでもかとエッセンスが詰まっているのでなるほどと観賞。
あまりに用心棒であまりにマカロニなので困るけど、これを始めて観たらそらぁびっくりだしハマるよね。
ラスト10分の決闘シーンを見逃すべからず
本作が黒澤明監督の「用心棒」のplagio(盗作)であろうと今さらどうでもいい問題。
riavvio(リブート)作品として、作品そのものに観るべき価値があれば全て良し。
Ennio Morriconeの物哀しい旋律が、荒れ果てた町の虚無感を無言で表現している。
ストーリーは呆れるくらい「用心棒」とうり二つ(だから盗作と言われる訳だ)。しかし、C. Eastwoodの一匹狼の用心棒の佇まいは、三船敏郎のそれとは異なる世界を表現している。
圧巻はラスト10分の決闘シーン。
マカロニウエスタンのベーススタイルを作り、本場アメリカの西部劇にも影響を与えた作品として納得のガンファイト。「本家」とどっちが好きかは観る人のお好み次第。
映画の歴史を変えた盗作!?
無許可で製作された、黒澤明の『用心棒』のリメイク作品。
いろいろと問題はあるものの、この作品のヒットにより、マカロニウエスタン(イタリア産ウエスタン)が大ヒット。
さらには、映画界にイーストウッドとエンニオ・モリコーネが名を轟かせるきっかけとなった。
この作品が無かったら、イーストウッドとモリコーネが世に出なかったかも…
そういう意味では、映画の歴史を変えた作品と言っても良いだろう。
ストーリーは、黒澤明の『用心棒』をほぼそのまま西部劇にしただけ。面白く無いわけない(^^)b
結局、黒澤明は凄いってコトだわな(^o^)
荒野に現れた旅人が町の悪人どもをやっつける西部劇
荒野に現れた旅人が町の悪人どもをやっつける西部劇。主人公の早撃ち射撃シーンなどの活躍は見ていて爽快。話はテンポよく進み、自然とストーリーに引き込まれていく。物語自体は ありがちな内容だが、要点を押さえた つくりは見事。安心して人に勧めることのできる作品。
敗訴までした黒澤作品の究極まるパクリ映画(らしい) 私め、浅学ゆえ...
敗訴までした黒澤作品の究極まるパクリ映画(らしい)
私め、浅学ゆえオリジナルを知らんのです。
この際、許してやってください。イーストウッドファンのお願いです。これなくして、イーストウッドは成り立たんのです。
冒頭のモリコーネの音楽でもう名作。そしてなんといってもイーストウッドがかっこよすぎ!
散々ボコられた後のラスト対決、登場の仕方からもうたまらん!
パクリでもいいもんはいいのです。ほんと許してやってつかーさい。レオーネ監督もまだ未熟だったんです。いいじゃないですか、かえって黒澤作品の名を高めた訳でもあるし。
親父が見てるのを横目で見て、イーストウッドにシビレていったんだろうなあ。あんまり記憶にないけど(笑)
イーストウッド西部劇の傑作
面白かった。
冒頭、イーストウッドが町へ入ってきた時の3者の視線の交錯によって緊張感を演出している部分で引き込まれる。
イーストウッドの監督した作品は好きになれないものが多いが、このような主演作品も同じような嫌悪感を感じる部分がある。これがアメリカの男性中心的な価値観というものなのだろうか。どうも、そこに現れる女性はあまりにも男性に従属的であると同時に、男からの尊敬されるに足る男性には女性との幸福な生活は許されないという価値が支配的にみえる。
ただ、このような思想的な背景を気にせずに活劇の進行を追っていくぶんには非常に楽しめる西部劇の傑作だと思った。
バックトゥザフューチャー
マカロニウエスタンにアメ公が殴り込み!
孤高のカーボーイ、クリント・イーストウッドと対峙するのは
「夕陽のガンマン」でもお馴染みジャン・マリア・ボロンテ!!!
僕が 悪役者として最も尊敬する俳優さんです。
とびきりのクズ野郎なのに 衣装の着こなし風格がカッコよすぎなんです!!
クリント・イーストウッドについてはもう 言葉が追いつかないほどのカッコよさ
余談ですが、BTTF2で何度も見たあの名シーンを見れたことが嬉しかった
これを見ればPart3が百倍面白くなりますよ
いわくつき、だがおもしろい
盗作ということだが、ある意味、オリジナルを見たくなったし、むしろおもしろかった。
とはいえ、ちょっと盗作は許せない気持ちはあります。
それにしても、これ、悪役がわかりやすいですね。なんていうか見るからに悪役な感じだし、憎悪感もちゃんとある。当時見ていたらこれほどスカッとする作品はなかったろうな…。クリントイーストウッドにも痺れた。
緊迫感もなかなかあったし、音楽の盛り上げ方もテンションが上がりました。
西部劇は『許されざる物』『ジャンゴ』とかしか見たことないけど結構好きそうなジャンル。見る幅を広めたいと思っていた自分にはちょうど良い作品で見て良かったです。
未見の方はぜひ。
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