劇場公開日 1989年12月9日

「男性必見のラブロマンス」恋人たちの予感 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0男性必見のラブロマンス

2014年9月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

怖い

公開当時とテレビ、DVDと5回以上は観てますが
TOHOシネマズの企画で再度映画館で観られて嬉しかったです。

なんと言ってもこの映画を映画史に残る作品にしたのは
メグ・ライアンのあるシーン!!
今では定説になっているけれど、
この映画の作られた当時では
男性の思い込みをあざ笑うかの様なこのシーンは
まさに多くの女性の「してやったり!」と言う
快哉の声が映画館に溢れたんだじゃないかしら!!

主人公のハリーを演じるビリー・クリスタルは
大してカッコイイ訳でも無い上に、割と無礼な奴で
正直ラブロマンスの主人公にはあまり向いて無いし
ヒロインのメグ・ライアンも見た目は可愛いけど
性格的にはめんどくさいタイプ。
でも、だからこそこの映画は11年も友達でいる事に
リアリティーを感じさせるのかな〜〜
もっとお互いカッコ良くて良い奴だったらサッサと
恋人に落ちてしまってる。(笑)

アメリカのこの手のラブコメは割と男女どちらも
ちょっと一癖ある者同士のぶつかり合いが多いですね。
それは観てる観客側も現実には有り得ない美男美女ばかりの
ご都合主義な恋愛にはもはや感情移入出来ないから。
ちょっと一癖ある者同士でもお互いが素直にぶつかり合う事で
お互いが理解し合い成長して幸せを掴む。
それこそリアリティーのある恋愛。

そういう生身のぶつかり合いが恐くて今はみんな
恋愛弱者になってる気がする。
特に若い男性に観て欲しいな〜。
恋愛はめんどだけど面倒だからこそ
達成感や信頼感があるってこと。

楽しい映画です。セリフをしっかり噛み締めて〜〜

星のナターシャ