皇家戦士

劇場公開日:

解説

愛する妻子を殺害された日本の敏腕刑事と香港の女刑事が組んで犯人を倒す姿を描く。製作はジョン・シャム、エグゼクティヴ・プロデューサーはディクソン・プーン、監督はデイヴィッド・チャン、脚本はサミー・ツァン、撮影はウォン・マン・キット、マ・チャン・ウァ、音楽はロメオ・ディアズが担当。出演はミシェル・キング、真田広之ほか。

1987年製作/香港
原題または英題:Royal Warriors
配給:東映
劇場公開日:1988年2月11日

ストーリー

香港警察の美人捜査官ミッシェル(ミシェル・キング)は、久し振りの休日を東京で楽しんでいたが、偶然殺し屋に追われている若者を助けた。彼女が倒した殺し屋こそ、香港警察が指名手配中の「殺人兵団」の一味であった。翌日、香港に帰るミッシェルの乗った飛行機に、その殺し屋を護送する刑事、美人に目がなく少々お調子者の航空警察のマイケル(マイケル・ウォン)、そして無口な日本人青年が同乗していた。水平飛行に移った時、殺し屋の仲間達が刑事を殺し、機はハイジャックされる。マイケルはいつの間にか伸びてしまい、応戦するミッシェルを助け殺し屋達を倒したのは例の日本人青年だった。彼こそ退職した敏腕刑事ヤマモト(真田広之)であった。香港空港のロビーでは、息をふきかえしてちゃっかりVサインを送っているマイケルを含めこの3人の英雄を取材しようとゴッタ返していた。同じ頃、ブラウン管に写った彼らを憎々しげに見ている男が一人いた。「殺人兵団」の首領スランダーである。「仲間の仇を必ず取る」と憎悪に燃えるスランダーの復讐の魔手は先ずヤマモトに伸びていった。彼は愛する妻ユキコと幼い娘の3人で平和な生活を送ろうと香港に来ていたのだが、その妻と娘を乗せた車が爆破される。犯人を追うヤマモトとミッシェル。凄まじいカーチェイス。だがミッシェルの車は破壊されてしまい2人とも命に別状はなかったものの追跡は失敗する。スランダーが次の標的にしたのはミッシェルであった。オトリとしてマイケルが捕らえられビルに吊り下げられた。危険を承知でやって来たミッシェルを救う為、マイケルは自らロープを切ってビルから落下して行った。悲しみと怒りの絶頂に達したミッシェルは、香港警察が組織を上げて「殺人兵団」一味を逮捕するという記者会見の席上、「私の手で捕えて、一人残らず殺してやる!」と憎しみをこめてつぶやく。一方、ヤマモトも今や復讐の鬼と化し、密輸船に乗り込んでマグナム銃を手に入れ、秘かにスランダーのアジトに近づく。ミッシェルも最新式の装甲車に乗り込み死を覚悟でアジトに向う。スランダーの方も強力な兵器を揃えて待ちかまえている。長い壮烈な戦いが始まろうとしていた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

3.0ビッグバン・ベイダーは「皇帝戦士」 …関係ありません!

2024年12月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

今、我が家の最寄のショッピング・センター入口に、ミシェル・ヨーが起用された国連の交通安全キャンペーンポスターが大きく掲げられている。彼女は国連UNDP親善大使だそうな。 WOWOWの「オスカー女優ミシェル・ヨー特集」にて初鑑賞。 ミシェル・ヨーの主演第2作とのこと。 真田広之が共演。 (真田広之も妻役の仁和令子も中国語の声優が吹替えしているから、逆に日本語の台詞がたどたどしい) 物語は代々木公園脇の歩行者天国から始まる。 〝竹の子族〟を楽しげに見物している少し垢抜けない女の子が、若き日のミシェル・ヨーだった。 さっそく代々木体育館前でドスを振り回すヤクザを相手にカンフーアクションを披露する。 ミシェル・ヨーはカンフーの経験はなく、バレエで鍛えた身体能力でカンフーの殺陣を覚えたというのだから凄い。 ここでヤクザたちに追われていた蕎麦屋の息子は、本編に全く関係ない…。 ミシェル(役名もミシェル続きを読む

コメントする (0件)
共感した! 0件)
kazz

3.5若き日のミシェル・ヨー

2023年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

日本から香港にやってきた刑事(真田広之)と香港警察の女性刑事(ミシェル・ヨー)はハイジャック犯を機内で殺したことから、その仲間に狙われる。 日本の刑事は目の前で妻と娘を殺され復讐を誓う。 女性刑事はお調子者の男性刑事につきまとわれ、うっとおしい。 ふたりともアクションは素晴らしく、見ていて惚れ惚れする。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
いやよセブン

4.0真田広之、渾身のアクション。

2020年4月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

テロ組織に狙われた香港と日本の警官の物語。 ミシェール・キングと真田広之共演のアクション映画。 格闘アクション、ガンアクションについては、派手さはないものの迫力については素晴らしい出来栄えです。ジャッキー映画とも比較出来るレベルだと思います。 真田さんは、「アクションに拘らず」とのスタンスだと思いますが、この映画を観るともっとアクション映画に出演して欲しかったと強く思います。 設定もストーリーも悪くはないと思います。しかしウェットな演技は酷い出来です。演技力というよりは、演出の拙さでしょうか。残念です。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
よし